サントリースピリッツは今日、シングルモルトウイスキー<山崎 55年>を、100本限定で抽選販売すると発表致しました。55年・・・12年ですら入手困難となっていて、例え入手できたとしても価格が以前からは考えられないぐらい上昇しているというこの時期に・・・出してきましたか・・・いや、出すなら今しかないのは分からなくもないですが。
55年物となりますと、前回の東京五輪開催年の昭和39年以前に仕込みました、酒齢55年超のモルト原酒のみを使って造り上げているという事になります。気になるその価格は・・・700ミリリットル入り瓶で税別価格300万円!税込みですと330万円(**)サントリーにとりまして最高酒齢の商品となりまして、一応建前上は「ブランドの情報発信のために製造した」という事になっております(^^;)
サントリースピリッツ社執行役員の鳥井ウイスキー事業部長は、発表会見の今日が創業者・鳥井信治郎氏の誕生日である事に触れまして、「100本しか届けられない心苦しさもありますが、<山崎>は思い入れ深いブランドであり、私どもが考える相応しい価格をつけました」と自信を見せております。まぁ1本330万円とはいえ、100本限定なら即完売するでしょうからね。
<山崎>といえば、以前<山﨑 50年>が発売された際にも大きな話題となりました。<山﨑 50年>は、700ミリリットル入り瓶で100万円でした。2005年にまず50本限定で発売されまして、圧倒的な希少価値に即完売&再発売の需要が高まりまくり、2007年に更に50本、そして調子に乗って2011年には150本がそれぞれ販売されました。いずれももちろん即完売でしたがね。
<山﨑 50年>・・・さすがに100万円出してサントリーの掌に踊らされて買う気にはなりませんでしたが、実は僕は飲んだ事があるのです(^^)BMを開店してそんなに経っていない時でしたから、今から15年ぐらい前でしょうか?旅行で京都に行きまして山﨑蒸留所に行った時、サントリーの現地担当者に一般の方達は入れないところに色々と案内していただいたのですが、その時<山﨑 50年>の試飲もさせていただいたのです!
確か一般の方達にも15ミリリットルを5000円で提供していたのですけれどね。僕は無料でいただいたわけですが、その時はまさか<山﨑 50年>を無料で飲めるとは思っていなかったのでサントリーの方に感謝致しました(^^;)でもよくよく考えてみれば・・・<山﨑 50年>を15ミリリットル5000円って・・・安いですね!700ミリリットルで100万円って事は、1ミリリットル換算約1428円ですので、15ミリリットルですと2万円を超える計算ですから。
現在も提供しているのか調べてみますと、もともとテイスティングカウンター向けの<山﨑 50年>は数量が限られていたため、現在は提供を終了しているそうです。希少なウイスキーをテイスティングできる場所は少ないので、少量だけでも楽しんでもらう機会を提供するために当時は扱っていたのだとか。味につきましては・・・僕個人の意見ではウイスキーってあんまり寝かせ過ぎても良くないんだな、と感じましたけれど(^^;)
現在山﨑蒸留所のテイスティングカウンターで提供されている酒齢の高いウイスキーは、<響 30年>、<山﨑 25年>、<白州 25年>などがあります。いずれも今となりましては超貴重なラインアップ!それぞれ数量限定ですが、15ミリリットルで2900円だそうです。これもまた破格に安いです!「お客様に体験していただくためのものなので、利益を出すのが目的ではない」という広報担当者の話も頷けます。
テイスティングカウンターでは、<山﨑>や<響>や<白州>だけでなく、蒸留所ならではの構成原酒など約30種類が提供されております。テイスティングカウンターがあります建物内には、日本のウイスキーの歩みを紹介する展示などもあります。歴史や造り方をアピールする事で、ファンを増やす狙いがあるのでしょうが、確かに山﨑蒸留所は楽しかった(^^)辺鄙な場所にありますが(^^;)ウイスキー好きなら是非一度は訪れたいものです。
話を戻しまして<山﨑 55年>ですが、アルコール度数は46%。日本最古のウイスキー蒸留所・山﨑蒸留所の原酒の中から、希少価値の高い長期熟成モルト原酒を厳選しております。開発には2年の月日が掛かっておりまして、昭和39年に蒸留したホワイトオーク樽原酒や、35年蒸留のミズナラ樽原酒など、熟成のピークを迎えました複数の原酒を調合しているのだそうです。
上記写真がその<山﨑 55年>なのですが、ボトルはクリスタル製で、「山﨑」の筆文字を彫り込んでおります。ボトルの口部は手すき越前和紙で包み、駿河漆を施した国産ミズナラ材の特製木箱に収められております。重厚で格好良いですよね!チーフブレンダーの話によりますと、色はミズナラ特有の赤みのある深い琥珀色で、濃厚な果物の香りや、甘く濃厚な余韻が特徴だそうです。
チーフブレンダーの福興伸二氏、我々の業界では超有名人で、<山﨑>の味は最終的にこの人の鼻と舌で決定すると言っても過言では無い大ベテランのスーパー職人なのですが、「55年経ちますと、個性が際立ってきます。豊かな香りの表現や、長い熟成では樽の成分が出過ぎて渋過ぎたりするのを、どうやって抑えて美味しく飲んでもらえるかを追求してきました」と話しておりました。
国内ウイスキー市場は、ご存じの通りハイボール人気を背景としました需要の高まりに各メーカーが対応できず、原酒不足による販売の取りやめが相次いでおります。。。サントリーによりますと、55年以上熟成した原酒は、サントリーが保有する原酒全体の1%未満しかないそうです。そう考えますと物凄く貴重なこの<山﨑 55年>、インターネットに特設サイトが設けられまして、100本全て抽選販売となるそうです。応募期間は、2月5日午前9時~2月14日午前8時59分との事。凄まじい倍率となりそうですが、申し込むだけ申し込んでみようかな(^^;)
しかし気になるのが・・・最近こういった高級ウイスキーは、飲むためが目的ではなく、転売による投資目的で買われる事が多い事(**)現在<山崎 50年>の相場がヤフーオークションなどで1000万円以上ととんでもない額になっておりますから、300万円ならば買う人沢山いる事でしょう。ほぼ転売屋か中国人だと思われますが。。。恐らくは買っておけば倍以上の値段で売れるでしょうから、国産ウイスキーは今、かなり確率の高い投資物となっております。抽選は日本国居住の日本国籍を有するものだけに限る、としてくれればいいんですけれど・・・そうもいかないのか(**)
今日は嬉しい出来事が多かった1日でした(^^)早い時間帯は仁星さんとBOON左衛門さんのお誕生日お祝いができましたし!多少愛しさと切なさと心強さとちゃんのお店に行ってくれていたNOW屋さんカップルと乾杯させていただきましたし!先週見事競馬で当たりました知り合いの方にはお預かりしていた勝ち分をお渡しできましたし!皆さん良い顔をされていたなぁ(^^)ここ最近はなんだか暗い話題が多いですが、、、こうして皆様と楽しく飲めますと僕も嬉しいものです(^^)
新規の2名様を挟みましては、16周年パーティーに来れなかったからと同級生のバーオーナーが顔を出してくれまして、今年初来店の大八さんも登場!そして・・・懐かしい子にも会えました(^^)更に更に、久し振りのバンブーリーフさんも2名様で来店!これには僕はもちろんの事、大八さんも大喜びでした(^^)その後はWISDOMちゃん&S子ちゃん、知り合いの女の子、Tもかちゃん3名様と女性陣が終結致しまして、最後は一騎打ちの宴となって終わったのは7時前だったでしょうか(^^;)楽しくて嬉しくて飲み過ぎた(**)けれど、こういうお酒はいいものです(^^)週末に向けて活力をいただきました!
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