2020年3月31日(火)
出前に助けられ(^^;)

今日は3月最終日でした。毎月の最終日は、同業者の方々と「今月もお疲れ様でした!」と明るく乾杯させていただいているのですが、さすがに今月は、新型コロナウイルスの感染拡大による外出自粛要請で大揺れの我々夜の飲食業にとりましては、「お疲れ様でした!」という雰囲気ではなく、「何とか無事営業できてよかった・・・」という安堵感と、「これからどうなるんだろう・・・」という不安感に包まれた乾杯となりまして。。。
それでも出勤前に街を見回りに行きますと、ほとんど閉めているお店は無く、もちろんお客様の姿はまばらながらもどこも営業されておりましたね。営業しているから良いとか悪いとかいう話ではありませんが、国から何の補償も発表されていない今の段階では、感染拡大防止のためにやめたくても、働かなければ食べていけないからやめられないといった感じではないでしょうか(**)フランスのように、飲食店の家賃や給料をちゃんと国が補償すると発表してくれれば、みんなすぐに営業自粛すると思うのですが・・・
3月は新型コロナウイルスの感染拡大という未知の恐怖に落とし込められまして、、、中々笑顔で終わるというわけにはいかなかったと思われますが、、、それでも4月からは、暮らしに関わる制度やサービスがかなり変わりまして、傷口に塩を塗るように食料品の値上げも待ち受けております(**)それはお酒につきましても同様でして、、、各種シャンパンを始め、ウイスキーやブランデーなど多くの商品が仕入れ高で値上げとなります。。。特に<ドンペリニョン>や<ヴーヴクリコ>、<モエ・エ・シャンドン>などシャンパン類は、値上げ幅が大きいので皆様来月からお祝いなどで飲み屋さんで入れる際には値段にご注意を(^^;)
前述の食料品では、日清オイリオグループが1日から、「日清サラダ油」など家庭用食用油を1キロあたり20円以上引き上げます。J-オイルミルズも4月20日から同程度引き上げとなります。何故油類が?と思いますが、これは大豆や菜種など主要原料相場の高止まりが主因なのだそうです。他に、マルハニチロがサンマ缶全9種類を1日から10円値上げ致します。缶詰の10円って何気に大きいですよね・・・マルハニチロのサンマ缶結構好きで食べていたのに(><)
食料品ではありませんが、スーパーなどの小売店では、7月から義務化されますプラスチック製レジ袋の有料化を先行実施する動きが出てきておりまして、流通大手イオンは、グループ内の小型スーパーやドラッグストアでレジ袋の無料配布を4月からやめる事を表明しております。マツモトキヨシでも同様に4月から有料化を実施致します。7月の義務化を前に、企業の取り組みが進んでいるようですが、これは僕は大いに賛成というところで。レジ袋にお金を払うのが嫌であれば、自分で袋を常備しておけばいいだけの話で、それだけでエコに繋がりますしね。
食料品以外では、オリエンタルランドが新型コロナウイルスの影響で休園中の東京ディズニーランドと東京ディズニーシーの入園料をそれぞれ引き上げまして、1日発売分から1日券は18歳以上で700円上がりまして8200円となります。高いですねぇ・・・行かないから別にいいですけれど(^^;)銀行手数料では、ゆうちょ銀行が現金自動預け払い機(ATM)を使って同銀口座間で送金します際の電信振替料金につきまして、今まで月1回まで無料だったのを、1件あたり100円に引き上げます。
医療分野の負担も増大する事となります。。。診療報酬の改定によりまして、救急患者を受け入れる大病院には、患者入院初日に5200円が加算される事となります。高所得層が支払う保険料の上限額も引き上げられまして、75歳以上が加入する後期高齢者医療は2万円増の年64万円に、国民健康保険は3万円増の年99万円にアップ致します。働き方改革では、正社員と非正規社員の間の不合理な待遇差を禁じます「同一労働同一賃金」が大企業で適用されます。中小企業にも、時間外労働の上限規制がかかる事となります。
まぁ色々値上げされましてまた窮屈な世の中となりますが、、、BMのような飲食店に関しまして大きな問題なのは・・・受動喫煙防止の一環として、改正健康増進法の施行で飲食店などでの喫煙が原則として禁止される事でしょう。BMは既に届け出を済ませておりまして受領され、ステッカーも入り口に貼り付けましたので今まで通り喫煙できますが、お酒の値上がりももちろん痛手ですが、、、今まで喫煙できていたお店で完全禁煙とせざるを得ない店が出てくる、、、新型コロナウイルスの感染拡大で客足が激減しております大手居酒屋さんなどは、この原則禁煙が更なる痛手となりかねません(**)
改正健康増進法は、東京オリンピック・パラリンピックに向けた対策でして、オリンピックが1年間延期となったのですからこの改正健康増進法の施行も1年間延期してもよさそうなものですが時節柄そうはいかず(^^;)明日施行される手はずとなっております。原則禁煙の例外は、BMのような既存の小規模飲食店や、喫煙専用室がある場合などに限定されまして、違反者には罰金も適用されるのですから行政の本気振りが窺えます。
2003年5月施行の健康増進法は、飲食店などの管理者に受動喫煙の防止策を講ずるよう求めましたが、努力義務にとどまっておりました。改正法は、2018年7月に成立致しまして、受動喫煙防止策を罰則付きで義務付けました。2019年の1月と7月には一部施行されまして、学校や病院、行政機関などの敷地内が原則禁煙となっておりました。そしてこの度いよいよ全面施行となるわけですが、飲食店やオフィスなどの中も原則禁煙となりますが、喫煙が主目的のバーや個人の自宅、ホテルの客室などは対象外となります。主目的ではありませんがね(^^;)
飲食店の中でも、経営規模が小さい個人店は事業への影響も考慮し当面は対象外とされております。具体的には、資本金5000万円以下かつ客席面積100平方メートル以下の既存店では、店頭に「喫煙可能」などと標識を掲示すれば店主判断で喫煙できる事となっております。というわけでBMビルは全店客席面積100平方メートル以下ですので喫煙可能となるわけですが、一方で、全面施行されますと東京都条例では、従業員を雇う飲食店は客席面積に関係無く原則禁煙とされておりますので、改正法よりも厳しい規制となります。これは手厳しい・・・喫煙者には辛いところですね(**)
改正法では、一定の基準を満たす排気装置を設置していれば、飲食店内の専用室での喫煙を可能としました。その場合、喫煙専用室での飲食は不可とし、20歳未満の客や従業員の立ち入りも禁止致しました。利用者が増えておりますアイコスのような加熱式たばこの喫煙も、専用室に限るのですが、健康への影響が明らかではないとしまして、加熱式たばこ専用室であれば飲食は当面可能とされております。罰則は、都道府県などの指導や命令などに従わない場合に適用されます。禁煙場所で喫煙した個人に30万円以下、禁煙場所に灰皿を設けた施設管理者に50万円以下の過料をそれぞれ科すなどとしております。
改正健康増進法の施行でひと際厳しい措置となります東京都では今、‘法の抜け穴’を突いてなんとか店内で喫煙をできるようにと移行準備を進めるお店が後を絶たないといいます。前述のように、東京都では客席面積100平方メートル以下でも喫煙を認めておりませんので、都内の飲食店の84%が原則禁煙となる計算だといいます。ただ、法律にも例外があります。①たばこの小売業者などから出張販売の委託を受け、対面販売をする、②米飯・麺類などの主食を提供しない、③未成年を入れない、などの条件を満たせば、店内で葉巻を吸えますシガーバーなどと同じ喫煙目的施設と見なされるのです。
この例外措置を目当てに、バーやスナックがたばこ店から出張販売を受け、衣替えするケースが続出しているというのです。上手い事考えるもので・・・(^^;)財務省関東財務局によりますと、昨年度に都内でたばこの出張販売先として許可された場所は約240件でした。しかし今年度は、3月中旬までに約1200件にも達したと!担当者は、「今までにない特異な状況。条例施行を見据え、今も申請が相次いでいる状況で、今後も増える見込みだ」と話しておりました。こうした動きに対しまして厚生労働省の担当者は、「規制を逃れるためだけに飲食店が形式的に移行するのは好ましい状況ではない」と話しておりますが、みんな自分のお店を守るために必死なのです。もし神奈川県で同様の条例が施行されまして、今のBMの喫煙率を考えましたら・・・僕でも同じ手を打つでしょうから。
そして明日から一斉禁煙化されますのは・・・全国のパチンコ店。パチンコ店で明日からどの範囲で禁煙化が実施されるかといいますと・・・①ホール内は原則禁煙。ホール内に設置されました喫煙スペースのみで喫煙が可能。②加熱式たばこに限っては、ホールを壁や仕切りなどで完全に分煙対応している場合に限り喫煙しながらの遊戯が可能。③屋外(パチンコ店の敷地内)においては喫煙が可能。となります。全国のほとんどのパチンコ店では、①か③の選択肢しかなくなるのです。
仮に客が禁煙化されましたホール内でたばこを吸った場合、吸わせたパチンコ店側だけでなく、客自身が罰金を払う可能性もあるとの事。禁煙化によって喫煙する客がパチンコを止めるのではないか?という憂慮があるという声もありますが、1つのお店だけが禁煙化するわけではないので多くのパチンコ店では客数が大きく減少する事は無いであろうと考えられているそうです。しかしパチンコ店側にとりましては、喫煙スペース設置や増設のコストが掛かりますし、客がたばこを吸うために離席する事によって稼働時間が減るのは痛手だそうですから、禁煙化はパチンコ産業の長い歴史においても大きな転換点となる事でしょう。パチンコとたばこはセット、そう考える客が多いでしょうがこれも時代の流れです・・・
しかしこれはパチンコをやらない僕は大賛成ですがね(^^;)全面禁煙どころか、この新型コロナウイルスの感染拡大の状況であれば我々飲食店同様自粛を促されて当然だとも思いますし。小池都知事の会見でも、バーやナイトクラブには言及したのに、何故かパチンコという単語は一度も出てきませんでした。。。これに関しましては政治家も同様です。パチンコ関連事業への天下りは警察庁出身者が多いとか、政治家への相当な額の献金があるとか聞きますが、政治家や官僚にとりましてパチンコ利権というものは国民の命よりも大切なものなのですかね?バーやナイトクラブよりよっぽど危ないと思いますけれど・・・
今日はまったりな1日となってしまいまして、アルバイト君と掃除に精を出しまして店内はすっかり綺麗になりましたが(^^;)そんな中、営業されているお店からドリンクやフードの出前のオーダーを沢山頂戴致しまして助けられました(^^)フードは店内より出前用にお作り致しました品数の方が多かったぐらいで(^^;)まぁこれからこんな日が多くなってしまうかもしれませんが、日頃中々できない箇所の掃除ができたり、色々と発想をまとめられたりと、ポジティブに考えれば中々有意義でもあります(^^)明日は営業前に鉄人のお誕生日お祝い会に伺って、お祝いムードを分けてもらって明るく営業したいなと!もう4月ですからね・・・

2020年3月30日(月)
流れが変わった・・・

今日から確実に、世間の風向きが変わりました・・・。街の様子を見ていて、お客様との会話の中で、それを痛いほど実感致しました。
タレントの志村けん氏の死去。新型コロナウイルス陽性が判明してから、わずか6日後の出来事。。。つい先日までテレビで笑顔を振りまいていた国民的スターが、あっという間に死んでしまったという事実。皆様の中に、新型コロナウイルスの恐ろしさがまざまざと植え付けられた事でしょう。と同時に、新型コロナウイルスが今まではどこか他人事のように感じていた方も、自分にだっていつ降りかかってくるか分からないんだ・・・と実感した事でしょう。
そこに加えまして、今日の夜開かれました小池都知事の緊急記者会見。これは我々の業界にとりましては身を切られるようなショッキングな話でした。。。新型コロナウイルス感染症につきまして、改めて「感染爆発・重大局面だ。感染拡大を抑えられるかどうか重大局面だ」と強調。そして・・・遂にこの発言が出てしまいました・・・
「厚生労働省対策本部のクラスター対策班から、感染経路が不明な症例のうち、夜間から早朝にかけて営業しているバー、ナイトクラブ、酒場など、接客を伴う飲食業の場で感染した事例が多発している。こうした場は、感染のリスクが高い‘3つの密’により濃厚な形で重なる場であり、出入りを控えるようお願いしたい。特に若者にはカラオケ・ライブハウス、中高年にはバー、ナイトクラブなど、接客を伴う飲食店に行くのは当面お控えいただきたい」と。
更には、「4月12日までの間、‘3つの密’を避ける事をお願いすると共に、夜間の外出、週末の不要不急の外出を控えてほしい」とも。言われてしまいましたね・・・言われても当然だというのも分かっているのですが。先週末の土曜日は、外出自粛要請が出ていたにもかかわらず、こちらが不思議なぐらい街に人が繰り出しておりましてBMにもお客様がいらして下さいまして、まだまだどこか危機感が芽生えていなかったのですが、今日で完全に流れが変わりました・・・
東日本大震災の時や、台風直撃の時などは、それでもBMを開けている事をお客様は喜んで下さいまして、感謝もされましたし褒められもしました。今回の新型コロナウイルス感染拡大問題でも、先週までは、いつ何時お客様がいらして下さってもいいようにお店を開けているのが務めだ、不安に満ち溢れたお客様の心を笑顔で少しでも癒せてお帰りいただければ、とか思っておりました。が、、、ウイルスというものは未知なる存在、そんな考えは甘かった、間違っていたのかと思わさせられます・・・
こんなウイルスによる映画の世界のような脅威は、今まで誰もが体験した事無いのですから、何が正解なのかは分かりません。しかし、店を開けている事がまるで‘悪’のように思われるのならば、いつ何時でも開けているなんて言っていられなくなります。いっその事、開けたくても開けられない緊急事態宣言を出してほしいぐらいで。。。
新型インフルエンザ等対策特別措置法(2012年可決成立)改正案が3月13日、国会で可決成立、翌日から施行(効力を持つ)されました。東京都など、新型コロナウイルス感染者の急増もありまして、同法が規定致します緊急事態宣言についての関心が高まっております。では、実際に宣言されるとどうなるのか?如何なる効果を生じるのか?生活への影響は?といった身近な問題を調べてみました。
改正によりまして、特措法の対象に新型コロナウイルス感染症を追加されました。根幹部分は変わっておりませんが、付帯決議で宣言に際して、「やむを得ない場合を除き、国会へ事前に報告する」や、「専門家の意見を踏まえて慎重に判断する」といった内容が追加されております。同法に基づきまして首相が緊急事態宣言をすれば、宣言に特定されました区域の都道府県知事は様々な要請・指示ができます。現在安倍首相の動静と小池都知事の発言がセットで報道されるのはそのためです。
緊急事態宣言を出した場合は、①不要不急の外出の自粛(要請)。②学校や保健所などの使用の停止も含む制限(要請)。応じない場合は指示も可能。③大勢の人が集まる催し物の開催制限(要請)。応じない場合は支持も可能。大きく分けますとこの3点が起こり得ます。もっとも、指示を出すには単に「応じない」だけでなく、「正当な理由がない」などの条件が必要となります。
他には、行員が満杯となってしまうような事態に備えて、必要な土地や建物の使用が場合によっては強制できます。いわゆる野戦病院を作るという事ですね。後は、鉄道や物流を担います会社に、治療薬などの輸送をするよう要請・指示したり、医薬品や食品を確保するために保管・売り渡しなどの要請も可能となります。この点は、強制収容もできるのです。他には・・・の部分は、伝染病が途方もなく広がったり、買い占め・売り惜しみなどで物資が足りなくなるといった事態発生に備える方策ですので、生活への直接的影響があるとすれば①~③でしょう。
改正法成立の時点では、直ちに宣言が出される環境ではありませんでした。というのも、安倍首相が既にイベントの自粛や全国への一斉休校を要請し、大半が従っていたからです。違いは、首相の先の要請に法的根拠が無かったのに対し、特措法に基づいた発令となる点です。法的根拠が無くて実現している現状がそう変わるとも思えなかったのです。変化があるとすれば、知事が安心して後追いできるとか、明らかに不要不急の外出を促そうとしている団体に「止めてほしい」と要請するのが可能となるぐらいでした。
しかし、現状で東京都で1日に60人を超える感染者数を記録し、小池知事が外出の自粛を要請するなど状況は明らかに悪化しておりまして、、、改めて緊急事態宣言を出すかどうか真剣に考慮すべき新段階に至ったとの見方が日々強まっております。例えば、不要不急の外出は、要請できるまで。要請とは、「お願い」を強めたといった程度の意味合いです。催し物の開催制限で可能な指示は、ワンランク上で「して下さい」あたり。反しても罰則はありませんし、「しなさい」という命令ではないのです。
これはあくまでも辞書的解釈ですが、法律をバックとして、専門家の知見も踏まえて出されます要請であれば、一斉休校の時のように事実上「しなさい」に匹敵するでしょう。とはいえ、ヨーロッパのようなケースとは異なります。特措法に基づいて、強制的に外出を禁止したり、店舗営業を閉じさせる事を日本ではできないのです。小池都知事が「ロックダウン(都市封鎖)を招く」と発言しましたが、その権限は誰にもないのです。小池都知事ももちろんそれは分かっておりまして、緊張感を取り戻させるといった意図があっての発言だったのでしょう。しかし危機感を募らせてパニックが起きては意味がありません。正しく怖れるという意味合いなのです。
特措法は緊急事態を、「国民の生命及び健康に著しく重大な被害を与える恐れがあるものとして政令で定める要件に限る」、「全国的かつ急速な蔓延により国民生活及び国民経済に甚大な影響を及ぼし、又はその恐れがあるものとして政令で定める要件に該当する事態」、としております。そうなりますと、年間3000人の死者が出てもおかしくない季節性インフルエンザよりも、現時点では死者が100人にも達していない新型コロナウイルスの緊急性の方が明らかに高いか?と言われると・・・解釈が難しいところなのです。
新型コロナウイルスの脅威の源泉は、未だ‘未知’という点に尽きます。潜在している感染者がどれだけいるのか分かりませんし、今後信じ難いほど広がってしまう不安も、致死率が突如高まってしまう危険性も否定できないのです。何しろ‘未知’のウイルスなのですから・・・(**)季節性インフルエンザは、十分に命取りになる病気とはいえワクチンも抗ウイルス薬も存在します。対して新型コロナウイルスは、正体不明で人類側が武器を持たず、手洗いやうがいといった回避行動しか今のところ取れません。
故に、感染経路が追えなくなりますと、端的に言えば「どこで何が起こっているのか分からない」という、底知れぬ心配のどん底へ突き落されます。新型コロナウイルスは、感染しても症状が出ないケースが多々あって、そうした者の行き先で本人も知らぬ間に他へ広めてしまうという利口さが厄介なのです。。。結果、感染者という分母が極大化すれば、致死率が低くても死者という分子も増えてしまうのです。こうした性質を認識して、無類の効果を挙げるには、日本に住む者全てが活動を停止する事、そうすれば如何にえげつないウイルスでも宿主探しができなくなって退治できるのではないかと。その点で緊急事態宣言は有効かもしれないのです。
でもその反作用は、言うまでもなく甚大であります。。。たちまち最低限の生活すらままならなくなってしまいます。法の目的であります、「国民の生命及び健康を保護し、並びに国民生活及び国民経済に及ぼす影響が最少となるようにする」にも反するものです。2009年、WHO(世界保健機関)が今回と同じく「パンデミックだ!」と叫んだ新型インフルエンザ流行の際に、政府は法を持たず行動計画策定の状態で対応致しました。自治体ごとに休校やイベント自粛要請が行われまして、誰がどのような責任を負って号令をかけるかもハッキリしませんでした。そこで全国知事会が「法的根拠が必要だ」と政府に要請したのが、特措法の始まりなのです。
2011年の東日本大震災の時も、買い溜めや売り惜しみなどで物不足に陥りました。やはり非常時における行政の権限を明確にしておかなければ、必要物資の供給まで滞ると危機感が増大致しました。そこで病原性の高い新型ウイルスを国家的危機と捉えます特措法が誕生したのです。今回も、法的根拠の無い安倍首相の要請で混乱を生じて、マスクやトイレットペーパーが品薄になるなど、物資供給に問題を生じ、慌てて法改正で根拠を得ようとしているようにみえます。今後緊急事態宣言が出されるとしても、買い溜めを誘発したり必需品が店頭から消えるといった事態を加速させてしまったら本末転倒です。もし緊急事態宣言を出すとしたら、物資はあるという現実を見せつけるような政策を取らなければかえってパニックを招きかねないのです。
ですから今はまだ堪えているものの、緊急事態宣言の発令はもう時間の問題かもしれません。。。そうなったらもちろんBMは営業できなくなるわけですが、それまでの間をどうするか・・・悩みどころです。今日もお客様がいらして下さいました。街のお店はまだまだ開けているところが断然多いです。今週は予約もいただいておりますし、お誕生日お祝い会も控えております。あと数日様子を見ようかと・・・しかし、店を開けている事が‘悪’でしかないなと本当に実感した時は、落ち着くまで休店とする事も視野に入れております。何しろ前代未聞の事態ですのでどうなるか読めませんが、「お客様のため」という名目が無くなってしまったら、店を開け続けている根拠が無くなってしまいますので、そうしたら僕も大人しく引き籠ります(^^;)できる対策は取って、今しばらく様子を見ようかと。それが正解かどうかは分かりませんが・・・

2020年3月28日(土)
にんげんだもの

新型コロナウイルスの感染拡大を受けまして、東京都・神奈川県・埼玉県などで不要不急の外出自粛が始まりました今日、繁華街や観光地の多くは静寂に包まれたといいます。活気を失った首都の風景に落胆する声が出る一方、感染対策の浸透を評価する声も挙がったとか。
東京都台東区浅草寺雷門周辺では、人力車の車夫らが呼び込みに声を張り上げておりましたが、人影はまばらだったといいます。昼前になりますと、キャリーケースを引いた家族連れや若者の姿が少しずつ増え始め、開店準備をする店も出てきましたが、「臨時休業します」との張り紙が掲示されシャッターを下ろしたままの店も多かったと。
毎週末行われております歩行者天国が今日明日の両日は中止となりました東京都銀座も、普段に比べて圧倒的に人の姿は少なかったそうです。一方で、営業しておりました百貨店の近くなどでは、買い物袋を持って歩く人の姿も見られたと。ドラッグストアのレジでは行列ができておりまして、買い物をしていた接客業の男性はテレビのインタビューに、「休業するか話し合ったが、お客様もいるので短縮で営業する事にしました。自粛だと判断が非常に難しい。国や都が補償なども含めてきちんと決めてほしい」と話しておりました。
桜の名所で知られます東京都台東区上野公園では、シートを広げて宴会を楽しむ花見客の姿はさすがに見られませんでした。満開となり、見頃を迎えました桜の並木道には、「危険立ち入り禁止」と記されましたテープが張られ、約500メートルにわたって通行が規制されたと。スマートフォンやカメラを持った通行人らが、そのテープ越しに代わる代わる桜を撮影しておりましたが、春の風物詩であります花見客で賑わう公園とはいかなかったようで。
感染経路不明のケースへの行動調査では、夜の繁華街の飲食店が浮上しました。学生達で賑わいます東京都新宿区高田馬場駅周辺の飲食店では、夜になっても多くの店で空席が目立ったと。学生が多く利用している居酒屋では、今日は1割ほどの客入りだったと嘆き、アルバイトもいつもの3分の2程度の人数で対応していたそうです。
そして神奈川県内でも、繁華街が閑散としているというニュースが流れておりました。横浜赤レンガ倉庫は、今日明日の両日を臨時休業。普段の週末は多くの人でごった返します倉庫周辺の広場も、観光客の姿がぱったりと消えていたそうです。閑散とした広場には、時折ランニングや飼い犬の散歩などに訪れる近隣住民が通り過ぎる程度となっており、活気は失われていたと。
広場前を自転車で通りかかりました男性はテレビのインタビューに、「こんなに人がいないのは初めて見た」と驚きの表情を浮かべながら話しておりまして、スマートフォンで写真を撮りながら「人がいないのは、多くの人に(感染対策の)意識が浸透しているという事。良い事だと思う」とも話しておりました。
神奈川県内で屈指の集客力を誇ります観光地、横浜中華街でも自粛ムードが色濃く感じられたと。主要な中華料理店を中心に、多くの店舗が臨時休業をし、下ろしたシャッターに休業を伝える貼り紙をする店舗が目立ったそうです。休業先の店先で甘栗を販売しております方は、「いつもはもう少し売れるのに、今日はとても暇。早くお客様が戻って来てほしい」と困り顔でテレビのインタビューに答えておりました。
飲食店を営む方の中には、「外出自粛と言われても、店のシフトは空けられない。全員が土日休みを取るわけにはいかない」、「感染リスクを考慮して、今週末は休業に踏み切った。ただ、従業員の生活もあるのでいつまでも閉め続けるわけにはいかない」などと窮状を明かしておりました。その気持ちは痛いほど分かります(**)我々は日銭商売、営業をしないとご飯が食べられませんからね。。。かといって感染拡大させてもいけないし、もっと事態が深刻となりましたら・・・考えなければいけないところなのは分かってはいるのですが。。。
一方、スーパーの多くは店を通常通り開店させておりました。どこも開店前から人の列ができておりまして、米やカップ麺、冷凍食品などを競って買い求めていたといいます(**)これを受けましてスーパー側も、「来店客や従業員の安全が確保できないと判断した場合、店長判断で店舗の一時休店や入場制限を行えるよう準備している」と切迫した表情で答えておりました。
他にも、「地域のライフラインとして商品の供給は必要であり、営業を継続するという方針のもと供給体制や混乱回避策を検討中だが、現時点では営業休止は考えていない」、「営業休止は考えていないが、従業員が外出への不安を感じ欠勤する可能性があり、消費者に100%満足してもらえるような体制が整えられなくなる可能性がある」などと話す企業もおりました。
スーパー各社では、保存性の高い米や、冷凍食品を買い求める動きが強まっておりまして、「極端な買い占めなどが発生した場合、新たに購入点数の制限を設ける可能性がある」、「必要以上の購入を控えてほしい」など、消費者に対し冷静な購買行動を呼び掛けております。まぁメディアもわざわざスーパーの棚が空っぽな映像とかを流しまくって風評誘導しておりますからね。。。パニックを引き起こそうとしているのかと感じられるぐらいで。真実を伝えるべきメディアならば、こうだから心配しなくても大丈夫なのだと、物流の仕組みや生産状況とかを流せばいいのにと思います。
COVID-19の影響で、世界の様々な国で都市封鎖(ロックダウン)や外出制限が実施されておりまして、、、世界人口の約20%が自由な外出を制限されております。小池都知事からも、ロックダウンの実施を匂わせる発言がありました(**)今のところは在宅勤務と外出自粛を呼び掛けただけですが、この小池都知事の発言は衝撃的でありまして、記者会見の後東京都内でスーパーに行列ができ、商品棚から食料品が消えたのです。
しかし、必要な量を買うのではなく、過剰に買い占める事は買いたくても買えない人を生み出しまして、パニック購買を引き起こしかねません。また、食べ切れないほど買い込みますと、家庭内で食品ロスになってしまう可能性もあります。既にロックダウンが実施されております世界各国では、食料品や日用品の買い占めが起こっておりまして、、、「買い占めはやめよう(#StopHoarding)」というタグが生まれ人々に呼び掛けられております。
今日、凄まじい忙しさの仕事をこなしましてお疲れの1杯を飲みにいらしてくれましたスーパー店員の常連さんも言っておられましたが、食料を大量に買い占められると、貯蔵庫からスーパーへ運ぶためのトラックと労働力が不足してしまいまして、それでスーパーの棚が空っぽになってしまうのだそうです。マスクやトイレットペーパーの品切れや品不足が未だ続いている日本ですが、徐々に食品ロスの懸念も高まっているのは事実です。
食材を買い占めたり大量購入したりしている人達の中には、長期保存に備えてこまめに食材を準備した事の無い人がおりますので、どうやって保存するかまで考えて買う必要があるのです。生鮮食料品も含めまして、大量の食品を買い込んだ後には、安全性を保って保管をしまして、最後まで使い切るには下ごしらえやカット、小分け、袋詰めなどの作業をいとわないまめさが必要となります。そのまめさが無いのにただ大量に買い込むだけでは、食品ロスになって捨てるという事になりかねません。
今回の呼び掛けは、『外出自粛要請でありまして物流がストップしたわけではない』のです!もちろん商品が品薄になったわけでもありません!食料品の買い物は、生鮮食品も含めまして普段通りに行い、もし備蓄できるものを買い足すとすれば、ちょっとずつ使っては買い足しながら使っていける「ローリングストック」を考えたいものです。
農林水産省の、‘緊急時に備えた家庭用食料品備蓄ガイド’には、新型コロナウイルス対策や自然災害時に備蓄できます食料品の種類と数がリスト化されておりまして分かりやすいです。ここでは量として、1週間分が推奨されております。世界を見渡してみますと、外出制限の期間は、ドイツで2週間、中国・武漢では2か月となっております。日本ではおよそ2週間と考えるならば、冷蔵庫と普段の食品倉庫に1週間分くらいあるとすれば、それに加えて1週間分の「ローリングストック」があれば十分でしょう。
先日来、ごく一部の人によりますマスクやトイレットペーパーの買い占めで、長期間にわたりどのような弊害が起こってしまうのか、私達は思い知らされました。自分達の手で、自分達のみならず他人の首を絞めるような行為をする、本当に愚かな事です(**)自分の購買・消費行動が、社会的に弱い立場にある人にどういう影響を及ぼすかを考える事は、消費者の責務であります。
自分や家族のライフスタイルや、調理技術に合わせ、無理のないような食品購入を心掛け、くれぐれも、他の人の分が無くなってしまうほど過剰な量を買い占める事は控えましょう!当たり前の事ですが、必要な量だけを買えばいいのです。そこに「ローリングストック」分を買い足したとしても、過剰な買い占めさえしなければ物流は安定致します。相田みつを氏は、こう書いております。『うばい合えば足らぬ、わけ合えばあまる、うばい合えばあらそい、わけ合えばやすらぎ、うばい合えばにくしみ、わけ合えばよろこび、うばい合えば不満、わけ合えば感謝、うばい合えば戦争、わけ合えば平和、うばい合えば地獄、わけ合えば極楽』と。まさにその通り!
『うばい合えば足らぬ、わけ合えばあまる・・・』、本当に今の時代にピッタリな良い言葉だなぁ・・・と思いまして、相田みつを氏について色々と調べてみましたが、改めて見返してみますと、良い事が語られておりますね。詩集「にんげんだもの」、こんな時こそ皆様にも是非ご一読いただきたいものです。僕的には、『セトモノとセトモノがぶつかりっこすると、すぐこわれちゃう、どっちかがやわらけければだいじょうぶ、やわらかいこころを持ちましょう』、この名言良かったな(^^;)
外出自粛要請が出ている中、今日は大掃除でもするつもりで出勤したのですが・・・有難い事に予想以上にたくさんのお客様がいらして下さいました(^^)この時期に店を開ける事が良い事なのか悪い事なのか、僕も含めまして経営者の皆様は自問自答している事でしょう。働かなければ食べていけませんが、店を開ける事自体が悪とも思えなくもない。。。そんな状況ですが、お客様と楽しいひと時を過ごせる、そんな今まで当たり前だった環境がとても有難く感じられます(^^)この災難を乗り切ったお店は、著しく成長を遂げる事でしょう!ですから今、ひと踏ん張りしなければ!『生きているうち、はたらけるうち、日のくれぬうち』ですね(^^)

2020年3月27日(金)
さて、明日は・・・

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の国内発生が最初に報告されたのは今年1月半ばでした。それから感染者数は徐々に増加し、、、北海道で緊急事態宣言、そして全国的な臨時休校の要請が2月下旬になされた事から、多くの人が「これは相当まずい事になっているようだ・・・」という危機感を覚え、息をひそめるように暮らしていたと思います。
ところが、中国やイタリアのように感染者が急増するわけでもなく、3月19日に行われました専門家会議の状況分析では、「北海道で新型コロナウイルス感染症の爆発的な増加を避ける事ができた」という明るいニュースを耳にしまして、一斉休校も解除、そしてタイミングよく3連休へと突入したものだから・・・緊張感が一気に解けてしまった、というのが連休中の私達の多くの心境だったかもしれません。
それを裏付けるように、先週末の3連休はそれまでの静まり返った様子が嘘みたいに久々にみなとみらいの街も活気づいておりました。さすがに旅行者らしき人達の姿はそれほど見かけませんでしたが、家族連れやカップルなど、近くから外出を楽しみに来たのであろう人達が。かく言う我が家も、地域貢献だとばかりに1泊の遠出旅行をしたものです。そろそろ大丈夫、新型コロナウイルスの感染拡大もこのまま終息していくだろうなんて思いも漂い始めた頃で・・・
しかし、そのような気持ちに水を差すように、3月23日に東京都の小池知事が記者会見で、4月12日までの3週間は患者の爆発的な急増(オーバーシュート)が「発生するか否かの大変重要な分かれ目、分かれ道」でありまして、場合によっては「都市の封鎖、いわゆるロックダウンなど強力な措置を取らざるを得ない状況が出てくる可能性」があるという、過激とも思える発言を致しました。。。
この発言には驚かされました・・・もう終息に向かうのではないかという空気が一変致しましたからね(**)そして、未知であります新型コロナウイルスの恐ろしさを思い知らされるように、今週は日ごとに感染拡大のニュースが続いております。。。3連休の人の流れによって感染が拡大しているとしたら、潜伏期間がありますから今後もっと感染者は増えるかもしれません。というか、その可能性が高いと思われます。
今となっては、先週の3連休の時に「もうひと踏ん張り、最後に気を緩めずにこの3連休を外出自粛して過ごしましょう!」と行政が国民に訴えかけてくれればよかったという感じですが、、、今更そんな事を言っても後の祭りであります。ですから、小池都知事がこのような発言に至った経緯を踏まえまして、これから私達が感染予防のために何をすればよいのかについて、今一度COVID-19の特徴や現在の発生状況などから考えてみたいと思います。
まず、COVID-19の原因ウイルスでありますSARS-CoV-2(サーズ・コブ・ツー)は、以下の経路で人から人へ感染すると考えられております。①飛沫感染~感染した人がくしゃみや咳をした時に口から飛び出る、ウイルスを含む大きなエアロゾル(水分量の多い飛沫)が、1~2メートル以内にいる人の目や鼻、口に入り、粘膜の細胞から感染する経路。
②接触感染~ウイルスが付着した環境に触れた手で、目や鼻、口に触れ、粘膜の細胞から感染する経路。ちなみに、無傷の皮膚からウイルスが侵入する事はありません。③特殊な状況下での空気感染~エアロゾルの水分が蒸発してできました5µm未満の微粒子にウイルスが付着して空気中を漂い、これを吸入する事で感染する経路。主に気管挿管などの医療処置の際に一時的に起こりますが、日常生活で空気感染が起こる事はほとんどないと考えられております。
④病気の経過~ウイルスに感染してから症状が出るまでの期間(潜伏期間)は平均で5日、範囲は1~14日程度と考えられております。感染した人のうち、約80%は軽症で、約5%の人が重症化すると報告されております。特に高齢者や基礎疾患を持つ人が重症化しやすい事が分かっております。一方で、小児の多くは軽症で、妊婦は重症化する可能性は指摘されているものの、重症例の報告は極めて少ない状況です。⑤感染力と感染が起こりやすい場所~症状のある感染者だけでなく、無症状の感染者から感染する可能性が指摘されております。ただし、感染者の約8割は周囲の人に感染させていません。
以上の5つが今考えられております主な感染経路となるわけですが、ここで大事なのは、『感染者の約8割は他人に感染させていない』というところです。しかしその一方で、次の3つの条件が重なる場所では1人の感染者が複数に感染させる、クラスター(患者集団)が発生しております。それが、いわゆる小池都知事が‘3密’と呼んでおります、「換気の悪い密閉空間」、「多数が集まる密集場所」、「間近で会話や発声をする密接場面」という事です。この3つの‘密’の条件が揃う場所が、クラスター発生のリスクが高くなっております。
これまでクラスターを発見し、感染者を見つけて隔離する事によって、新たなクラスターの発生やそれに伴います感染者の増加を防ぐ事にはまずまず成功していると専門家会議は評価をしております。ただし、現在は主に都市部で接触歴が不明(どこで、誰から感染したのか分からない)な人や、流行国から帰国した人の感染例が徐々に増えているのも事実です。
このような形で感染者が増えていけば、やがて爆発的な患者の増加、オーバーシュートにつながる可能性が高まります。感染者数が報告書に載るのは、新型コロナウイルスに感染してから症状が出るまでの期間(潜伏期間)に症状出現から検査陽性となって行政に報告、集計されるまでの日数を合わせまして10~20日後です。ですから先週の3連休で感染者数が蔓延しているとしたら・・・その数を把握できるのは4月以降という事になるのです。
このまま感染者の増加が続き、仮に3週間後に都内でオーバーシュートが起きた場合、ロックダウンを余儀なくされるかもしれません。。。それに伴って、今以上の経済的打撃を受けるであろう事は想像に難くありません。オーバーシュートが起きてしまった場合のもう1つの懸念は、重症患者を救命するための病床、医療機器、専門性を持つ医療従事者などが不足し、本来ならば救えたはずの多数の命が救えない状況が発生するかもしれないという事です。こうした懸念があるのは、何も都市部に限った事ではありません。今日現在どれぐらい感染者が出ているかは、数週間後にならないと分からないのですから・・・
では、私達は何をすればいいのか?どうしたらいいのか?今はCOVID-19に対して気を緩めてはいけない時期である事は間違いありませんが、だからといって家に閉じこもってひっそり暮らす必要は無いのです。COVID-19には弱点があります。それは、先に述べました3つの条件が重ならない場所では感染を起こす事が少なく、仮に起きたとしてもそれ以上拡大しにくいという事です。
私達にできる事は、この3つの条件が重なる場所を避けられるだけ避けて、新しいクラスターを作らない事です。これを裏返しますと、風通しがよく、人と人との距離が腕の長さ以上に離れていて、人がぺちゃくちゃ喋っていない場所であれば、比較的安全に過ごせるという事を意味します。もちろんそのような場所に行く際は、COVID-19の感染経路を絶つための対策を行う事が大事です。
具体的には・・・飛沫感染を防ぐために咳エチケットを行う事、体調不良の時には出掛けない事です。また、接触感染を防ぐために、できるだけ顔に触れないように注意してこまめに(特に不特定多数の人が触れる場所に触った後)石鹸と流水で20秒以上手と指をくまなく洗う事です。クラスターを作る事は、感染者の爆発的急増や、それに伴う都市の機能停止、経済的打撃、医療のキャパオーバーによります死亡者数の増加につながり得ます。しかし、これを防ぐ方法を私達は知っております!今できる事をこつこつし続ける努力が求められております。前述の条件を頭に入れた上で、引き籠るのではなく適度ストレスを発散しながら心にゆとりを持たせましょう!
今日は久々に出動を致しまして(^^;)またまたまたまたまた帰って来たマスターのお店、多少愛しさと切なさと心強さとちゃんのお店へと計1時間伺ってきたのですが、皆さんこの状況の中頑張っていらっしゃります。人件費が毎日掛かりますお店はさぞかし大変でしょうに(**)BMは今日はアルバイト君が来てくれたのですが、基本的に居ても1人なので恵まれているなと。
逸材さん2名様には遅ればせながらの誕生日祝いをしていただきまして!「国産鶏ボンヂリの唐揚げ」と「シーフードドリア」を召し上がられながらシャンパンで乾杯させていただきましたしm(_)m「国産鶏ボンヂリの唐揚げ」と「半生極みジャーキー」をオーダーして下さいましたヨッツーさんは、今日も救世主のように広島からいらして周りのお店も含め助っ人してくれておりました!ベンさん7名様は元気に飲まれていて(^^;)締めの「赤焼き味噌ラーメン」4杯と「具沢山のサンマー麺」3杯を!多少愛しさと切なさと心強さとちゃん、Tもかちゃんも頑張っておりました!お客様に囲まれてこうして過ごしている時間が、とても有難い空間だと改めて感じます(^^)さて、外出自粛要請が出ております明日はどうなるか・・・。BMは大掃除も兼ねる覚悟で開店致します(^^;)

2020年3月26日(木)
祝日はどうなる?

東京オリンピック・パラリンピックの1年程度の延期が決まりまして、これまで準備を積み重ねてきました日本各地にも波紋が広がっております。まさかオリンピックが延期になるとは・・・今回の新型コロナウイルスの感染拡大問題が浮き彫りとなりますまでは想像だにしていなかったでしょうから、日付を記載してのおもてなしグッズも多く作ってしまっていたようで(**)
2020東京オリンピック・パラリンピックの大きなテーマでもありました‘復興オリンピック’の象徴でもあります福島県では、聖火リレーの中止を受けまして、スタート地点で飾られておりました日付が入ったのぼりの撤去が行われました。のぼりには、聖火リレー開始予定でありました3月27日と日付が記載されていたため撤去を余儀なくされたそうです。まぁこれは確かに致し方ない・・・1年後同じ日付から聖火リレーを始めるわけではないでしょうからね(^^;)
神奈川県相模原市では、自転車競技が行われる予定でしたが、こちらでも日付入りの横断幕を作って既に掲げてしまっていたため慌てて撤去されたそうです。今回の延期を受けまして、相模原市ではパンフレットの日付などの調整が始まりました。相模原市のオリンピック・パラリンピック推進課の課長は、「基本的にはシールを貼って対応するとか色々な方法があると思うんですけど・・・増刷を重ねて5万部トータルで作っておりますので大変です」と。。。ちなみにパンフレットの他にも、缶バッジや建物の柱など日付の入ったおもてなしの準備は大量にあるのだそうです。。。
3月29日に聖火リレーが通るルートとなっておりました栃木県では、看板が190枚、フラッグが50本、のぼりが100本、更にコース案内のチラシが5000部、これらが日付入りで用意されていたため作り直しとなってしまったと。損害は約200万円と目されているそうです(**)そんな中、昨日には140メートルの横断幕が届きそれも無駄な経費と終わったと。更には聖火リレーのコースにあります川沿いの蔵造りの街並みを眺めてもらうため、遊覧船で聖火が移動するはずだったそうですが、それも無くなったと。。。こういう思いをしているところは日本各地にあるのでしょうね・・・
開幕を4か月後に控えての突然の延期ですから、色々なところにひずみが生じるのはやむを得ないところです。それだけオリンピック・パラリンピックの延期という事が、史上初というだけあって異例中の異例だという事でしょう。しかし今日になりまして、選手達や関係者、観客への対応や経済損失が案じられる一方で、実は歴史的には‘縁起が良い’という見方が出てきているのだそうです。
‘縁起が良い’ってどういう事か?といいますと・・・古代ギリシャについての研究家が、専門家の視点から興味深い知見をツイートして注目を集めているというのです。それは・・・第1回古代オリンピックから数えますと、今年ではなく延期予定となっております来年2021年が本来の「4年に1度」の年であり、そのうえ古代ギリシャの暦では、なんと記念すべき700回目のアニバーサリーに当たるというのです。なんだかよく分かりませんが(^^;)この研究家の正式なツイート文面はこうです。
「オリンピックが来年に延期されると、第1回古代オリンピック(紀元前776年)から数えて2796回目の、記念すべき第700オリンピア紀に行われることに・・・。もし古代から4年に1回いままで競技祭が続いていたら、ちょうど第700回目のオリンピア競技祭」、だそうです。ここまで聞いてもなんだかよく分かりませんが(^^;)この研究家はNHK生放送内でオリンピック採火式の古代ギリシャ語を同時通訳したほどのその道の権威なのだといいます。
そんな権威ある方の今回のツイート。更にお書き致しますと・・・「古代オリンピックと近代オリンピック(夏季)の開催年には、これまで1年のズレが生じていました。第1回古代オリンピックが開催されましたのは紀元前776年。その後、一旦の断絶を経まして、近代オリンピックとして再開されたのが紀元1896年です。数字の上では「776」も「1896」も4の倍数でありまして、一見すると違和感は覚えません。
しかし、紀元前1年の翌年が紀元1年となります(西暦0年が存在しない)関係で、断絶なくオリンピックが執り行われていた場合、本来の開催年は「紀元4×+1年」となります。即ち、2020年ではなく2021年こそが古代ギリシャから続きますオリンピックイヤーに当たるのです」、と言うのです。しかも、「第700オリンピア紀というとてつもないキリ番。前回の第600オリンピア紀は400年前だそうですから、江戸時代がまだ始まったばかりの時となります。生きている間にこんなことがあるなんて・・・」と、最後はロマンティックに終わっております(^^;)
大体オリンピア紀って何?どう計算すればいいの?と思いますが、この研究家はそれについてもツイートしてくれておりました。「古代ギリシャでは、オリンピック開催周期を1サイクルとする暦の単位「オリンピア紀」が用いられておりました(1オリンピア紀=4年)。第1回古代オリンピックが開催されました紀元前776年から数えますと、2021年夏は第700回目の開催タイミングであり、記念すべき700オリンピア紀がスタートするアニバーサリーです」と。
延期どころか、東京開催が決定する以前から、700オリンピア紀の到来を心待ちにしていたというこの研究家。確かに過去のブログを辿りますと、10年以上前から700オリンピア紀なるものに言及している事が分かるので、今になって言い出している事ではないのだそうです。取材に対しましてこの研究家は、「オリンピックの延期自体は大変な事でありますが・・・」と前置きした上で、古代ギリシャ研究家の立場から以下のようにコメントしております。
「7はアポロンの聖なる数であり、古代ギリシャでも超ラッキーナンバー。今回の700オリンピア紀は、古代ギリシャ人が生きていたら1番見たかった時代の競技祭だろうなと思います。777オリンピア紀はもっと縁起が良いのですが、309年後なのでそこは未来の人に頑張ってほしいです。700オリンピア紀の記念すべきオリンピア競技祭、なんとか無事に開催できる事を願っております」と。オリンピア紀というのは興味が無いので節目の感動が聞いても僕にはあまり湧きませんが(^^;)物事ポジティブに捉えるのは良い事です!こういう学問的な流れは面白いですしね(^^)
それよりも暦の話では、あまり話題に上がっておりませんが東京オリンピック・パラリンピックが延期になった事により、「今年の国民の祝日」はどうなるのか?という方がはるかに興味があります。2020年の祝日は、大会スケジュールに合わせまして変則的な形で設定されておりまして、開会式が計画されておりました7月23日から26日は4連休となっております。オリンピックとは無関係に、旅行などの予定を立てていたり検討されていた方もいる事でしょう。我々のような飲食店は、営業にも大きく関わる事ですから。
それに対しまして調べますと・・・内閣府は「今後、国民の祝日が変更になる可能性はゼロではない」と答えているようです。7月24日から開催予定でありました東京オリンピック・パラリンピックに合わせまして、「海の日」が7月20日(第3月曜日)から7月23日に、「スポーツの日」が10月12日から7月24日に移動するなど、変則的に設定されております2020年の国民の祝日。開催延期は決定的となりましたが、大会のために組み込まれておりました連休はまだどうなるかはっきりしていないのです。
2020年の特殊な祝日は、「平成三十二年東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会特別措置法」によりまして、「国民の祝日に関する法律」の特例が設けられたものです。ですからその東京オリンピック・パラリンピックが今年開催されなくなった今、本当に祝日の日程はこのままなのか変更されるのか?これから調整・検討を行っていくとの事で、発表時期は現段階で未定となっております。BMの営業的にはこの特別措置いらないのですが、急に休日を変更されたら困る事が多いでしょうから、予定通りの方が波風立たなくて良いのですかね?
今日は多少愛しさと切なさと心強さとちゃんのお店の救世主となってくれました池さんが2名様でいらしてくれまして、結婚報告にと久し振りのサクラっ子ちゃんも3名様で来店。氷やら食材やらの仕込みが溜まっていたのですが、有難い事に賑やかな幕開けとなってくれました(^^)しかし久々に会いましたけれどサクラっ子ちゃんは相変わらず明るい(^^;)この子が居ますと場が華やぎまして今の時代必要な子だなぁと(^^)居合わせました多少愛しさと切なさと心強さとちゃんとも再会を喜び合っておりました(^^)結婚おめでとう!
大八さん&鬼嫁、大分からの使者、盆暮れーさん&AO木さん、BBさん4名様などもいらしてくれまして、楽しいお酒を飲ませていただきました(^^)朝方には、「宮崎牛A5ランク 内ももステーキ」200グラムを一気に2枚お焼き致しまして、その後は真剣なミーティングとなりまして7時過ぎに終了。今日は助っ人要請多かったのですが、アルバイト君急遽休みとなったのでどこへも駆けつけられず(**)万が一今日、魔の金曜日となってしまうところがありましたら微力ながらお返しに出向きたいと覚悟しております。週末外出自粛要請出てしまっておりますからね(**)どれぐらい影響があるのか・・・しっかり見極めたいとも思います。

2020年3月25日(水)
バカ殿も(**)

年明け以降、瞬く間に感染者を広げていきました新型コロナウイルス。特効薬が開発される当ての無いまま、人口1400万人近い東京都を主会場に、世界最大のスポーツの祭典・オリンピックを今夏開催できるのか否か?その答えは・・・延期と出ました。
延期が決定されるまでの間、日増しに疑問の声は強まり、IOC内部から「開催可否の判断は5月下旬が期限」との発言も出る中、IOCバッハ会長は「7月24日開幕を目指して全力を尽くす」と言い続けました。しかし、感染者が欧米に広がり、巨額の放映権料をIOCに支払うテレビ局があるアメリカのトランプ大統領が、「1年延期論」に言及。風向きは一変致しまして、開幕4か月前の段階で延期との結論に至ったのです。
多くの競技で大会が中止や延期となり、オリンピック予選や代表選考は混乱致しました。それでもIOCバッハ会長は、「公平な代表選考ができるよう全力を尽くす」と強調致しましたが、事態が収束して再開できる見通しは立たない中、万人が納得する基準を定めるのは不可能でして、IOCの後手の対応は選手の反感も招きました。
IOCが東京都と結んだ開催都市契約には、延期を想定した明確な規定はありません。ただし、「契約の締結日には予見できなかった不当な困難が生じた場合」は、大会組織委員会がIOCに対しまして合理的な変更を要求できる事になっております。
2021年7~8月は、既に水泳や陸上の世界選手権開催が決まっておりまして、2年延期は冬季オリンピックやサッカー・ワールドカップと同一年という点から、日程面の調整はかなり難しいと思われます。それでも各国国際競技団体が協力姿勢を示しまして、開催国が甚大な損害を被る事となります‘中止’という選択肢は回避された格好となりました。
オリンピックは、200以上の国・地域から、選手と関係者だけで2万人近くが集まります。誰も予想できなかったウイルスという見えない敵により、オリンピック史上かつてない延期という措置が決まったのです。でもこれは妥当な判断、むしろ‘英断’と言えるでしょう!未だ終息の見通しが立たない中、2万人もの人間が外国からやって来ましたら・・・水際対策も当てにはならず新型コロナウイルスの感染拡大確率は間違いなく広がりますから(**)
今回は日本側の意向が反映される形での決着となりましたが、延期開催となりまして重い負担を強いられる事には変わりありませんので、選手達にも運営側にも新たな戦いが始まる事となります。その中の1つに、会場確保問題というものがあると思われますが、1年後、今年7月に開催予定でありました舞台の会場はどうなるのか?再確保できるのか?日刊スポーツが競技会場の全43会場を調査した結果が載っておりましたので書いておきたいと思います。
オリンピック33会場+パラリンピック22会場の43会場を調べますと・・・来春以降は予約前の会場が多いのだそうです。ただしそれは表向きでありまして、延期後の新日程まで示せなかった理由につきまして大会組織委員会の森喜朗会長が、「会場をつなぎ合わせて初めて決まる。空いてなきゃどうしようもない」と語気を強めたように、これから至難の業が待っているのです。。。
例えば、日本武道館。担当者によりますと、予約は来年3月までビッシリなのだそうです。その後は1年度ごとの更新のため今は予約前という状態ですが、従前夏場は大物歌手の公演や、テレビのチャリティー番組が恒例行事となっております。味の素スタジアムならば大手事務所主催のライブ、幕張メッセならば音楽フェスティバルというように、水面下ではその常連にオリンピック後いの一番で来年以降の予約を内定したケースも多いといいます。
また、仮に今夏と同じ7月24日~8月9日の日程で問い合わせた場合でも、その期間だけ会場を押さえればいいというわけではありません。準備と原状回復で前後数か月かかるからです。そのため、費用がどれぐらいかかるか分からない中で解決を求められるのですが、それでも来年が現実的だったと。
何故ならば、最も追加費用が少なくて済みます年内は、物理的に困難であります。日本武道館だけでなく、さいたまスーパーアリーナも代々木競技場も、来年3月まで予定が埋まっておりました。そこにねじ込むとなりますと、多額の補償を伴う調整が必要だったのです。新型コロナウイルスの感染拡大の終息が見通せなかった事がもちろん大きかったのでしょうが、現実的に来年以降しか手がなかったのです。
一方、これら25会場は既存の施設でありますので、利用実績を見れば難航は分かっていた事なのですが、反対に18の新設会場は融通が利きそうです。国立競技場や東京アクアティクスセンターは、原則としてオリンピックが最優先となります。そのため、来年4月以降の予約受け付けも始めておりませんので、どの時期でも対応可能と意思を示した担当者が多かったそうです。
開催延期となりますと、カレンダー上、来春以降に活路を見出すほかなかったのが事実ですが、あとは大会組織委員会が政府・東京都との連携でパズルを組み合わせるしかないという感じです。2014年1月24日の大会組織委員会の発足から6年2か月、本来の開幕から4か月の延期、、、延期が前代未聞なら、あと1年間での再交渉も前人未到の挑戦となるのです・・・
しかし新型コロナウイルスの感染拡大はしぶといもので(**)先週の3連休で思ったよりも人出があったのを危惧はしておりましたが、今後ますます感染拡大は広がってしまいそうです。。。今日は、タレントの志村けん氏も新型コロナウイルス陽性だという事が発表されました。いずれ芸能界からも感染者が出るとは思っておりましたが、まさかこんな大御所が感染するとは・・・年齢的にも心配ですね(**)
日本は他国に比べまして死亡者も少なく、爆発的な感染拡大も起こっていないため、どことなく緩和ムードになっているような気が致しますが、もう少し我慢を続けるべきなのかなと。アメリカやヨーロッパ並みの感染拡大となりましたら、それこそ今の経済どころではない打撃となるでしょうし。。。今になってまた、他人事ではなくなってきた感が漂い始めました。
その証拠に、買い出しに行きましてもまぁ店に物が無い(++)普段は絶対に品薄、もしくは品切れになんてならないものまで売り切れております。。。今日から突然また買い溜めが始まったようでビックリ致しましたが、これは東京都の小池知事が今週末の不要な外出自粛要請を出した事の影響が大きいのでしょう。感染爆発の重大局面だというのは分かりますが、ちょっと落ち着いて冷静に行動してもらいたいものですね。。。しかし夜間外出も控えてほしいとも言っておりましたが、なんとも営業妨害な話ですが今しばらくの辛抱か・・・(><)
スーパーやコンビニエンスストアが品不足となっているせいなのか、今日はフードをオーダーされる方が多い1日でした(^^;)こんな日に限って1人営業という事で、、、お客様にご迷惑をお掛けしないよう集中して業務を!出勤致しますと、店前に帰って来たミキティ一家がいらしてくれておりまして遅ればせながらの誕生日祝いをしていただき(^^)生まれた時に病院にお祝いに伺って以来の息子ちゃんにも会えまして、明るい気持ちで仕事に臨めました!
早々鉄人3名様がいらしてくれまして、「季節の浅漬け」、「半生極みジャーキー」をお作り致しますと、先日Tもかちゃんのお店を就職のため辞めた女の子がわざわざ2名様で挨拶にといらしてくてまして、「海老と野菜の生春巻き」をお作りした後ゆっくりお話しする事ができました!まだ若いのにしっかりした子で、わざわざいらしてくれて嬉しかったなぁ(^^)4月から立派な社会人として、新天地でも頑張ってほしいものです!
個室にアフターのお客様、カウンターに多少愛しさと切なさと心強さとちゃん&S子ちゃん、Tもかちゃん&アント3名様、近くのチーママなどいらしてくれまして、フードラッシュとなり「ポーク生姜焼きソテー」、「半生極みジャーキー」、「自家製ハンバーグステーキ」、「宮崎牛A5ランク内ももステーキ」などをお作り致しまして、各所で乾杯のお酒も頂戴致しまして6時前頃終了。今日も皆様の温かさに包まれた1日となってくれました(^^)今週末は横浜はどうなるか分かりませんが、BMは変わらず開けて皆様のお越しをお待ち申し上げております。

2020年3月24日(火)
まぁ妥当か・・・

7月24日から開催予定となっております、2020東京オリンピック・パラリンピックを、延期とするか否かの最終決定は、数日以内に下される見込みだと報じられておりました。新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を受けまして、国際オリンピック委員会(IOC)や、日本オリンピック委員会(JOC)などには、延期圧力が高まっております。
それはそうでしょう・・・問題となりました当初は、開催地であります日本での感染拡大が危惧されていたのですが、今となっては日本よりも、発生地の中国よりも、アメリカやヨーロッパの方が感染拡大が深刻な問題となっておりますから。。。日本にとりましても、これだけ世界中で感染が広がっている中、せっかく踏み留めているのに海外から多くの人間をわざわざ今招き入れる必要は全くないわけで。
東京オリンピック・パラリンピックを巡りましては、IOCが22日に、延期も含めた対策を検討し、4週間以内に結論を出すとしておりました。しかし、関係筋は24日に、4週間もかける事はないと致しまして、「数日以内に決定が発表されるであろう。何週間ではなく、何日の問題だ」と語っておりました。それを受けまして、安倍首相とIOCのバッハ会長の間で電話会談が開かれる事となったのです。
オリンピックは、世界最高峰のアスリートが集まり、最高のパフォーマンスを見せてくれるからこそ価値がある大会です。現段階では、予選が次々に延期・中止となり、選手が公平に選考されておりません。この状況が長く続く事は、オリンピックを見据える選手達にとりまして間違いなく悪影響となります。そのため、選手達にとりましては決定は少しでも早い方が良いのは明白です。オリンピックはやっぱり選手ファーストで開催されるべきなのですから!
冷静に考えれば、この状況で7月開催などあり得ないので、さっさと延期を決定するべきでしょう。万が一にでも中止になんてならないように、関係各所へ根回しを済ませて。延期をしたらしたで、これまでのゴタゴタ続きの流れからしてまた新たな揉め事が出てくるのは致し方ないところです。お金だとか会場だとかホテルだとか、色々な問題はあるでしょう。日本の経済的にも、延期とすればそれだけ余計に税金が掛かるわけですが、、、それでも新型コロナウイルスによる景気悪化に大きな楔を打てるのはオリンピックしかないように思われますのでやっぱりやった方が良いのではないかと思います。
今日の午後8時から安倍首相とIOCバッハ会長の間で電話会談が開かれ、その後IOCが臨時の理事会を開催する予定である事が分かりました。IOC理事会のメンバーの1人は取材に応じまして、「これまで2つの選択肢を協議してきた。それは、中止と延期だったが、中止は完全に無くなった」と話しました。その上で、理事会ではまだ具体的な延期時期についてはこれまで議論されていないとも話しました。
日本側としましては、開催時期案に2021年春という案も提示する予定なのだそうです。これは、猛暑での開催を避ける狙いがあるのだとか。この流れでいきますと恐らくは東京オリンピック・パラリンピックは開催延期となりそうですが、それにしても来春というのはどうなのでしょう?それまでに完全に新型コロナウイルスの感染拡大が終息しているとは限りませんし、実質1年に満たない延期期間では短いのではないかとも・・・
万が一オリンピック史上初の延期が決定すれば、その場合は26日から福島県でスタートする予定でありました聖火リレーは一旦中止する予定で、延期した場合の新たな開幕日が決まった時点でもともと計画されておりました121日間の聖火リレーを実施したい考えだという事も分かりました。ここまで考えを巡らせているのならば、春は冬をまたぎまた感染を繰り返す可能性があるのですから、来秋頃が望ましいような気がしますけれどね。そうすればマラソンも東京で開催できるでしょうし。
アメリカの競技団体などから延期の要望が相次いでおりますので、今夏の開催は非常に困難、中止は避けられそうですので現実的に延期という判断を下されるのが濃厚となってきておりますが、仮に延期となった場合、どの程度延期するかによって課題も変わってきます。そこで東京オリンピック・パラリンピックの延期時期を、年内・1年先・2年先と想定致しましてそれぞれのメリット・デメリットを調べてみました。
まず、年内での延期ならば、秋以降になる事で酷暑を避けられるというメリットがあります。既に代表に内定した選手がスライドして参加できる見通しも高く、選手選考への影響も最小限に抑えられるでしょう。しかし、新型コロナウイルスの影響が世界的に終息しているかどうかという課題があります。欧米スポーツが再開していた場合、巨額の放映権料でIOCを支えますアメリカテレビ局・NBCがオリンピックの視聴率の低迷を憂慮し、難色を示す可能性もあります。
1年延期ですと、2021年夏には福岡市で水泳の、アメリカで陸上の世界選手権がそれぞれあります。会場確保も大きな問題となりそうで、オリンピックの会場の多くはイベントや展示会などで人気のため、これから確保できるかどうかは不透明であります。ホテルやバス、ボランティアなどの確保も同様の問題となりそうです。大会後、マンションとして一般分譲されます東京・晴海の選手村は2023年3月が入居予定で、既に契約を済ませた人もおります。入居がずれ込めば、契約者の生活に影響を与えかねません。ただ、大会組織委員会の人件費と同様、2年延期に比べれば影響は抑えられます。
2年延期の場合、会場が比較的確保しやすいとみられます。2022年は、2月に冬季オリンピック・パラリンピック、11~12月にサッカー・ワールドカップがありますが、夏場には重なりません。ただ、最も大きな影響を受けるのは選手となりそうです。。。2020年に年齢的なピークを迎える選手も当然おりますので、せっかく死に物狂いで一度掴んだ代表の切符を失ってしまう選手が多く出る可能性があります。
大会組織委員長の森喜朗氏、東京都の小池知事、菅官房長官、橋本聖子オリンピック担当大臣が同席致しました安倍首相とIOCバッハ会長の電話会談は終了致しました。その結果・・・2020東京オリンピック・パラリンピックは・・・『1年程度延期する』という方針で一致しました。オリンピック・パラリンピックの延期は史上初、国内聖火リレーも中止、詳細な開催日程は今後の協議で決めるという事です。スポーツ界だけでなく、政治や経済、社会生活など各方面に甚大な影響が及ぶのは避けられないでしょうが、まぁ今の情勢を考えれば妥当な判断でしょう。
宿泊業・旅行業などの企業にとりましては、オリンピック延期の影響は計り知れない事でしょう。。。しかし、世界が1つになってこの困苦を乗り越え、1年後には、最高の形とは言わないまでも、「平和の祭典」を日本で開く事ができたら、世界は日本、そして東京に注目し、激励の意味も込めて海を越えやって来てくれるのではないかと信じたいものです!その日まで、首の皮一枚でつながっているような中小企業、我々のような飲食店を含め、政府には支援をしてもらいたいものですね。こうして決まったのですから、1年後に向けて今を乗り越え日本国一丸となって立ち向かいたいところです!
今日はT・Vさん、ドクターTさん&WISDOMちゃん、AYAちゃん2名様などと乾杯させていただいた後、多少愛しさと切なさと心強さとちゃん&S子ちゃん4名様とは<ズブロッカ>祭りを開催致しまして1本空けました(^^;)最後はドクターTさんにも手伝ってもらっちゃいましたけれどね(^^;)3連休明け、給料日前の平日という事もありまして、昨日今日は街が静かな感じですが、、、こんな時こそいらしていただいたお客様に満足してお帰りいただきたい!店内の美化に努め、少しでも美味しいお食事や飲み物をご提供できるよう、精進する良い機会だとも思います(^^)お帰りの際、皆様が来て良かったと笑顔で帰られる事を目指して!

2020年3月23日(月)
喫煙環境

眠気に負けそうになりながらも気力で負けず、、、寝ずに300キロの道のりを無事運転して1泊2日の家族サービスをして参りました。例年ですとこの時期はまだ、僕のようなノーマルタイヤでは行けないスキー場近隣の奥地まで行ったのですが、やはり暖冬なのですね・・・積雪が無い事は事前に宿に確認していたのですが、多少の凍結ぐらいは覚悟していたものの、全く問題無く通れましたから。
前日に積雪状態を確認したところ宿側には、「今日の時点では大丈夫ですが、万が一これから降ったりしたらノーマルタイヤで大丈夫だとは言いきれません」と、政治家のような責任転嫁の言葉をもらっておりまして(^^;)更にタイミング悪くウインカーライト故障の表示が出てしまいましたので、土曜日には何年振りか分からないぐらい久々にイエローハットに車のメンテナンスに行ったのですが、店内を見回してみましてビックリ致しました。
社会的に禁煙の流れが広まっている中、カー用品としては今でも車載用の灰皿が何種類も売られているのですね・・・僕の車は古いので車内に灰皿が装備されておりますが、聞くところによりますと、最近発売されました新車には、世の中の流れを受けまして灰皿というものはほとんど付いていないのだそうです。だから車載用の灰皿が売れるのだと。確かに僕もゴルフに行く時などどなたかの車に乗せていただきますと、「タバコ吸って大丈夫ですからね!」と車載用灰皿を渡される事があります。よく見ていなかったけれど、灰皿が装備されていなかったのかな?
カー用品のメーカーによりますと、現在も店舗では車載用灰皿のコーナーが一定の規模を占め続けておりまして、年間10億円もの市場で、車載用スマートフォンホルダーに次ぐ重要ジャンルと考えられているのだそうです。禁煙の流れの中、喫煙者人口は年々減っておりますが、新車への灰皿の装着がほとんど無くなった事もあり、純正オプションやアフター用品として灰皿のニーズが高まり市場が拡大したのだとか。
ひと昔前はよく見かけたのに、時代の移り変わりによるニーズの変化によって絶滅危惧状態となったともいえる車の装備品は、リトラクタブルヘッドライト・コラムシフト式マニュアルトランスミッション・オーバードライブスイッチ・電動ロッドアンテナなどいくつかあるのだそうですが、灰皿もその1つです。かつて灰皿とシガーライターは、車の標準装備でしたからね。
厚生労働省による2018年全国たばこ喫煙者率調査によりますと、成人男性の平均喫煙率は27.8%だったと。これは、1966年以降のピーク時の83.7%と比較致しますと、約50年間で56%減少している事となります。年代別にみますと、急激な喫煙率の減少傾向がみられます60歳以上は21.3%、30歳代から50歳代は35%ほどで推移しているのだそうです。
成人女性の平均喫煙率は8.7%であり、ピーク時の1966年より次第に減っております。女性で喫煙率が1番高い世代は、40歳代の13.6%。最低は60歳以上の5.4%となっております。確かにBMのお客様の40歳代は喫煙率高いですね(^^;)そして年々強まっていきます禁煙ブームに伴いまして、当たり前のように車から灰皿は消えていく事となるのです・・・
かつて喫煙人口が多かった時代には、灰皿はインパネから引き出すタイプや、ドア部分に内蔵されているものなど標準装備が一般的でした。同時に、電熱式のシガーライターも当然のように装備されておりましたが、現在ではその存在すら知らない世代が多いのが事実です。現在オプションとして用意されております灰皿は、その多くはドリンクホルダーに置きますボトル型となっております。
また、タクシーは2008年1月より全面禁煙となりました。レンタカーでも、多くの会社で喫煙車がホームページ上から抹消されるなど、自家用車以外でも禁煙は一般化したと言えるかもしれません。「車でタバコを吸う」という概念自体が、もう時代遅れでありますし周知されないという時代になっているのです。しかし、最近ではカー用品として後付けの灰皿や空気清浄機などのシガーソケットグッズが売れているという。これはどういった傾向なのでしょうか?
確かに喫煙者人口は年々減っているのですが、ゼロになったわけではありません。前述のデータを見ましても、まだ4分の1はたばこを吸っているのです。しかし路上や建物内での喫煙禁止といった流れがあり、更には灰皿が設置されております喫煙場所でも非喫煙者が通るような場所ではなんだか吸うのが後ろめたいような感じも致します。そこで、車内というプライベート空間でたばこを吸う事を楽しむという人が増えているというのです。これは喫煙者であります僕には分かる気が致しますね(^^;)
「車の中でたばこを楽しみたい」というよりは、「車というパーソナルな空間でストレス無くたばこを吸いたい」といったところでしょうか。外で吸いにくい、吸えない環境が進む一方で、車は誰にも文句を言われない自分だけの喫煙所のようなイメージです。ここにカー用品メーカーはビジネスチャンスと目を付けまして、ストレス無くたばこを吸えるようにと車に特化したドリンクホルダータイプの喫煙具を今売り出しているのだそうです。
家庭の灰皿とは違う車ならではのニーズとして、夜でも使いやすいようにLEDライトが点灯したり、そのための電源を確保するソーラーパネルが付いていたり、運転中でも簡単に火種が消せる消し穴を付けていたりします。そうした細かいニーズは、挙げ出すときりがないほど様々ですが、それを満たすと共に、車内で安心・安全にたばこを吸ってもらいたいという思いで作っていると。僕も今回の旅行では、運転中はガムを噛んだりしてたばこを吸うのは我慢しましたが、パーキングエリアやみんなが買い物中などの時に車内で窓を天井を含め5面全開にして吸っておりました(^^;)
4月からは、改正健康増進法が施行されまして、たばこを吸える場所が更に減っていきます。今まで吸えていた店舗でも、資本金または出資の総額が5000万円以下で、店舗の客席面積が100平方メートル以下でないと原則として店内全面禁煙となります(**)喫煙専用室を設置していればそこでは吸えますけれどね。資本金または出資の総額が5000万円以下でありまして、店舗の客席面積が100平方メートル以下でありましても、横浜市へ届け出ないと喫煙はできません。
BMは既に届け出を出しまして横浜市より喫煙可能の標識ステッカーをもらっておりますので、4月からも喫煙はできますが、入り口の窓ガラスにみっともないですがステッカーが貼られる事となります。。。でもBMでは未だに喫煙者の割合の方が圧倒的に多いのでそれぐらいは仕方ないかと。BMビルではまだ届け出を済まされていないお店も多いのですが、今日ビル側よりちゃんと届け出を済まさないと喫煙を認めないというお達しも来ておりましたので明日以降お話ししておきたいと思いますが、4月からもBMでは喫煙者の皆さん自分の車のようなプライベート空間の気分で喫煙をお楽しみ下さい(^^)
さて3連休明けの今日は、やっぱり街は静かなようでしたね(**)僕にも助っ人要請が数件参りましたが、、、早い時間帯池さんが多少愛しさと切なさと心強さとちゃんのお店へ行って下さいまして、知り合いの方もTもかちゃんのお店へ行って下さいましたので僕はなんとか回避放免されました(^^;)僕が伺う必要が無いというのは良い事です(^^)S子ちゃん、またまたまたまたまた帰って来たマスター2名様、鉄人2名様、BBさん&多少愛しさと切なさと心強さとちゃんと杯を酌み交わさせていただきましてm(_)m明日からも明るく頑張っていきましょう!と語り合いました(^^)
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、経済成長が減退して皆さん不安を抱えているのは間違いありません。でも、そんな中飲みにいらして下さいましたお客様に対しまして、我々も一緒になって暗くなっていては何の意味も無いと。お話しはストレス発散としてしっかり聞くにしても、少しでも明るい気持ちになってお帰りいただくのが今我々店側にできる務めだと思います!その点、またまたまたまたまた帰って来たマスターは「宮崎牛A5ランク 内ももステーキ」で英気を養っておられましたし(^^)鉄人とTもかちゃんは相変わらずのポジティブシンキングですし(^^)多少愛しさと切なさと心強さとちゃんはネガティブシンキングなのでちょっと心配ですが・・・(^^;)優しいお客様に恵まれておりますのでBMでストレス吐き出していれば大丈夫かなと(^^)ピンチを何とかチャンスに変えられるように、ビジネスチャンスはどこかしらに埋まっているはずです!それを見逃さないようにアンテナも張っておかないといけませんね。

2020年3月21日(土)
臨時営業

3連休の狭間、本当であればこの3連休は、今日をお休みとさせていただきまして韓国へ旅行に行っているはずでした。しかしこの新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けましてもちろん中止に。小中高校の臨時休校がまだ続いておりまして、テーマパークの休園、大型イベントの開催自粛なども続いている中、子供を連れて海外旅行など行けるはずもありません。まぁ行ったら来週からBM開けられないから行きたくても行けないのですけれどね(^^;)
最初は世界的にみればもっと軽く考えられていた感がありました新型コロナウイルスの感染拡大問題ですが、アジアだけの問題にはとどまらず、今やアメリカやヨーロッパでも猛威を振るっております(**)こうなって参りますと、東京オリンピック・パラリンピックの開催は本当に可能なのか?いや、開催を強行しようものならば、せっかく日本ではまだパンデミック状態を辛うじて抑えられているというのに、世界中から保菌者がやって来てそれこそ取り返しがつかない事態になってしまうのではないか?と危惧されておりますが、、、一体新型コロナウイルスの感染拡大のピークはいつになるのでしょう??
国内の新型コロナウイルス感染者の発症日を調べてみますと、政府の専門家会議が「1~2週間が急速な拡大か終息かの瀬戸際だ」と警鐘を鳴らした2月24日以降、爆発的な感染拡大は起きておりませんが、ピークを越えたとは言えない状況が続いている事が3月17日の共同通信の分析で分かっております。知事が独自の「緊急事態宣言」を出しました北海道では減少傾向となった一方、愛知県や兵庫県では高齢者施設でクラスター(感染者の集団)が発生しておりまして、、、懸念材料となっております。。。
専門家会議の見解から既に早1か月近くが過ぎているわけですが、事態は‘拡大’に向かっているのか?それとも‘終息’に向かっているのか?臨時休校対策など、異例の対策の成否はまだ明らかになっておりませんが、‘拡大’に向かっているのか‘終息’に向かっているのかにつきましては、専門家や医師の間でも見解が分かれるところのようですので、どちらになった場合でも万全の備えができますように、今日はどちら側共の意見をご紹介したいと思います。どちらが正しいというのではなく、どちらの場合にも備えていただきたいという意味で。
元厚生労働省医系技官の某医師は、「感染拡大は免れない」とする側です。この方の意見は・・・「そもそも瀬戸際発言の真意や根拠が分からない。1月の中国からの渡航者は昨年に比べて23%も多かったのです。年初にはもう感染者は入っていたはずです。初動対策を講じる期間はとっくに過ぎていましたから」との事です。この方の見解によれば、「日本でのピークは4月以降になる」との事で(**)新型コロナウイルスの感染拡大はむしろこれからが本当の戦いだという認識のようです。
同志社大学客員教授で、自らも開業されております某医師の意見は・・・「発祥地であります中国のピークとピークアウトの流れを見ておりますと、そこからやや遅れる日本では終息は6月より後では?」とより深刻な意見を持っております。「年内一杯は付き合う心づもりをしておいた方が良い。これだけ感染者数が増え、広がっている事から見ると、終息するには多くの人が一度感染し、抗体を作るほかないのではないでしょうか。その期間を考えますと、年内ピーク、終息は来年となるでしょう」との事です。
新型コロナウイルスの感染が中国で初めて確認されてから3か月余りが経ちました。この間、各国が防疫措置を講じてきましたが、感染拡大は止まらず、、、世界の感染者は20万人に達し、死者は8500人を超えております。発生源とされます中国では、新規の感染者は減少傾向にありますが、ヨーロッパではイタリアやスペイン、フランスなど一部の国で感染者が飛躍的に増加しておりまして、、、終息はまだとても見通せておりません。しかしそんな中、楽観的な考えを持っている専門家もいらっしゃります。
政府専門家会議のメンバーで、日本感染症学会の理事長は、「日本は4月以降は気温や湿度が上昇し、ウイルスが生き延びにくい環境になる」と、ウイルスの弱点を説明しております。終息時期は、「集団免疫など様々な要素が絡むので正確には分からない」としながらも、気温が温暖になる夏前を目途に、ウイルスは一定程度減る方向に向くと見ていると。しかし新型コロナウイルスはあくまでも新型ですから、本当にこのウイルスが気温や湿度が上がる事で生き延びにくい環境だと言えるかどうかは分からないところですからあまり説得力は無いかなと。。。
同じコロナウイルスに分類されまして、2002年末に流行が始まりました重症急性呼吸器症候群(SARS)は、2003年7月に世界保健機関(WHO)が「終息宣言」を出しました。SARSの流行は、発生源の中国の他、シンガポール・カナダなど北半球の国が中心で、「終息宣言」が出されましたタイミングはこれらの国・地域の夏に当たります。ここで注目したいのは、新型コロナウイルスは遺伝子的にSARSに類似しているとの報告がある点です。新型コロナウイルスはSARS同様に冬に流行しておりまして、終息までSARSと同様の経路をたどると仮定すれば、北半球の感染者の増加は今年の夏前には頭打ちになるとの見方も成り立つのです。
前述の日本感染症学会理事長は、「SARSは症状が出やすく、囲い込んで対処できた」と解説しております。一方、新型コロナウイルスは感染しても症状が出ない人が一定数いる事が確認されておりまして、この‘無症状病原体保有者’がウイルスの封じ込めを難しくしているとの指摘も多いのです。そしてこの日本感染症学会理事長は、このところ南半球の国で感染者が出ている事に警戒感を示しております。北半球の気候が温暖になり、ウイルスの広がりを一旦終息しても、これから冬を迎えます南半球で感染拡大が続けば、北半球に再度ウイルスが移り、、、感染のサイクルが作られる恐れがあるからです。
人の移動によりましてこのサイクルが形成されてしまったとしたら・・・終息までに途方もない時間を要する事となってしまいます。。。その上で前述の日本感染症学会理事長は、感染拡大の防止に向けまして、不特定多数の人が一堂に集まる状況を作らず、集団感染を抑える必要があると改めて強調しております。日本では、クラスターと呼ばれます感染者の小規模集団が各地で形成されておりまして、感染拡大に拍車をかけてしまっております。個人では、睡眠や栄養を十分に摂り、マスク着用や咳エチケット、手洗いなどの予防策を心掛ける事が当たり前だが重要だとも。
専門家の間でも意見が分かれるところですが、3月11日、ドイツのメルケル首相は「ドイツ国民の60~70%が新型コロナウイルスに感染する可能性がある」と警戒を呼び掛けました。これが現実になった場合、感染者の1~2割が重症化し、入院治療が必要になると考えますと、医療崩壊は免れないでしょう(**)こんな事が本当に起こり得るのでしょうか?このメルケル首相の呼びかけに関しましては、専門家の間で概ね「こんな事は起こり得ない」という意見で一致しているようです。
ある感染者がその感染症に対する免疫を持たない集団に入って来た場合、かなりの勢いで広がっていきます。しかし、‘集団免疫’という考え方があります。感染から回復し免疫を得た人々が「免疫の壁」として立ちはだかるようになりまして、未感染者が感染者から感染するのを阻止する形となるのです。すると、一定の未感染者を残しながらも、感染拡大は停止致します。ウイルスの感染力が弱まって感染拡大が止まるわけではありません。メルケル首相の「国民の60~70%」発言の背景には、集団免疫による感染拡大停止までに67%が感染する事になるという計算式に基づいた数字なのでしょうが、これは集団が新型コロナウイルスに対して全く免疫を持っていないという仮定に基づいたものだと。
季節性インフルエンザに対する免疫が、新型インフルエンザにもある程度有効だった事は2009年にパンデミック化した新型インフルエンザの時に証明されております。そもそも新型ではないコロナウイルスは、主に子供の風邪のウイルスとしてありふれたものでありまして、多くの人が年に1~2回は感染しているのです。そのため、子供や子育て世代、小児科医などは新型コロナウイルスに対してもある程度の免疫を持っているかもしれないと考えられます。現に今回の新型コロナウイルスは、子供の発症率が低い事が証明されております。
また、新型コロナウイルスは8割が軽症であります。無症状で経過する人も相当数おります。日本には、春節前から多くの中国人が訪れておりました。あくまでも推測の域を出ませんが、既に日本人の多くが自分でも知らないうちに感染していたのかもしれないのです。そうであれば、先に示しました集団免疫の作用で感染爆発は起こり難いといえます。患者数の推移を海外と比較しますと、日本は地域を封鎖したり移動制限や外出自粛を強要したりする事も無く、なんとかよく持ちこたえているともいえます。これは、政治決断の効果でもあり、日本人1人1人ができる事をやっている成果でもあると思われます!
今後は、患者数の推移を慎重にみながら、屋外や換気を十分にするといった条件で、社会活動を少しづつでも再開しても良いのではないかと思われます。とはいえ、大規模イベントや、今までクラスターのあった場所での活動の再開はまだ慎重にすべきでもあります。危機管理の基本は・・・初動において厳しい対処をして、様子を見ながら徐々に緩める事です!年明けから始まりました新型コロナウイルスとの戦いは、更なる長期戦に突入しております。しかし!慌てず腰を据えて戦うしかありません!今しばらく耐えて(><)この戦いに勝利して歓喜の酒を飲みましょう(^^)
という事で海外旅行が無くなりまして臨時営業となりました今日だったのですが、結果的には・・・開けて良かったなと(^^)そして今日開けていたお店は、結構どこもお忙しかったようです(^^)Tもかちゃんのお店なんて早い時間帯から満席だったようで、出勤早々待ちのお客様が4名いらっしゃりましたからね(^^;)BMはコバンザメ状態でのスタートとなりました・・・(^^;)そして出前のオーダーも多くいただきまして、T・Vさんは多少愛しさと切なさと心強さとちゃんのお店へと旅立たれ、競馬ファンの方とは3日間開催の締めの1日に向けまして入念なミーティングを。明日こそ取り返そう!と(^^;)
後半は、ミントちゃんに「ポーク生姜焼きソテー」をお作り致しまして、戻っていらしてくれましたT・Vさん&BBさん&多少愛しさと切なさと心強さとちゃん&S子ちゃんのところには、「宮崎牛A5ランク 内ももステーキ」をお焼きさせていいただきました!明日は無くなった韓国旅行の代わりの秘湯ツアーに朝から出掛けなければいけないので、僕はお酒は飲まずに過ごしていたのですが、結局それでもTもかちゃんとのミーティングは長期戦となりまして帰りは7時前になってしまいました(^^;)8時には出発したいところですので・・・寝ずに300キロ運転して参ります(**)秘湯までに辿り着かなかったら何の意味も無いから休み休み行こう(^^;)

2020年3月19日(木)
明日はお休みをいただきますが、明後日は営業致します!

厚生労働省が2018年に発表致しました、「ホームレスの実態に関する全国調査」によりますと、対象となりました全国1741市区町村で、確認されましたホームレスの数は4977人だったといいます。全国で5000人に満たないという数字が多いのか少ないのか?桜木町駅前だけでも10人近くのホームレスを見かけますから、ちゃんと調べたらもっと多いんじゃないかという気もしますけれどね。ていうかどうやって調べたのか知りたいところでしたが、それは載っておりませんでした(^^;)
ちなみに、「ホームレスの自立の支援等に関する特別措置法」及び「ホームレスの自立の支援等に関する基本方針」によりますと、都市公園・河川・道路・駅舎その他の施設を故なく起居の場所とし、日常生活を営んでいる者がホームレスと定義されるのだそうです。まぁよく考えたなっていうぐらいなんとも具体的で分かりやすい定義で(^^;)でもやはりそんな人達は日本国内を隈なく探したら5000人どころじゃない気がするけれどなぁ・・・
日本国憲法第25条では、「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」と、‘生存権’が保障されております。定住地・定職を持たず、社会保障など国民の誰もが持っている権利さえも放棄している形のわけですから、ホームレスという人達はみんな何かしらの訳ありと考えてよいのでしょう。その訳ありとは、国内で長年ホームレスの支援をしてきました「ビッグイシュー日本」の共同代表の方に言わせますと・・・最大のきっかけは借金からの逃亡なのだと言います。特にギャンブルが原因である割合が大きいとも。
1991年にイギリスで生まれました「ビッグイシュー」は、月2回、発行元が編集・発行致します同名雑誌を街角でホームレスが販売し、1冊売れるごとに180円のインセンティブが売り手の手元に残るというモデルなのだそうです。繁華街などでたまに道端に立ったまま雑誌を掲げている人を見かけますが、あれが「ビッグイシュー」なのですね。そんな人を見かけた事は多々ありますが、もちろん話しかけたりもしないので初めて知りました・・・
日本では2003年にスタートしてから、累計で700万部以上が売れまして、労働対価としての収入機会を提供する事で、ホームレスの自立を支援してきたのだそうです。17年ぐらいで700万部も売っている、というか売れているというのにはビックリですが、まぁ素晴らしい実績といえるでしょう。もちろんホームレス全員がギャンブル問題を抱えているわけではないですが、「ビッグイシュー」共同代表は、「人間の当たり前の生活を破壊する可能性には、職場での人間関係、恋愛、アルコール、薬物など様々あります。でも、たちまちのうちに1人の人間、1つの家族を完璧に破壊してしまう可能性があるのがギャンブルと薬物です」、と語っております。
そんな現実を踏まえ、独自に「ギャンブル依存症問題研究会」を立ち上げました「ビッグイシュー」は2016年に、ギャンブル問題当事者の体験談集「ギャンブル依存症からの生還」なる本を発行したのだそうです。更に「ビッグイシュー」は、2015年と2018年の2度にわたって冊子「疑似カジノ化している日本」を発行致しまして、気鋭の学者らと一緒に、統計的な根拠などに基づいてギャンブル依存の問題を多角的に検証しております。GDP世界第3位の先進国であります日本が疑似カジノとは過激な言葉ですが、まとめられましたデータを見る限り決して大袈裟ではない事が分かるのだと。
例えば、各国のギャンブル障害(依存)の有病者割合というものがありまして、それによりますとアメリカ0.42%(ラスベガスに限ると3.5%)、カナダ0.5%、イギリス0.5%、スイス0.8%などの数字が並ぶのだそうですが、日本はなんと3.6%なのだそうです!アジアの中で見てみましても、カジノが盛んなマカオでも1.8%なので、日本の突出振りは際立っております。しかも、日本国内の2008年の調査にさかのぼりますと、男性9.6%、女性でも1.6%と、、、にわかには信じ難い目を疑うような結果となっております。
もともとギャンブルは、伝統的にルーレットやカードなどのテーブルゲームが主流でした。日本でも、江戸時代にはサイコロを使いました丁半賭博、昭和になりますと花札、賭け麻雀が中心でした。ところが、1990年代からはスロットマシンなどに代表されますEGM機(Electronic Gaming Machine)が世界的に広がりを見せたのです。いわば電子ギャンブル機ですが、「ゲーム機械世界統計2016」の国別EGM設置台数によりますと、アメリカ86万5800台、イタリア45万6300台、ドイツ27万7300台などの2位以下を大きく引き離し、日本は457万5500台なのだそうです!
桁が違うじゃないですか・・・アメリカなんて国土もはるかに広いしギャンブルも日本よりはるかに盛んだと思われるのでこちらもにわかには信じ難い数字なのですが・・・実際このデータが出ているのだそうです。文字通り桁違いの結果です(**)日本の場合は、それがパチンコ台やパチスロ台である事に疑問を挟む余地は無いのですが、それにしても凄い数字だなと(**)国ごとの調査方法の違いを考慮したとしても、「ビッグイシュー」が日本は疑似カジノ化していると断言している事も大袈裟ではないようです。
確かに海外のカジノ施設とは違いまして、日本国内では人の集まる場所には必ずと言っていいほどギャンブル施設が点在しております。これは、パチンコだけの問題ではありません。最近は減ってきたものの、かつては街のあちこちに麻雀荘がありました。そこでは、仲間内だけのゲームにとどまらず、そこに居合わせた者同士が現金を賭けて卓を囲みますフリーマージャンが当たり前のように行われていたのです。今でも都会や地方を問わず、学校の近くだろうが病院の近くだろうが大通りに堂々とギャンブル施設があります。一応法律上では学校や病院の近くには出店できない事になっているんですけれどね。
そんな国は・・・恐らく日本だけだという事です。確かにギャンブルというとカジノのような裏系のイメージがありましたが、それ自体が既にパチンコ屋や麻雀荘が当たり前のように街中にある事に慣れてしまっている証拠。しかし、パチンコ店、競馬や競輪などの公営ギャンブル、麻雀荘、更には宝くじ売り場などをやり玉に挙げても意味はありません。なにしろ法律の範囲内でささやかなスリリングを良識の範囲内で楽しんでいるファンもいて、ギャンブルが日常生活に潤いを与えるアクセントになっている事も忘れてはいけないのですから。僕もその典型例です(^^;)
依存の元凶としてパチンコ店などばかりを頭ごなしに糾弾しても解決につながらないですし、そもそも法的には「3店方式による遊戯」である以上、強制的に規制をかけたり閉店させる事などはできないのです。機器メーカー、パチンコ店で働いている人もいます。更に、わずかなお小遣いで遊戯を楽しんでいる人の権利もあります。問題は、日常の風景となっておりますギャンブル施設ではなく、依存を生み出す構造の方だといえます。根本的な解決には時間が掛かりそうですが、そもそもギャンブルと依存の関係がきちんと研究されてこなかった事が、日本人の依存症率の高さの原因となっているのです。
2020年2月、今年度の診療報酬の改定が決まりまして、ギャンブル依存の治療に保険が適用される事が決定致しました。ギャンブル依存に対する医療の役割は未知数です。本当に必要なのは、大人が良識の範囲で楽しめる順法的なギャンブルの存在、依存しそうな人を事前に救済する仕組み、反社会勢力に金が流れ込まないような構造を作る事だといえます。そのために、日本の独自性を考慮しながら時間をかけて調査を行い、現状をきちんと把握する事がまず必要なはずだと考えられます。
図らずも、「カジノを含む統合型リゾート施設」=IRをめぐって、2019年末には現職の国会議員が収賄容疑で逮捕されました。そこに巨額のギャンブルマネーによるおいしい利権が埋まっている事が、皮肉にも国家の代表によって明らかにされてしまったのです。つまり、あまりにも唐突にギャンブル依存の治療が保険適用となったのは、IR事業を進めるためのアリバイ作りと勘繰る事もできます。カジノ導入は目前となっておりまして、僕は基本的には横浜にIRができてほしいと思っておりますが、まずは依存に陥らない仕組み、それにセーフティネット作りこそがカジノ導入前に必要だと思われます。ギャンブルにおけます日本の特殊性をきちんと理解し、時間をかけて調査研究を行って、クリーンなIRが横浜にできれば大歓迎といえますね。
何故こんな話をお書きしたかといいますと、これほどに新型コロナウイルスの感染拡大の影響で自粛自粛となっている今でも、パチンコ屋は人で一杯だというのです(**)公営ギャンブルであります競馬は場外馬券売り場が閉鎖となっておりましてインターネットでしか馬券を買えない状況となっておりますが、パチンコ屋は平然と営業しているのですね・・・人が密集してクラスターが起こりやすい場所であるといえるのに、それでも営業しておりまして、行ってしまう人がいる、、、パチンコ・パチスロの依存性は怖いものがありますし、利権も絡んでいる事でしょう。このような状況では、いくら経済効果を生み出すとはいえIRを誘致する事が横浜にとりましてプラスに働くとは思えなくもない。。。
祝日前の今日は、街に繰り出されていた方も多かったようで(^^)BMも忙しい1日となってくれました!早い時間帯には、SMさんがホワイトデーのお返しを持って義理堅くいらしてくれまして、久し振りにT・Vさんともお話し盛り上がっておりました(^^)そして仕上がった状態での山君来店(^^;)その山君をBBさんが壁となって面倒を見て下さる中(^^;)個室にミントちゃん4名様、カウンターに多少愛しさと切なさと心強さとちゃん3名様、20年来の知り合いの方2名様、なっちゃん、Tもかちゃん2名様などいらしてくれまして、「もやしのキムチ炒飯」、「自家製ミートソーススパゲッティ」、「宮崎牛A5ランク 内ももステーキ」などのガッツリ系の食事を召し上がられながらおつまみ系も出てくれました(^^)
今日はラーメン屋にはならなかったな?(^^;)と思っておりましたら、やっぱり朝方に「赤焼き味噌ラーメン」3人前をお作り致しまして(^^;)最後は祝日前の経営者同士ミーティングを6時前ぐらいまで行いまして、終わったと思い片づけをしていたところ・・・電話をいただきまして結局7時過ぎまで。でも久々に舞祭組ちゃんにも会えて良かったです(^^)明日は祝日でお休みをいただきますが、土曜日は通常営業致します!3連休の間となりますが、皆様飲みに出られる事を願いまして。1人営業ですが、手が足りないようだったら帰って来ている上の娘に手伝ってもらおう(^^)

2020年3月18日(水)
夜中はラーメン屋(^^;)

お会計をしておりまして、縁がギザギザになっている10円玉、通称‘ギザ10’を久々に見つけました。昔はよく見かけたものですし、OWESTさんが集めていたから取っておいてはお渡ししていたものですが、そういえば最近見かけなかったような気がします。ただ単に意識していなかっただけか?ふと財布を覗いた時、見つけるとちょっと幸せな気持ちになったりして、集めた経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか(^^?)
昔は確か、「ギザ10は30円の価値があるんだよ」とか言われていたものですが、あれって本当だったのかな・・・?そもそも‘ギザ10’ってどういう経緯で生まれたのでしょうか?たまたま見つけたのも何かの縁だと思って調べてみる事にしました(^^;)本当に30円の価値があるのだとしたら、当時OWESTさんに200枚以上はお渡ししていたはずだから2000円で6000円の価値があったはずなのですが・・・(^^)今だったらもっと価値が上がっていたりして!?
まず、気になる‘ギザ10’の価値を調べてみました。コイン販売業者らでつくられております日本貨幣商協同組合というところが発行しておりまして、現在の貨幣でなく、昔の貨幣や古文銭、大判金などの価格が列挙されております「日本貨幣カタログ2018」なるものを参考に致しますと、貨幣ごとの保存状態によって、{完全未使用品}・{未使用品}・{極美品}・{美品}・{並品}の5段階に分かれ、それぞれ価格が載っておりました。
1番高いのは・・・昭和26年の{完全未使用品}で、価格はなんと8万円!他の‘ギザ10’は{完全未使用品}であれば1万8000円~5万円と高額です。ただ、‘ギザ10’が発行されたのはわずか7年間なのだそうで、1番新しくても昭和33年と古いため、{完全未使用品}が出てくる望みは相当薄いとの事。確かに僕がOWESTさんにお渡ししていた‘ギザ10’も、{完全未使用品}ではないどころか明らかに使い古したようなものばかりでしたからね(^^;)
1番あるとしたらやはり{並品}だそうです。こちらの定義は、「全体に摩耗が進み、高い部分の図案の多くが消えている。傷が多く、汚れ、変色も全体に見られる」だと。僕がOWSTさんにお渡ししていたのはまさしくこの{並品}でしたね(^^;)価格は、昭和26年で50円、昭和32年で80円、昭和33年で100円、昭和27~30年は額面通りの10円なのだそうです。さすがに当時OWESTさんにお渡しする前に年代までは見ていなかったけれど、中には昭和33年があったのかな?それだったら100円の価値があったのですね(^^)
発行枚数は、単純計算で1億7000枚ほどだそうです。そう考えますと‘ギザ10’と出合う可能性が低いとも言い切れないですね。これからまた注意深く見てみよう(^^;)ちなみに、日本貨幣商協同組合の鑑定料は、鑑定品の価格が10万円未満であれば5000円、1000万円以上ならば15万円などとなっておりました。偽物や鑑定不能品は1品につきまして5000円かかるようです(**)5段階のどの程度になるかはここの日本貨幣商協同組合を通さなければならないのだそうですが、結構鑑定料高いから、仮に見つけたとしてももし偽物だったら・・・?と考えますと鑑定するかどうか迷うところですね(^^;)
次に、‘ギザ10’の意味を調べてみました。貨幣を製造しております造幣局の職員の話では、昭和26~33年の10円玉は、当時の最高額面である事を示すために縁にギザギザがつけられたのだそうです。更に造幣局のQ&Aコーナーには、‘ギザ10’に関しまして「昭和26年に当時の最高額面として10円貨が登場したためギザギザがつけられてしまいましたが、昭和32年に100円銀貨が発行され、この100円貨との区別が難しかった事から、昭和34年にギザギザ無しのデザインへと変わりました」と詳しく書かれております。造幣局がギザギザが「つけられてしまいました」と自ら言っているところが面白いですね(^^;)
前述の造幣局の職員は、「消費税3%が導入された平成元年は、1円玉と5円玉を大量に製造する必要があったため、全貨種で約48億枚が造られました。ですが、ここ数年ほどは平均して約10億枚の硬貨が造られております」と話しております。クレジットカードや各電子マネー、更にはスマホ決済と、キャッシュレス化が進み小銭を使う機会が減少しているのを実感致します昨今、それでも昨年は約10億枚以上、実に1400億円を超える硬貨が製造されているのです。これはちょっとビックリですね・・・
しかし、これから世の中ますますキャッシュレス化が進むというのに、毎年そんなに硬貨を造り続けちゃって大丈夫なの?余っちゃわないの??と心配になりますが(^^;)ここで前述の造幣局の職員が‘ギザ10’の話を持ち出しているのです。「かつて頻繁に見かけた‘ギザ10’ですが、最近はあまり見かけないと思いませんか?自動販売機で認識されないものを含め、劣化した硬貨は銀行で回収され、造幣局に戻ってくるのです。そして溶解されてから再び新しい硬貨として生まれ変わるのです」と話しております。知らぬ間に硬貨はリサイクルされていたのですね!
造幣局は、紙幣を製造する国立印刷局と双璧をなす、貨幣の製造を担う財務省所管の独立行政法人です。大阪市に本局が、広島市とさいたま市に支局がありまして、硬貨の歴史を学んだり製造工場の見学も可能となっております。一般的に流通する通常貨幣は、大阪本局と広島支局が主に製造しているため、さいたま支局での製造機会は限られているのだそうですが、稼働している時は1分間に約750枚の硬貨が造られていく瞬間を見る事ができるのだそうです。
銅、ニッケルなど貨幣材料を電気炉で溶解し、連続鋳造装置で鋳塊を造ります。その鋳塊を高温の間に所定の厚さで圧延し、次に常温で圧延する事で硬貨の厚みにまで仕上げれば、加工前のもととなります圧延板ができあがります。無機質な圧延板を見ますと、「これがお金になるの?」とにわかに信じ難いそうですが、広島支局でのみ見学できます圧延板の製造工程は、迫力があって圧巻なのだとか。この後、圧延板を貨幣の形に打ち抜いた円形がさいたま支局にも運ばれまして、プレス機で模様を施す「圧印」、「検査」を経た貨幣を袋詰めし、日本銀行に送られます。
さいたま支局では、「プルーフ貨幣」と呼ばれます特別な加工を施した硬貨の製造と、3局で唯一勲章の製造過程も見学する事ができるのだそうです。「プルーフ貨幣」とは、端的に言えば記念や収集のためのいわば工芸品のような貨幣なのだそうです。通常貨幣とは異なりまして、研磨機で表面を磨き上げましてピカピカにしたり、変色しないようにスプレーをかけたりと、1枚1枚丁寧に造られているのだと。まるで鏡のような光沢をもつ完成品を見た人は、「硬貨のデザインってこんなに格好良かったんだ・・・」と唸るのだそうです(^^;)
ここからは知る必要があるかどうかのマメ知識となってしまいますが・・・特別に製造されます「プルーフ貨幣」は、値段も通常とは異なる特別価格となっておりまして、その年の1円玉~500円玉まで6種類、666円を組み込みましたセットの販売価格は10倍以上の約7700円~だと!勲章製造では、職人の匠の技を堪能できます。天皇陛下が即位パレードの際に偑用されました大勲位菊花章頸飾や、春秋叙勲の際に授与されます勲章も、造幣局で1つ1つ手造りされているのです。それを職人達は見学者の視線を浴びながらミリ単位の作業で施していくのですね。
工場に隣接します博物館には、2024年に1万円札の顔となります渋沢栄一氏の埼玉県千円銀貨や、かつては日本最古の貨幣とされておりました和同開珎、江戸時代の慶長大判なども展示されておりましてお金の歴史が学べます。体験コーナーでは、千両箱を持ち上げたり、貨幣の健康診断機で手持ちの硬貨の状態を測ったりできるらしいですから、子供を連れて行っても喜ぶかもしれませんね!残念ながら新型コロナウイルスの影響により工場見学及び博物館は3月一杯休館となっているそうですが(**)4月以降僕も子供を連れて行ってみたいなと思いました(^^)でも喜ばないかな・・・(^^;)
今日大坂から出張で横浜に来ているというお客様に伺ったのですが、新幹線はグリーン車乗客わずか3人だったそうで、横浜につきましてもホテルやレストランはガラガラ、、、「新型コロナウイルスの経済への影響は大きいねぇ」とおっしゃっておられました。大阪も街中が別の田舎町のように静まり返っているのだそうです。。。そんな中でもいらしていただきましたお客様には感謝しかありませんm(_)mこればかりはあれこれ考えても1人の力でどうにかなる問題ではないですから、今は耐えるしかありませんね。でもカウンターの中ではいつでも明るく皆様をお迎えしたいと思っております(^^)僕が暗くなっていても喜ばれませんから(^^;)
WISDOMちゃんも早々に帰って行かれた後、今日も元気に飲まれておりましたEGGさん軍団が6名様でいらしてくれまして、「具沢山のサンマー麺」3人前、「極み半生ジャーキーのユッケ丼」をオーダーいただきましてしばしキッチンへ籠りましてお作りし始めますと・・・Tもかちゃんアント&フォックスちゃん、アフターのお客様もいらしてくれまして今度は「赤焼き味噌ラーメン」を2人前(^^;)軽く<ズブロッカ>&<テキーラ>祭りも開催されましたが、後半はラーメン作りに追われたひと時でした(^^;)夜中はラーメン屋状態の日がたまにありますから、おかげで数人前をいっぺんにお作りするのが慣れてきました(^^;)次回大坂からの出張のお客様にも、横浜名物「具沢山のサンマー麺」召し上がっていただきたいものです(^^)

2020年3月17日(火)
凄いんだな餃子の王将って・・・

新型コロナウイルスの影響が企業を直撃しております。。。帝国データバンクの調べによりますと、新型コロナウイルスの影響を受けた倒産の件数は、3月11日時点で8件。そのうち半数は、旅館経営や国内旅行業といった「レジャー消費」にかかわる事業を運営しておりました。
今回帝国データバンクが調べました倒産件数8件というのは、もちろん大企業の話でありまして、中小企業に至りましては数えきれない程の倒産会社が出ている事でしょう(**)レジャー産業、旅客業などは外出自粛要請の影響が如実に表れてしまいますが、、、我々のような小売店への影響ももちろん計り知れないぐらい大きいものがあります。。。
小売店に対してお客様の分析ツールなどを提供しますABEJAは3月12日に、同社のサービスを利用致します約700店を対象としました来店客数や売上高などの推移調査結果を発表致しました。それによりますと・・・厚生労働省が国内1例目の新型コロナウイルス感染者確認を発表致しました1月16日以降、2月末までにかけましての来店者数、店前通行者数、売上高、共に減少となりました。
まぁこんなご時世で増えるわけがないのですから減少しているのは今更報告するまでもないのですが(^^;)3月2~8日の期間では、店舗売上高が前年同期比の55.1%と、半減近くまで落ち込んでいるのが特徴です(**)終息の兆しがないのですから回復傾向とまではもちろんいかなくても、横ばいどころか、日に日に悪化している状況が未だ続いているという事です。。。しかしこの店前通行者数というのを調べるというのは面白いですね。
意外な事に飲食店は、2020年が閏年のため例年よりも暦の数が1日多かった事から、それほど落ち込んでいるところは少なかったといいます。とはいえ、2019年に10%への消費増税があった事に加えて、今回の‘コロナショック’となれば、、、影響はこれから本格化してきそうだともいえるかもしれません。
そんな中で気を吐いているのが・・・中華料理チェーンの「餃子の王将」を展開致します、王将フードサービスなのだそうです!何故今、餃子の王将がそんなにアツいんだ・・・!?餃子の王将は、2019年10月の消費増税以降も、2020年2月まで前年同月比で100%以上の売上高を堅持しておりまして、遡って2019年8月から7か月連続で同月比過去最高売上高を更新しているのだそうです!
また、2020年2月には、直営既存店での売上高が前年同月比で110%超えの111.3%!2月23日には、1日の売上高が3億1600万円を超えまして、今期3度目となります創業以来過去最高売上の更新となったのだそうです!!これは凄い事ですね・・・僕はほぼほぼ食べた事は無く、1~2度食べた事はあると思うのですが、不味いとは思いませんが特に美味しいという記憶は残ってはいないのですが・・・(^^;)
同社は好調要因につきまして、生ビールを対象に実施致しましたキャンペーンや、マスコミへの露出増加を挙げておりますが、小売・流通アナリストによりますと、「餃子の王将は飲食業界の中でも特殊な存在だ」と前置きした上で、その他の要因からも餃子の王将の凄さたるものを分析しております。勉強になるかもしれませんのでこのアナリストの話を載せてみます。
昨今の飲食業界につきましてこのアナリストは、「消費増税があり厳しい中で、新型コロナウイルスのダブルパンチ。消費者の目はどんどんと『中食』へと移っている」とコメントしております。まぁsれはアナリストがわざわざ言わなくても飲食業界の誰もが分かっている事なのですが、、、そうした現状でも餃子の王将がうまく‘カウンターパンチ’を繰り出せている事につきまして、2つの要因を挙げております。
1つは、「従業員のモチベーションの向上」だと。飲食業は、長時間労働や低賃金が珍しくない業界として数えられる事もあります。また、それを理由に求職者に対して不人気な業界として語られる事も多いものです。しかしこのアナリストは飲食業界不人気の本質的な理由を、「長期的なキャリア展望の描きづらさにある」と指摘しております。つまり、長く働いても中々キャリアアップしづらかったり、選択肢が少なかったりする環境だという事です。
一方、餃子の王将では「王将調理道場」、「王将大学」といった制度を用意する事で、こうしたマイナス面をカバーしているのだそうです。「王将調理道場」では、一定水準の腕前となるよう従業員に対して調理技術などを指南します。また、「王将大学」では、主にマネジメントを指導しております。調理面と経営面の双方から、全店舗一律でスキル向上を図っているのです。更に、フランチャイズでの独立支援も旺盛に行っております。公式ウェブサイトによりますと、「一般加盟」と別に「社内独立制度」を用意。フランチャイズ店オーナーの半数以上が餃子の王将からの独立組だといいます。
2つ目が、設備投資の充実です。餃子の王将は現在、日本国内に4つのセントラルキッチンを保有しておりまして、配送拠点としても運用しております。そのうち、2016年に竣工致しました東松山のキッチンには、‘成形餃子システム’なるものを導入致しまして、約600店舗の餃子をまかなう事ができると公式ウェブサイト上で紹介しております。こうした効率化により、価格競争で優位に立ち、効率化による従業員負担の軽減に成功しているのです。
今でこそ完全な勝ち組として順調な経営を歩んでおります餃子の王将ですが、2017年3月期までの3年間は、売上高が前期比でマイナス続きだったそうです。苦しい時期でもこうした足腰への大規模な設備投資を欠かさず、しっかりと長期的な立て直しを図れている点に‘カウンターパンチ’の秘訣があるというのです。この時期に過去最高売上高とは凄いの一言!企業規模が我々とは違いますが、社員育成システムを含め、その手法は確かに見習うべき点があります。
新型コロナウイルスの猛威にさらされる飲食業界。。。苦境に立たされる現状ですが、それでも生き残るために取るべき具体策を我々は見出していかなければなりません!今回の騒動でますます飲食店離れが進んでしまう可能性もありますし、日本人は自粛意識が強い傾向にあるため、一度落ちた客足が戻るには相当な時間を要する可能性もあります。特にインバウンドに重きを置いていた飲食店は、今や瀕死の状況といえるかもしれません(**)
苦しい事には変わりありませんが、この逆境に対抗し、あるいはこの逆境を逆手に取るために、様々なアイデア・工夫を実践する事はできます。今回の騒動を、官民・飲食店と、飲食店利用客みんなで乗り越え、そこで得た様々な知見を活かし、日本人客はもちろんインバウンドの皆さんも安心して利用できるような飲食店に成長していかなければ!生き残った飲食店は、これまで以上に衛生面の徹底を図るようになるでしょうし、お客様がいらして下さる有難みを当たり前のようには感じなくなるはずです。何より1番大事なのは、お客様に選んでいただける魅力を持つ事!それをソフト面でもハード面でも兼ね備えていれば、必ずやお客様はいらして下さります(^^)みんなもう飲み食いしなくなるわけではないのですからね(^^;)
今日はいらして下さりました皆様よくフードをお召し上がりになられた日でした(^^)アルバイト君が体調不良との事で急遽休みになってしまいまして、、、予定しておりましたバルコニーちゃんのお誕生日お祝い会には伺えなかったのですが(><)代わりに行って下さいましたNOW屋さんカップル&氷河君カップル4名様で幕開け。ご一緒したかったのですが・・・失礼致しましたm(_)mと同時にありがとうございました!
バルコニーちゃんお誕生日お祝い会の多少愛しさと切なさと心強さとちゃんのお店は、こんな時にもかかわらず大盛況だったそうで何よりでした(^^)駆けつけておられましたドクターTさんには「もやしのキムチ炒飯 目玉焼きダブル」を、タートルさんには「ホワイトソースのシーフードドリア」をお作り致しまして、乾杯のお酒も頂戴致しましたm(_)mタートルさんとは、後日後祝いのお約束も(^^;)今週中にはちゃんと行かなければと思っております。
知り合いの方2名様。鉄人2名様のところには、「季節の浅漬け」、「自家製ハンバーグステーキ」、「マテ茶鶏の黒チキンカレー」をお作り致しましてこちらでも乾杯のお酒を頂戴致しましてm(_)mWISDOMちゃん、近くのバーテンダーとも乾杯させていただきまして最後は朝定食ならぬ朝ラーメンを3杯お作り致しまして終了。最近「赤焼き味噌ラーメン」と「具沢山のサンマー麺」がほぼ同杯数うまい事?出てくれちゃいまして中々大変です(^^;)明日も1人営業ですが、、、頑張らなければ!今週は金曜日祝日ですから少し体に無理は効くので(^^)

2020年3月16日(月)
なんとかいい案が・・・

3月11日、日本高校野球連盟は19日に開幕予定でありました春の選抜高校野球大会を中止とすると発表致しました。これについては先日この日記上でも経緯を詳しく触れましたが、1924年に始まりました歴史と伝統のある同大会は、1942~1946年に戦争の影響によります中断はあったものの、開催が決定した中での史上初めての中止となってしまいました。。。
出場を予定しておりました32校の選手達・監督・関係者らの無念は計り知れないものがあると思われますが、それだけの国難とも言えます新型コロナウイルスの感染拡大による非常事態ですから、、、仕方がないとも言えます。しかし、なんとか32校に対する救済措置を!という声も多く挙がっております。果たしてどんな可能性が考えられるのでしょうか?それにつきましては、日本高校野球連盟会長や毎日新聞社社長・大会会長も、「何らかの形で甲子園の土を踏ませてあげたい」と話しておりました。
今春の甲子園でのプレーが幻と消えてしまった32校には、同一道府県からの代表校があるため、全校が今夏の地方大会を勝ち抜くという事はあり得ません。ですから一定のシード権を与える方法や、プロ野球が開催されていない期間に記念試合を実施する事などが考えられますが、新型コロナウイルスの感染拡大が夏までに終息しているとも限りません。最悪の場合、卒業後に選手を集めて甲子園でエキシビジョンマッチを行うなどの方策も考えられているそうですが、具体的に今、これならばいいんじゃないか!?という5案が浮かび上がっているというので僕も一緒になって考えて検討してみたいと思います(^^;)
救済案①~{夏の甲子園開会式への参加}~恐らく最も現実味の高い救済案がこれです。夏の甲子園に出場します49校とは別に、選抜大会出場を決めながら地方大会で敗れてしまった高校も開会式に参加、選手の入場行進を行うというものです。開会式参加人数の増加も、春夏連続出場校が一定数出てくるであろうという事を想定すれば大した問題ではありません。
日本高校野球連盟会長は、「甲子園の土を踏ませてあげたい」とは言いましたが、「甲子園で試合をさせてあげたい」とまでは言っておりません。開会式参加だけならば、大会日程にも影響は出ないため、実現の可能性は非常に高いのではないか?と思われます。開会式への参加ではなくとも、甲子園練習や甲子園見学への参加といった措置も十分考えられます。ただ、選手の気持ちという事を考えますと・・・これで救済措置と言ってしまっていいのかという葛藤は残ります。選手は甲子園でプレーする事を目標にしてきたのであって、甲子園で入場行進をする事を目指していたわけではないからです・・・
救済案②~{夏の甲子園に‘選抜大会出場枠’を設置}~選抜大会に出られなかった高校、選手達全員に、甲子園でのプレー機会を与える事を考えますと・・・この案となるでしょう。49校+地方大会で敗れた選抜大会出場校で夏の甲子園を戦うという事です。救済措置としては、考えうる最大限の案のようにも思えますが、当然様々な障害やデメリットも存在します。
1つは、日程の問題です。この案ですと、そもそも出場校数が地方大会の結果を待たないと確定できません。今年の夏の甲子園は、現時点で8月10日~25日までの開催を予定しておりますが、この日程内で全ての試合を消化する事は事実上不可能になります。ただ、東京オリンピック・パラリンピックの影響で、例年より開催時期が後ろ倒しになっておりまして、オリンピック期間中はプロ野球もシーズンを中断しているため、甲子園球場のスケジュールは空いております。特例にはなってしまいますが、オリンピック期間中に開幕させ、日程を調整する事は理論上不可能ではありません。
ただ、それ以上にデメリットになりうるのが・・・夏の甲子園の価値と選抜大会出場校のモチベーションです。果たして選抜大会出場校は負けても出場が決まっている夏の地方大会でモチベーションを保つ事ができるのか?3年生にとりましては最後の夏、負けたら終わりだからこそ見られる試合やプレーがそこにはあるからです。考え方を変えれば、選手達から最後の夏まで奪ってしまう事になりかねません。そうなりますとやはり・・・春と夏は独立して考えるべきかとも思われますが・・・
救済案③~{選抜大会出場校のエキシビジョンゲームを甲子園で開催}~先ほどもこの案には触れましたが、春と夏の甲子園を明確に分け、尚且つ選抜大会出場校に「甲子園でのプレー機会を与える」事を考えますとこの案もあります。しかしこちらもやはり障害となりますのは日程面です。最も実現度が高いのは、夏の甲子園開催中に試合を行う事です。開幕前日や休養日、準決勝、決勝戦の直前などの空いている日を活用すればやれない事はありません。
ただし、あくまでもエキシビジョンゲームとなってしまうので、「優勝を目指す!」という甲子園の本質とはややかけ離れてしまいますし、それこそ球児達のモチベーションが上がるのか?という問題もあります。先程はエキシビジョンマッチと書きましたが、このように空き日程を利用してやるとなりますと、マッチというよりゲームといった感じで、そこまでしてやる必要あるの?それで球児達が本当に喜ぶの?という問題にもなりかねないでしょう。
救済案④~{選抜特別大会の実施}~これは、今回の中止を事実上の延期としてしまうという案です。出場予定でありました32校を甲子園に集め、選抜大会と同じようにトーナメントで優勝を争うというものです。これができるのであれば中止ではなく延期という形となりまして、遠足や運動会と同様、延期になってしまったのは残念だけれど仕方ないか、ぐらいの気持ちで選手達もいられるのでしょうが(^^;)それが簡単にできるのならばこんなにも苦労はしないのです。。。
まずは、②や③以上に日程の調整が困難となります。春から夏にかけては、春季大会や夏の地方大会、甲子園と日程が詰まっております。新型コロナウイルスの感染拡大も終息していない今、ただでさえ日程が読めない現状を考えますと、夏の甲子園大会前の開催は事実上不可能でしょう。となりますと、秋以降の開催となりますが、今度はプロ野球との兼ね合いが出てきます。プロ野球自体もシーズン開幕が延期となりまして、日程が後ろに延びる事が想定されるからです。甲子園にこだわらず、他球場で行えば実現できるかもしれませんが、やはり「甲子園で」という思いは強いでしょうから・・・
救済案⑤~{夏の甲子園の出場枠増}~夏の大会で選抜大会出場校にアドバンテージを与えるのは、ここまで書いてきたようにやはりリスクもあるものです。であれば、思い切って出場枠そのものを増やすという手もあります。実現度は低くはなりますが、各地方の不平等をなくすという意味でも、現状の枠×2、出場98校で夏の甲子園を戦うというものです(^^;)各地区のトーナメントを2分割するだけでいいので、地方大会に限っていえば日程の調整は不要ですし、もっといえば決勝戦の分1試合少なくする事ができます。
当然日程面では大幅な調整が必要となります。②のように、オリンピック中の開幕や、1~2回戦のみ甲子園球場以外でも開催するなどの対応が必要となるでしょう。もちろん、枠を倍にしたところで、選抜大会出場校が夏の甲子園に確実に進めるわけではありません。ただ、チャンスが単純に2倍になると考えれば、やる価値はあるとも言えます。出場を逃した場合は、①と組み合わせて開会式や甲子園練習への参加を行ってもいいでしょう。ただ、厳密に言えばこれは選抜大会出場校への救済措置ではありません。甲子園出場のチャンスが2倍になるのは、全ての高校だからです。
しかし、今回の新型コロナウイルスの感染拡大で影響を受けたのは、なにも選抜大会出場校だけではありません。春季地方大会や地区予選が相次いで延期・中止となり、大事な公式戦の場を奪われた球児達は全国に大勢いるのです。学校が休みになり、練習や対外試合もできない日々をみんな送っているのです。ですからこの案は、選抜大会出場校ではなく、全ての高校への救済案といえます。
こうして5つの救済案を並べてみましたが・・・どれも帯に短し襷に長しでありまして、、、これならば公平でいい!という案は残念ながら見当たりません(**)当然これらよりも実現度が高く、球児達の思いに寄り添った案もあるかと思われます。未知のウイルスによって、日本のスポーツ界が大きな傷を負った今だからこそ、少しでも多くの声、多くの意見が世に発信される事は良い事だと思いますがね。
現時点では、春はもちろんの事、夏の甲子園大会に新型コロナウイルスの影響が及ばないという保証はありません。。。恐らくは、どんな救済案でも、全ての高校、全ての球児達を納得させる事は難しいでしょう。だからこそ!誰もが考えつくような救済措置ではいけません。それこそ、これまでに無い発想や思い切った措置が必要だと思われます。皆様はどれかピンときた案がありましたか?僕は何気に・・・③と④をひっくるめて、エキシビジョンゲームを夏の大会前に1日、各校5回までの1戦のみ、という形でもいいからお祭り的な感じで行って、春は春でけじめをつけ、夏の大会には②や⑤の案を取り入れて改めて各都道府県内で勝負!という形がいいのではないかと・・・
出場を決めていた球児達の思い描いていた選抜大会と同じようにはならないでしょうが、球児達のメンタル面を考えてもやはり春は春でけじめを1回つけて、エキシビジョンゲームという形でも甲子園の土を踏んでもらって、夏はもっと長くいるぞ!勝ち抜くぞ!と気持ちを切り替えて臨めればと。幸いにして、夏の大会まではまだ幾分時間はあります。直前まで無観客での開催を目指しながらも、最終的には中止を決断した日本高校野球連盟。その決断力と選手に寄り添う気持ちを第一に、最高の救済措置をなんとか導き出してほしいものです。
今日はヒクソン、バンブーリーフさん長女、千葉の暴君妻などの方々のお誕生日でありましたが、我が家の猫も今日で14歳に!ウイスキーに準えて付けられましたジャック&ダニエルという名を背負いまして早14年です(^^;)残念ながらダニエルの方は数年前に亡くなってしまいましたが、ジャックは1月の死の淵からの生還後、獣医さんも「こんな奇跡見た事が無い」と驚くほどの奇跡の回復で元気を取り戻しましてまだ健在。余命1週間と言われてから、何故蘇ったのか未だに分からないんですけれどね(^^;)まぁもう病気を気にして健康食を与える事も止めたので、好きなように余生を元気に過ごしてもらいたいものです(^^)
BBさん&多少愛しさと切なさと心強さとちゃん&WISDOMちゃん、タートルさん&バルコニーちゃん達とは静かにいつもの<グレンフィディック 12年>で乾杯させていただいていたのですが、フォックスちゃんがいらしてくれまして<ズブロッカ>祭りとなりますと状況が一変!きれいに<メーカーズマーク ミントジュレップ>、<メーカーズマーク 46>をバーらしくお飲みになられているジョーさんを横目に、フォックスちゃんと盛り上がってその後Tもかちゃん2名様も加わって宴は朝6時前まで(**)Tもかちゃん回復したからって飛ばし過ぎじゃないかと・・・(・ ・+)そのままゴルフだと言っておりましたが、また倒れないように気をつけて。僕も明日お誕生日お祝い会を控えておりますから今日はゆっくり休みますzzz

2020年3月14日(土)
お帰りTもかちゃん!

今日、品川駅と田町駅の間に、JR山手線と京浜東北線の新駅「高輪ゲートウエイ」が開業致しました。表記的には、「ゲートウェイ」ではなく、「ゲートウエイ」なのか?見てみますと「エ」の大きさが中間な感じでどっちとも取れます(^^;)JR山手線としては49年振りの新駅誕生となるのだそうですが、しかし「高輪ゲートウエイ」って・・・なんともパッとしないというかダサいというか(**)更にその看板のフォントに明朝体が採用され、見づらいなどとインターネット上で不満の声が相次いでいるそうです。
JR東日本の駅看板の多くにはゴシック体が使われているのですが、ゴシック体と比べまして明朝体ですと視認性が低いと指摘する人が少なくないのだとか。そもそもゴシック体と明朝体の違いってお分かりでしょうか?僕はよく分からず調べたのですが・・・明朝体は横線に対して縦線が太く、横線の右端と曲がり角の右肩に三角形の山(ウロコ)がある書体だそうです。一方ゴシック体は、横線と縦線の太さがほぼ同じで、ウロコがほとんど無い書体だそうです。明朝体は可読性が、ゴシック体は視認性が高い書体とも言われておりますので、看板やポスターなどにはゴシック体が採用される場合が多いのだそうです。
なのに「高輪ゲートウエイ」駅の看板には何故明朝体が使われたのか?JR東日本によりますと、同駅を設計しました建築家の‘和のコンセプト’という提案を受けまして、最終的にはJR東日本が決定したのだそうです。ちゃんと視認性のテストも実施しているとの事でした。JR東日本には、サインマニュアルというものがあるのだそうで、駅名標のデザインにつきましては、駅舎に即した形状や書体を用いてよいと定められているのだとか。よって必ずしもゴシック体でなければいけないという決まりは無いのだそうです。
‘和のコンセプト’につきましては、JR東日本が2019年12月に発表致しました「高輪ゲートウエイ」駅の概要の中でも、「隅研吾氏をデザインアーキテクトに迎え、国際交流拠点の玄関口として、随所で和を感じられるデザインとしました」と説明されております。それがまた、「和を強調するのならば駅名からカナカナを外しては?」などと、名前の「ゲートウエイ」がやり玉にあがる事となったのです。このような指摘にJR東日本の広報は、「ゲートウエイという名前を付けた理由には、歴史的な背景があります。高輪にはかつて、大木戸があり、多くの旅人で賑わう江戸の玄関口の役割をはたしていた地域です。そすひた背景から付けた名前ですので、横文字を用いた事をもって、‘和のコンセプト’と不一致という事にはならないのではないかと考えています」と話しております。
歴史的背景といいましても、この説明ではちょっと苦しいような気も致しますがね(^^;)ならば「ゲートウエイ」などと横文字を用いず、思い切って「高輪玄関口」という駅名にした方がこの説明では説得力があったのではないかと。そもそもカタカナが明朝体よりもゴシック体の方が適しているのは明白なわけで。「視認性のテストを実施しております」との事ですが、テストをして明らかに見づらいと思えなかったのも不思議でなりません(^^;)もはや著名なデザイナーの言いなりになっているとしか思えませんが。。。
ちなみに今日は、京急電鉄の京急線6駅の名将が変更された日でもありました。「羽田空港国際線ターミナル駅」が「羽田空港第3ターミナル駅」に、「羽田空港国内線ターミナル駅」が「羽田空港第1・2ターミナル駅」に、「産業道路駅」が「大師橋駅」に、「花月園前駅」が「花月総持寺駅」に、「仲木戸駅」が「京急東神奈川駅」に、「新逗子駅」が「逗子・葉山駅」に、といった具合です。ここら辺では、横浜市神奈川区の「仲木戸駅」が「京急東神奈川駅」となったのですね。これは、京急電鉄が地域活性化を目指した事業の一環で、一昨年沿線の小中学生などから駅名のアイディアを募集して決められたのだそうです。そういえばなんかそんなお知らせがうちにも来ていたな。
「京急東神奈川駅」の名称は、隣接する「JR東神奈川駅」と名前を合わせる事で、乗り換えができる事を広く知ってもらうという狙いがあるのだそうです。僕はここ数年電車にすら乗った事が無いのでよく分かりませんが(^^;)利用者に言わせますと、横浜駅での乗り換えよりも人が少ない分楽に乗り換えできるから、東神奈川で乗り換えできる事が地元以外の方にも周知されるようになるのはいいんじゃない!という概ね歓迎の感じのようです。バスの発着も、横浜駅東口・西口に集中させないで、東神奈川東口、つまり「京急東神奈川駅」西口発着でみなとみらい方面へのバスを出してくれれば尚良しという意見も多かったです。
この他にも、日本各地様々なところで駅名変更発表がが何故かここ最近集中しているのですが、それによって{日本一長い駅名の字数記録}が更新されたのだそうです!「高輪ゲートウエイ」ですら何気に長い駅名で、山手線の路線図を書いたり表記したりする時にひときわ長ったらしくて不便だろうなぁと思っていたのですが、「高輪ゲートウエイ」どころではない、上には上がいるものです(^^;)その名は・・・京福電気鉄道なる会社が昨日発表致しました、「等持院・立命館大学衣笠キャンパス前」駅!「とうじいん・りつめいかんだいがくきぬがさキャンパスまえ」、、、確かに長い(^^;)
嵐電北野線の、ただの「等持院前」駅名を変更してのこの長ったらしい名前となるのですが、この駅名変更は、京福電気鉄道と立命館の連携・協力協定締結に合わせたものなのだそうです。等持院がこの地域の地名を表すと共に、等持院を挟んで嵐電と立命館大学とが近接しておりまして、嵐電が同大学へのアクセス手段として立命館と密接な関係である事を示すため、駅名変更を決定したのだとか。なんか大学名や各所の名前を入れた駅名というのは多く聞きますが、こんな長い名前フルネームでちゃんと呼ぶ人いるんですかね?(^^;)結局はただの「等持院」と呼ばれてしまって、立命館大学には大してメリット無いとなってしまうような気も致しますが・・・
それにしましても、「等持院・立命館大学衣笠キャンパス前」駅、文字数では・・・17字、音読数では・・・26字となります。文字数では、富山地方鉄道の「富山トヨペット本社前(五福末広町)」駅、ディズニーリゾートラインの「リゾートゲートウエイ・ステーション」駅、「東京ディズニーランド・ステーション」駅と並びます日本一タイ、音読数では、「富山トヨペット本社前(五福末広町)」駅(24字)を抜き日本一となります。尚、この音読数の記録は、かつての一畑電車「ルイス・C・ティファニー庭園美術館前」駅(25文字、現在は「松江イングリッシュガーデン前」駅)を抜いて国内最長記録となるのだそうです。
話題集めや集客のために長い駅名にするというのは以前は流行っていた事なのだそうですが、最近では見られなくなっていたものの、また行う事業者が出てきたという事は話題集めとしては一定の効果があるものなのでしょう。一方で、長過ぎる駅名というものは、その名前で呼ばれないという事もありまして、地元の人からすると疑問に思うかもしれません。鉄道ファンにとりましてはかなりのニュースなのでしょが、長くしようと思えばいくらでも長くなって誰も駅名を覚えられないという事もあり得るのですから、一般の人からすればそれでどうした?みたいな感じかもしれませんね(^^;)改称を記念し、「日本一長い駅名記念硬券なるものも発売されるのだそうですから、鉄道好きな方は買いに行かれてみては如何でしょうか(^^;)
そんな事より今日は、春の陽気から一転、、、真冬並みの寒い1日でした(**)南岸低気圧や上空の寒気の影響で、関東地方は広い範囲で冷たい雨や雪が降るとの予報が出ておりましたが、気温は朝から急激に下がり、都心などでも5度前後の気温。最高気温も1桁予想で、真冬並みの寒さという事です。都心でも夕方頃、雨に混じり雪が降る可能性があるとの事でしたが・・・夕方前ぐらいに車で母親の見舞いに行っている従業員と下の娘を迎えに行きますと、フロントガラスに雨から変わって雪が降って参りました。結構な大粒で車に吹き注いでおりまして、今更ながら今季初めてまともな雪を見たかも(^^;)
今日はそんな気候の中、1月下旬以降の高温の影響で、史上最も早く東京・靖国神社にあります桜の標本木の開花が確認されたと気象庁より発表があったのですが、世間は新型コロナウイルスの感染でパンデミック状態となっている中、天気も桜の木もパンデミックを起こしているようでもうめちゃくちゃです(^^;)平年より12日早く、昨年より7日早い統計開始以来最も早い桜の開花が、雪の日に発表されるなんて(^^;)ちなみに東京の桜は、8年連続で平年(3月26日)よりも早く咲いたそうで、2002年・2013年に記録されておりました最早日(3月16日)を7年振りに更新したのだといいますから、まぁ基本的には地球温暖化といえるのでしょう。でも今日は寒かった(**)
来週頭にかけましては寒の戻りがあるものの、来週後半には再び暖かくなるとの予報が出ておりますので、順調に開花が進んで3月下旬頃には桜の見頃を迎えるところが多くなりそうだという事です。靖国神社など東京都心周辺では、来週後半からは見頃になるところが多くなるであろうと。もうそろそろ花見の季節ですねぇ・・・新型コロナウイルスの感染拡大によりましてイベント自粛要請が出ておりまして、今年は花見も自粛するムードにあるかもしれませんが、季節を愛でるというのは日本人にとって大切な伝統習慣ですから、むしろこういう時こそみんなで集まって、まぁ席の間隔はちゃんと開けて(^^;)桜を愛でて精神を高揚させても良いのではないでしょうか(^^?)
さて今日は、二日酔いに苦しむ多少愛しさと切なさと心強さとちゃんが<ホットカフェオレ>で休憩している中(^^;)リピーターの方がいらしてくれまして競馬談義を。今日から10日振りの復活のTもかちゃんのお店に行かれようとされていたのですが、なんとこの雨模様の中満席の大盛況だと!さすがTもかちゃん、ただでは出てきませんね(^^;)多少愛しさと切なさと心強さとちゃんもお店が忙しくなってきたと慌てて戻りましたので、今日は飲みに出られている方が多いようです(^^)昨日今日と街は賑わいを取り戻している感があります!さすがに家に居続ける事が耐えきれなくなって呑んべいが繰り出して来たかな(^^?)こういう時お客様が行こうと思って下さって集まるお店は、普段からお客様を大切にしている選ばれしお店という事だとも思います(^^)
明日が大事なゴルフの試合を控えているという事で、ドクターTさんは早めのお立ち寄りで、従業員へのホワイトデーのお返しをわざわざ持っていらして下さいました。そうだ、、、今日はホワイトデーでもありましたね!リピーターの方からも頂戴致しまして、僕も従業員から預かっておりました箱を持ってきまして頂いた皆さんへお返しをお渡し致しました。ドクターTさん、明日早いというのにわざわざお越しいただきましてありがとうございましたm(_)mしかも倍以上返しの高級な物を!明日好成績を残される事を願っております。
個室に元ワインバーオーナー4名様、カウンターにTちゃんマン、盆暮れーさん&グラスさん、アンさん、ヨッツーさんといらしてくれまして、ミントちゃん、なっちゃんにはお返しをお渡しさせていただいて、Tちゃんマンには遅ればせながらの誕生日のお祝いをしていただきました(^^)そして多少愛しさと切なさと心強さとちゃん&WISDOMちゃん&S子ちゃん、0ちゃん&春の七草ちゃん3名様、Tもかちゃんもいらしてくれまして、0ちゃん達からは遅ればせながらの誕生日祝いという事で<ムルソー>が発射されました!皆さん忘れてしまっていたかと思いきや、いらしていただいてお祝いして下さって嬉しい事です(^^)そして最後はTもかちゃんと積もりました10日分のミーティングを7時過ぎまで。。。また来週から頑張っていこう!と杯も酌み交わし合いましたが、その前に寝ずに競馬頑張らなければ!Tもかちゃんの治療費も掛かっているので・・・(^^;)

2020年3月13日(金)
終わってから・・・(^^)

横浜の街は今、いささか沈んでおります。。。新型コロナウイルスの影響でイベントが中止になったり、外国人観光客が減ったりして、経済の先行きに不安が募っているためです。もちろん、不安になっているだけではどうしようもありません。「いずれコロナも終息する」、「むしろ停滞している今こそがビジネスチャンス!」など、苦境の中に希望を見出そうとしている人もいます。
でも・・・まだまだ何かが足りません。何が足りないかといえば・・・「頑張ろう!」という活力ではないかと。そんな時僕らの世代で思い浮かぶのが・・・大ヒットしたCMソング、恐らくは今でも大勢の人が歌えるであろう、三共(現・第一三共ヘルスケア)の栄養ドリンク「リゲイン」のCMソングです!♪黄色と黒は勇気の印、24時間戦えますか♪ってやつですね(^^;)時任三郎氏が扮する世界中を駆け巡るビジネスマンがテーマソングを歌いまくるCMです。
1990年には、「24時間戦えますか?」というキャッチコピーが、ユーキャン新語・流行語大賞の銅賞にも輝きました。このCMが流れ出しましたのは1998年の事。丁度平成元年だったのですよね。今なら「24時間なんて働かせるな!」と炎上必至でしょうが(^^;)バブル絶頂期の当時は、時任三郎氏が演じる海外出張中のビジネスマンは笑顔に溢れ、「働かされている」という悲壮感は微塵も感じられませんでした。
CMソングでありました「勇気のしるし」は、オリコンランキングのトップ10入りも果たしまして、累計で60万枚以上の売り上げを記録したそうです。その時代は、世間で「24時間働き戦う」という感覚が普通に受け入れられていたわけですね・・・。しかし、「長時間バリバリ働くのが格好良い」という感覚は、この後どんどん古いものとなっていきまして、平成の始まりは時短運動の始まりと重なるのです。
1980年代、貿易摩擦によりまして海外から「働き過ぎ」を非難されてきました政府は、当時2100時間前後でありました年間総労働時間を1800時間程度に引き下げる事を目標に、様々な時短政策を打ち出したのです。その1つが・・・今では当たり前のように実施されております‘週休2日制’です。昭和の終わりに労働基準法が改正されまして、労働時間の規定が「1日8時間、週48時間以内」から、「1日8時間、週40時間以内」に短縮されたのです。それから10年ほどかけまして、週休2日制が浸透していきました。
まずは平成元年2月から、金融機関が土曜日の窓口業務を中止し、平成4年5月から国家公務員も完全‘週休2日制’となりました。一般企業につきましては、段階的な時間短縮などの移行措置を経まして、平成9年4月にほぼ全面的にルール化されたのです。‘週休1日制’だった頃の生活感覚はもう残っておりませんね。その頃僕は大学生だったと思われますが、どういう感覚だったかな?世間が土日休みになるなんて、当時の感覚ではかなり大きな出来事だった事でしょう。
働く日を減らすだけではなく、残業を減らす取り組みも盛んになっていきました。「ノー残業デー」という言葉自体は、1970年代からあるようですが、平成3年の春闘では、連合が「週1回のノー残業デー」を掲げ、平成5年には中央省庁も水曜日を「定時退庁日」としているのです。こうした時短運動は、外圧に押されて始まったわけですが、バブル崩壊とそれに続きます「失われた10年」を経験した日本には、「いよいよ働き方を変えないとマズい」という危機感が芽生えてくるのです。
平成19年の「骨太方針2007(経済財政改革の基本方針)では、人口減少下での成長を実現するための「働き方の改革の第一弾」としまして、「仕事と家庭・地域生活の両立が可能なワーク・ライフ・バランスの実現」に向けた取り組みを行う事が宣言されました。この「ワーク・ライフ・バランス」という言葉は、平成12年頃コンサルタントのパク・スックチャ氏によって日本に紹介されたのです。
それが企業にとりましての重要課題となったのは、骨太方針のもと、国が「仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)憲章」を策定し、企業に取り組みを迫った事が大きいと思われます。完全‘週休2日制’が定着しました事は、「ワーク・ライフ・バランス」という面ではもちろん良かったと思われますが、元来働き者の日本人にとりまして結果良かったのか?日本経済の現状を見ますと、今となってはどうなのかな?とも思われます・・・
また、平成に入りまして共働き家庭がどんどん増えていった事も、企業の「ワーク・ライフ・バランス」への取り組みを加速させた事は間違いありません。しかしその後は、「ワーク・ライフ・バランス」意識が高まりまして女性が育児休業や短時間勤務などを利用するのは当然視されるようになりましたが、独身者や男性の長時間労働はほとんど是正される事はありませんでした。平成28年から始まりました働き方改革の議論では、母親だけではなく全体の長時間労働をやめなければ仕事と家庭の両立は困難、という指摘が当初からなされておりました。加えて、電通の新入社員の過労自殺が大きく取り沙汰された事で、長時間労働についての議論は更に過熱したのです。
そんな中、平成29年2月に経済産業省の発案で始まりましたキャンペーンが・・・「プレミアムフライデー」なのです。「月末の金曜日は、早めに仕事を終えて豊か・幸せに過ごす」というコンセプトで、企業には社員を早く帰らせるよう促すと同時に、サービス業やエンタメ業界に対しましてセールやイベントなどの実施を推奨しました。長時間労働是正と消費喚起を同時に行いますこのキャンペーンは、話題にはなりましたが「月末の金曜日なんて一番忙しい時期に早く帰れるわけがない」といった反発もあったのです。
こういった感覚が残っているうちは、本当の意味での「ワーク・ライフ・バランス」が取れているとは言えないのでは?と思えます。これから始まります令和の時代には、時間で管理しない仕事や報酬の在り方をもっと真剣に考えざるを得なくなるとも予測されます。少子高齢化、テクノロジーの発展、グローバル化、といった環境変化により、「労働を時間で管理する」という事が合わない仕事が圧倒的に多くなると予測されるからです。
平成時代は、「24時間戦えますか?」という昭和の意識を引きずった形で始まりました。将来平成の時代を振り返った時には、「あの頃は労働を時間で管理するという平成の考え方を引きずっていたよね」と言われる事になるかもしれません。いや、日本人は働く事にプロ意識を感じられる人種でありますから、「ワーク・ライフ・バランス」を考えながらも方法を変えてもっと働いてもいいのかも!とも思えます。新型コロナウイルスの感染拡大によりまして思うように働けなくなっている今、「もっと働きたい!」という欲求も生まれている事でしょう。そうでなければ、「頑張ろう!」という活力が湧かないのです!
当時「24時間戦えますか?」というキャッチフレーズを聞いて、世間ではネガティブなイメージを持つ人は少なく、この歌を聞いてやる気を全開にしていたのです!それでこそ日本人という気もしなくもないのですが、今の時代の感覚に合わせれば、「仕事も遊びも含めて24時間、如何に充実した生活ができますか?」といったところでしょうか。未来を悲観するよりも、とにかく前向きに頑張ろうとする心意気を持っていたいものです(^^)今日の金曜日は、先週の金曜日と比べまして見違えるほど街に人が繰り出しておりました!「24時間戦えますか?」のように、なんだかよく分かりませんが前向きになりましょう!(^^;)
今日はリピーターの2名様から始まりまして、T・Vさん、そして久々のK原さん2名様が遅ればせながらの誕生日祝いにといらしてくれまして(^^)「自家製ハンバーグステーキ」を召し上がられながら清楚なアーティストとのご満悦なひと時を過ごされておられまして(^^;)BBさん、ヨッツーさん、多少愛しさと切なさと心強さとちゃん、カズさん&なっちゃん、Tもかちゃんアント、知り合いの方4名様、アフターのお客様達と杯を酌み交わさせていただきました(^^)
お電話をいただきまして新規の女性の方もいらしてくれますと、またまたまたまたまた帰って来たマスターも「今日は久々に忙しかったから自分へのご褒美に!」と、「宮崎牛A5ランク 内ももステーキ」300グラムを召し上がられてお帰りになられました。仕事後の方達とこうして明るくお話しできるのは嬉しい事ですね(^^)そして4時過ぎ、皆様お帰りは早くノーゲストに。今日は定時で帰る事になりそうだなと、徐々に片づけを始めまして、アルバイト君を上げて、レジ締めでも行おうかなと思っていた時・・・こちらも久し振りに街に繰り出しておられましたO氏来店!「景気よく<コロナ>で乾杯してやっつけよう!」なんて過ごしておりますと、それから個室にリピーターの4名様、カウンターに近くのチーママもいらしてくれまして結局帰ったのは6時過ぎ。有難い事だなと感じられます(^^)やっぱり働くのは気持ちいいものです!

2020年3月12日(木)
2週間遅れの(^^;)

昨日お書き致しました通り、日本高校野球連盟は大阪市内で第92回選抜高校野球大会の臨時運営委員会を開きまして、19日から甲子園で開催予定でした大会の中止を決定致しました。史上初の無観客での開催も模索されておりましたが、選手の健康・安全を最優先として、一転中止の決断を下した格好です。
‘見えざる恐怖’に球児達の夢が断たれた形となりました・・・開催中止、春の風物詩でありました選抜高校野球大会が、カレンダーから消える事になろうとは・・・(**)つい2か月前ぐらいまでは考えも及ばない現状だけに、仕方ないのですけれど開催を前提に準備しておりました32校の選手・監督・関係者はショックを隠し切れない事でしょう。。。
実は10日から11日にかけまして、日本高校野球連盟から各学校側へ連絡が入りまして、無観客になった場合での出場の意向を重ねて確認されていたといいます。その作業が何のために行われていたのかは分かりませんが、一向に新型コロナウイルスの感染拡大が収まる様子が無く、、、政府が引き続き大型イベントの延期・中止・規模縮小の続行を要請している状況にもかかわらず、中止をほのめかす連絡が無かったため、出場校の多くは無観客での開催を信じて疑わなかったそうです。
しかし結論として出されましたのは・・・そんな流れとは相反するものでした。。。その結果、更にショックに輪をかけてしまう形となりまして、、、選手達の心のケアを努めないとと心配されております。終息の兆しが見えない新型コロナウイルス感染拡大の現状を考慮すれば、中止は致し方ない決断でしたが期待を持たせ過ぎての遅すぎた決断を疑問視する声も出てきております。
日本高校野球連盟は出場予定でありました各校に、「選手の心のケアの実施」のお願いを要請したそうです。それを受けまして出場予定でありました各校は、しばらく練習を休み選手達に心身の休養を与えるなどの方針を打ち出しているとか。しかし、野球に関わらない期間を作るという事が、選手達にとって特に心の面でどう影響するのかは未知数です。かえって悪い方向に出かねないという可能性もありますので・・・
日本高校野球連盟の会長は、「出場校には、何らかの形で甲子園へ来ていただけたら、甲子園の土を踏ませてあげたいと考えている。今後検討させていただく」としまして、中止にはなりましたが今回の出場を記録にカウントすると同時に、何らかの救済措置を取る事を明言致しました。ですが、これはあくまでも「甲子園の土を踏む」という記念イベント的な救済措置でありまして、夏の甲子園大会へ向けて各都道府県大会での救済措置を念頭においたものではないそうです。
救済措置に関しましてSNS上では、「選抜出場校を夏にそのまま出場させれば?」、「出場校枠を増やしてはどうか?」とのファンの声もあるそうですが、この案の実現は難しいと思われます。日本高校野球連盟は、夏に向けての選手達の「心のケア」を各学校に任せるのではなく、何らかの具体的なケアの方法を示すなどのアプローチを行う必要があるのではないかと思われます。
もちろん日本高校野球連盟と大会を主催致します毎日新聞社は、「出場校が試合をする機会を最後まで模索する。そのためにあらゆる対策を行う」という方針の下、開催へ向けまして努力を惜しまなかったのは事実です。例えば、開催に向けまして全選手にマスク1人3枚×出場日数が行き届くように手配していたり、消毒液を球場内12か所に設置したり、オゾンによる脱臭機を17台も発注していたりと。
また、選手送迎バスにつきましては、今大会に限りまして大会本部で用意する事となっておりました。宿舎も個室としまして、食事もブッフェスタイルは避けるように要望もしておりました。ここまで細部にわたるまで選手達の健康・安全に注意を払っていたのですが、肝心の新型コロナウイルスの感染拡大が一向に収まる様子が無く、、、取り巻く環境はますます悪化していったのです(**)
9日にはプロ野球とJ-リーグが、共同で設置致しました新型コロナウイルス対策連絡会議で、専門家の提言を受けて開幕と再開の延期を決定致しました。日本高校野球連盟の事務局長もこの会議にオブザーバーとして出席しておりまして、「専門家から選手達への健康管理はもちろん、その家族もケアが必要だと言われた」と述べております。このプロ野球とJ-リーグの開幕・再開延期が、選抜高校野球大会中止への引き金になったと話す関係者も多いのだそうです。
更に方向性を決定付けましたのが、10日の安倍首相の発言です。「大規模なイベントの実施の自粛を、今後概ね10日間の延長を求める」と表明した事で、中止が決定的となったようです。大坂府・兵庫県など甲子園球場近隣の関西地方でも感染確認者が増えておりましたからね(**)専門家に聞きまして、99%の安全が確保できるかといえば、そこまでの確信が持てなかったという事です。まぁ関係者にとりましては、まさに断腸の思い、苦渋の決断だった事でしょう。。。
「球児達の夢を実現するためにギリギリまで努力をしたい」と、結論を先延ばしとしておりましたが、運営委員会が開かれました4日の時点で、安倍首相が臨時休校を要請しておりましたし、高体連の全国大会は次々と中止になっておりました。日本高校野球連盟は高体連に属しておらず、「歴史と文化のある甲子園は特別」との意見もありましたが、結果的に出場校に期待を持たせただけの遅過ぎた決断となってしまったのです。。。
「開催に向けて最大限の努力をしてもらった」と球児達や監督から感謝の声が上がる一方、4日の時点で最終判断を見送り、結論を1週間先延ばしにした事につきましては、一部では「アリバイづくりではないか?どうせ中止にするのならば早めに中止にしてほしかった・・・」という声も上がっておりました。昨日の会見で日本高校野球連盟側は、「我々は高体連と違って独自の判断をする」、「3月4日の時点であらゆる対策をし尽くしていない」と、その批判に反論致しましたが、中止に至る経緯・手法には問題が残ったと言わざるを得ません。
これまで戦争での中断はあるものの、中止となったのは選抜大会史上初の事です。1995年の阪神淡路大震災、2011年の東日本大震災直後でも、「勇気を与えよう!」と開催を決行してきました。ですから中止という判断が、主催者にとりましてとても重いものであった事は理解できます。しかし、不特定多数が密閉された屋内空間に集まるわけではなく、コンタクトプレーが少ない野球という競技の特性から考えますと、過剰に反応しなくても良かったのではないか?という意見もあります。
観客を入れなければ商売にならないプロ野球の公式戦は延期となりましたが、オープン戦は各球場で万全の予防策を取りながら問題の無いまま無観客で続行されております。まぁでも決まってしまったものは何を言っても仕方ありません、、、中止が決まった以上重要なのは、やはり夢の舞台が幻に終わってしまいました各チームの選手達への心のケアでしょう。仮に開催すれば、「球児達が感染したらどうするんだ!」と非難され、中止にしたら「球児達の夢を壊すな!」と非難される。結局は、開催にしろ中止にしろ万人が納得する事なんて無いのです。
誰が悪いという事ではありません。球児達はたくさんの練習を積み重ねて掴んだ選抜大会出場。それをずっと陰日向から支えてきました親や関係者。他の種目で同様に活躍してきました選手達。どうにかその夢を叶えてやりたいと模索してきました日本高校野球連盟。国民の生活を守ろうと同じく模索しております政治家達。家族や自分達の生活を守りたい我々。お互いの文句を言ってもキリがありません・・・こんな時だからこそ、お互いが思いやりを持って乗り切るしかないのです!球児達の頑張りを、またいつかどこかで発揮できますように、今のこの状況が終息して明るい未来が戻って来ますように、と。
今日は懐かしい方、久し振りの方のご来店が多かった1日でした(^^)年末恒例の「自家製ミートソース」34人前をお渡しさせていただいて以来のW尾さん2名様、重度の風邪から2週間で完全復活に至りましたEGGさん、まさかの木曜日に広島からやって来て下さいましたヨッツーさん5名様、年明け2度目のご来店となりましたBENさん、誕生日をまさかのすっぽかしに遭いました(^^;)0ちゃん2名様などなど。
そして誕生日以降初めてお会いしました方々からは、2週間遅れのお祝いをしていただきました(^^;)ヨッツーさんはシャンパンを発射して下さり、0ちゃんとは<ズブロッカ>&<マクダウェルNO.1>祭りを。ここのお二組は、揃って高級ウォッシュチーズ「ピエダングロウ」をつまみながら(^^)そして今日もお腹を空かせていた氷河君は、「具沢山のサンマー麺」を1人で完食!朝方、気が付いたら<ズブロッカ>が1本空いておりました・・・(**)母親が緊急入院してしまいまして、昼間からバタバタの1日でしたが、開けて良かったなと!今週末は親孝行しながら頑張ります(^^;)

2020年3月11日(水)
ラーメン屋か(^^;)

東京ディズニーリゾートを運営致しますオリエンタルランドは今日、前日に政府が大規模イベントの自粛要請期間を「10日間程度」延長した事を受けまして、東京ディズニーランドと東京ディズニーシーの休園期間の延長を発表致しました。「再開日は、再開に向けた準備期間を考慮し、4月上旬を予定しておりますが、改めてお知らせさせていただきます」としております。まぁ延長自粛要請が出てしまいましたから、これは致し方ないところでありますね。。。
書面では、「新型コロナウイルス感染対策本部からのイベントなどの自粛要請を踏まえ、2月29日から3月15日まで休園を決定しておりましたが、3月10日に同本部からの『更に10日程度の自粛延長の要請』などを受け、両パークの休園期間を延長する事を決定致しましたのでお知らせ致します」と報告しております。既に購入している休園期間中のチケットなどの対応につきましては、今日の18時を目途に東京ディズニーリゾート・オフィシャルウェブサイトなどで案内するとの事です。
尚、4月15日に予定されておりました、東京ディズニーランドの大規模開発エリアの開業も、5月中旬以降に延期するとの事です。両パークは、新型コロナウイルス感染拡大防止のために先月29日から休園しておりますが、長期休園は、2011年の東日本大震災でディズニーランドが34日間、ディズニーシーが47日間休園して以来の事となります。今回はそれらの期間を上回ってしまうかもしれない異例の事態となりました・・・(**)そしてその後、休園期間中のイベントや年間パスポートなどのチケットにつきまして詳しく発表されました。それによりますと・・・
3月19日~3月31日までに終了予定でありましたイベントやプログラム、ショー、施設は、予定通り終了が決定。3月25日に、9年の歴史に幕を降ろす予定でした夜のハーバーショー「ファンタズミック!」も、延長などの措置は取られずこのままフィナーレとなるようです。休園期間中の対象チケットは、2021年3月31日までの期間に入園できますチケットに差額無しで交換か、払い戻しが可能だという事です。年間パスポートにつきましては、有効期限の延長が決定しておりますが、詳細は改めて本パークの公式サイト内で発表されるとの事です。
まぁ新型コロナウイルス感染拡大に終息の糸口すら見つかっていないと思われます現在の状況を鑑みますと・・・妥当な判断で英断だと言えるのではないでしょうか。日本を代表するテーマパークの決断だけに、他にも波及する事が期待できますし、感染拡大防止につながる事も期待できますから。オリエンタルランドは、入場者数の減少で収益悪化が懸念されますが、、、それをいとわずに決断した事は素晴らしいですね。一方で、こうした素晴らしい対応はブランドイメージの維持・向上につながり、中長期的な収益確保にもつながる事でしょう!
しかしそうなりますとどういう決定が下されるかが気になりますのが・・・第92回選抜高校野球大会の開催の可否。日本高校野球連盟は、今日午後3時から大阪市内で臨時運営委員会を開きまして、大会開催の可否について最終判断を行うとしておりましたので。開催を巡ってのこれまでの一連の流れを見てみますと・・・1月24日に出場32校が決定致しました。しかし新型コロナウイルスの感染拡大を受けまして安倍首相が、2月26日に多くの人が集まりますスポーツイベントにつきまして、今後2週間の中止や延期や規模縮小などの対応を要請致しました。
更に27日には、全国の小中高校などを臨時休校するよう要請が出されまして、これらを受けまして3月4日には日本高校野球連盟が選抜大会運営委員会と臨時理事会を開きまして、無観客開催を前提として準備する事を決定しておりました。その上で、11日に再度運営委員会を開きまして、開催の可否を協議、最終決定を下すとしていたのです。しかし4日から今日までの間でも、新型コロナウイルス感染に関します状況は、終息が見えるどころかむしろ悪化の一途を辿っております(**)
日本高校野球連盟は9日、プロ野球とサッカーJ-リーグが設置致しました新型コロナウイルス対策連絡会議の第2回会議にオブザーバーとして参加致しました。会議での専門家の助言を受けまして、プロ野球は20日に予定されておりました公式戦開幕の延期を、J-リーグは18日を目指しておりました公式戦再開の延期を決めております。また、安倍首相は昨日、全国的なスポーツイベント開催の自粛要請につきまして、更に「10日間程度」の延長を求めると発表。日本高校野球連盟は、選抜大会開催の可否を、出場校の健康状況の他、国内の感染状況などを総合的に検討した上で判断するとしておりましたが、第92回選抜高校野球大会開催をめぐる環境は厳しさを増しつつあるのです。。。
そしていよいよ午後6時、テレビのニュースでは生中継が準備されまして、臨時運営委員会を受けましての記者会見が始まりました。僕もテレビに釘付けとなって見ておりましたが・・・結果的には・・・無観客で開催方針だったのが一転、中止が決定してしまいました。。。選抜大会は、太平洋戦争の影響で1942~1946年に中断した事はありましたが、予定されていた大会が中止となるのは初めての事だそうです。それだけ新型コロナウイルス感染拡大という今の状況は異例の事態なのですね・・・
日本高校野球連盟は、中止を決定した理由につきまして、「出場選手の健康・安全が最優先」と説明した上で、「新型コロナウイルスの感染者が増加する状況を鑑みた」としました。更に、休校などによりまして、安全対策や練習の実施状況などで、出場校の間で足並みが揃っていない事も理由に挙げておりました。テレビでは、出場が決まっておりました長崎県・創成館高校の映像が。練習中の部員を呼び集め監督から、「残念やけど中止や、見えない敵に負けたという事。あとは次に向かっていくしかない」と告げられますと、黙って聞いておりました部員達から鼻をすする音が漏れておりまして、ベンチに戻ると泣き崩れるメンバーも映し出されておりました。
そのベンチには、「甲子園まであと8日」と書かれました紙が貼られておりました。試合だけならば、無観客でできたかもしれませんが、移動手段や宿舎などにもリスクがあるといえばありますからね。もう一度甲子園出場切符を掴める補償は無いだけに、なんとか試合をさせてあげられる方法はないのか?とも思いますが、夏の大会出場の優先権を与えるというのも高校野球の理念からすると何か違うような気も致しますし、、、難しいところですね(**)皆が開催するしない、延期にするしない、救済措置をどうするか、その事ばかりを論じている中、元巨人軍投手の桑田氏が出しました声明が心に響きましたので載せたいと思います。
「努力して秋の大会で好成績を残し、甲子園出場を決めた選手達にとっては本当に残念で悲しすぎると思います。しかし、今回の決定は、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐための判断です。今の状況を考えると、しょうがないと思います。感染者や医療従事者など、当事者の方々を思いやると共に、スポーツは世の中が平和であってこそできるものだと学んでほしいです。選手達の気持ちを考えますと、何か救済してあげたいと思いますが、いい案が浮かびません。ただ、春と夏は別の大会なので、夏の大会に何かアドバンテージを与えるというのはちょっと違うように感じます。体調管理に努めながら、更に実力を伸ばし、夏の甲子園出場を勝ち取ってほしいです」。
今日は早い時間帯、鉄人2名様と知り合いの方と杯を酌み交わさせていただきながらまったりと過ごしておりました。今日は1人営業ですし、いらしていただいたお客様とゆっくり笑顔で語り合いながら過ごそうと思っていたのですが・・・1時を回りますと嬉しい悲鳴状態に!まずはBBさん&多少愛しさと切なさと心強さとちゃんが3名様でいらしてくれまして、個室になっちゃん以下アフターの5名様、カウンターに数年振りの21世紀さん、EGGさん7名様がいらしてくれましてあっという間に満席状態に!有難いですねぇ・・・(^^)
病を乗り越え数年振りにいらしてくれました21世紀さんとはゆっくりお話ししたかったのですけれど、EGGさんより「赤焼き味噌ラーメン」3人前、「具沢山のサンマー麺」2人前のオーダーをいただきまして、その間にテキーラ祭りにも巻き込まれてしまいましたのでカウンターとキッチンを慌ただしく行き交う展開となりましてゆっくりお話しできませんでした(><)でもいらしてくれたの嬉しかったなぁ!「まだBMがちゃんとあるか心配だったよ」とか言ってくれちゃって(^^;)なんとか無事継続しております(^^;)また改めていらして下さい!その時は、数年振りにゆっくり飲み明かしましょう(^^)ちなみにラーメン屋状態はその後朝まで続きました・・・

2020年3月10日(火)
いざ!外食へ(^^)

安倍首相は今日の午後、政府の新型コロナウイルスの対策本部で、大規模イベントなどにつきまして、専門家会議が判断するまで今後更に10日程度、自粛を要請する考えを示しました。「全国規模のイベントについては、中止・延期・規模縮小などの対応を要請したところ、専門家会議の判断が示されるまでの間、今後概ね10日間程度はこれまでの取り組みを継続いただくよう、ご協力をお願い申し上げます」との事です。
まぁそうなるだろうと思って覚悟をしておりましたので別に驚きもしませんが。終息の糸口さえも全く見えていない感じですからね(**)自粛要請が解除になってもならなくても、今のメディアのレベルでは批判する人はするでしょうし。自粛するかどうかも、外出や電車に乗る時などでさえ厳しく行き先や健康状態をチェックされている諸外国と比べましたら、日本は実質個人の良識に任されている状態ですからね。それがいいのか悪いのかは別として・・・
政府の対策本部では更に、イランやイタリアの一部の州に対しまして入国拒否する方針を決めたほか、本年度予算の予備費およそ2700億円を活用しました第2弾となります緊急対応策の取りまとめも行われました。また、新型コロナウイルスの感染拡大防止に向けまして、「緊急事態宣言」の発令を可能とします新型インフルエンザ等対策特別措置法の改正案を閣議決定致しました。この政府案では、新型コロナウイルスの感染が急速に拡大し、国民生活に影響を及ぼす恐れがある場合、総理大臣が「緊急事態」を宣言し、自治体を通じまして外出の自粛やイベント会場の利用制限などを要請する事が可能となります。
一方、立憲民主党などの野党は、人々の行動を必要以上に制約させてしまう恐れがあるとしまして、「緊急事態」の宣言に際しては国会の事前承認を求めておりまして、与党側との協議が続けられております。立憲民主党の国対委員長は、「様々な懸念を払拭するために、政府側にも事前に努力をしてもらうという事になる」とコメントを出しておりますが、万が一そんな事態となりましたら、政府主導で国民の生命・生活を守るのは当然の事でしょう。何でもかんでも反対すればいいってものじゃない・・・
今日の政府の発表を受けまして、下の娘の小学校からもすぐに連絡が入りまして、24日までの臨時休校延長が報告されて参りました。あと2週間は下の娘に昼間サービスしなければならない(^^;)卒業式も中止となりまして、スポーツ・イベントなども中止や延期が続々と発表されております(**)しかしゴーサインを出した事により万が一感染が広がりでもしたら大変な問題ですから、経済への影響は避けられませんが今しばらくは我慢するしかありませんね。。。
新型コロナウイルス感染症対策本部の専門家会議は、19日を目処に北海道での感染防止策の効果につきましての分析を公表致します。安倍首相が「10日間の自粛延長要請」としたのは、これが念頭にあるようです。ちなみにイタリアからの入国拒否は、ミラノのあるロンバルディア州などで過去2週間以内に滞在歴があります外国人を対象としているそうです。イタリア半島の小国・サンマリノも対象に追加したほか、イランは対象地域を拡大致しました。これらの国・地域に滞在した日本人が帰国する場合は入国を認められます。入国拒否は、既に中国・韓国の一部地域滞在者に対しても行われておりますので、これで4か国に広がった事となりますね。
前述の緊急対応策第2弾とやらには、①医療機関向けマスクを国が一括購入、②フリーランスへの休業補償(1人当たり日額で一律4100円)、③放課後児童クラブの体制強化、④学校給食費を保護者に返還するよう自治体などに要請、⑤子供の世話のために休業した社員の賃金補償(正規か非正規かを問わず1人当たり日額8330円上限)、などを盛り込んでおります。加えて、売り上げが急減した小規模事業者らへの特別貸付制度の創設など総額1.6兆円規模の金融措置を講じる事も発表されました。これらは中々素晴らしい案ですね!確実に実行してもらいたいものです。
早く対策を取ってもらわないと・・・体力が持たない企業や飲食店が今後ますます出てくる事でしょう。。。新型コロナウイルスの感染拡大によって、様々な業態で損害が出ておりますが、、、もちろん飲食店にも甚大な被害が出てしまっております(**)インバウンドによります売り上げが減ったといいますかほぼ無くなったのに加えまして、日本人の間でも自粛ムードが広がっておりまして送別会のキャンセルが相次いでいるといいます。本来であれば、これから春に向けまして歓送迎会をはじめとして皆さん外に出だす時期で書き入れ時なのですけれどね。。。
今、飲食店業界はどうなっているのか??オーナーシェフや料理人、広報、レストラン好きや食通の人達からの話やSNSの投稿をもとに、新型コロナウイルスが飲食店に与える影響につきまして、歓送迎会・団体客・ブッフェ・ファインダイニング・大衆的な飲食店・従業員・年度末・メディア、以上の観点から飲食店が置かれている状況につきまして考察されましたコラムが載っておりましたのでここでご紹介したいと思います。当然良い話は無いわけですけれど・・・
{歓送迎会}~2020年1月28日に新型コロナウイルスが感染症法・検疫法に基づきます指定感染症・検疫感染症に指定されまして、2月17日に天皇誕生日の一般参賀の中止、及び東京マラソンの一般ランナー参加中止が発表されました。2月26日には、安倍首相が今後2週間は全国的なスポーツや文化イベントの中止や延期、規模縮小を要請し、27日には全国の小中高校につきまして3月1日から春休みまで臨時休校を行うよう要請した事で、日本全土でかなり深刻な事態となってきたと感じられるようになりました。
2月から新型コロナウイルスに対する不安がかなり募ってきましたが、その後に続く3月から4月は、送別会や歓迎会が開催される時期でありまして、飲食店にとっては非常に重要な書き入れ時となります。一般的に2月と11月は飲食店にとりましては閑散期でありまして、その反対に3月や4月、12月は繁忙期となります。しかし、不特定多数の人が集まる場が好ましくないとされたり、お祝いする雰囲気ではなくなったりしておりますので、歓送迎会がキャンセルされ、例年と比べると極端に少なくなっております。飲食店にとりましては特に悪い時期に新型コロナウイルスの問題が顕在化してしまったと言ってよいでしょう。
{団体客}~飲食店の予約のうち、4人以下となります少人数よりも、8人以上となります大人数の客からキャンセルが多くなっております。人数が多ければ多いほど、キャンセルする傾向が強くなっていると言ってよいでしょう。少人数であれば、お互いに比較的よく知った仲であり、自分達の意志で食べに訪れたという認識があるものです。しかし、大人数となりますと、幹事や実行委員が取り仕切っているので、自分の意志で参加するというよりも、その団体への忠誠心から参加するというケースが多くなります。
という事は、もしも何かがあった場合・・・幹事や実行委員の責任が問われる事は想像に難くありません。参加者からも、「開催しても大丈夫なのか?」と問い合わせを受ける事もあるでしょう。そのため、幹事や実行委員が消極的となってしまい開催を中止したり延期したりするのです。売り上げが計算できます団体客からキャンセルが入ってしまうのは、飲食店にとりまして非常に辛いところであります。万が一直前でキャンセルを喰らってしまったら、その予約のために仕入れました食材や、手配した人件費などまで無駄になってしまうのですから。
{ブッフェ}~飲食関係で、具体的に名指しされたものといえばブッフェスタイルの会食です。3月1日に、安倍首相が「ブッフェスタイルのお店にはなるべく行かないように」とアナウンスしてから、ブッフェの状況は急激に変わりました。ブッフェを取り止めてプレートやコースだけを提供するようにしたり、自分で取り分ける方式からオーダーしてサーブするスタイルに変更したりと、本来のブッフェスタイルを取り止めるお店が増えております。オペレーションを変更するといっても、そもそもブッフェをメインに据えた業態ですので、イレギュラーな業務による負担は大きいものです。
仮にブッフェスタイルを続けられたとしても、従前通りというわけにはいきません。従業員の体調を厳しく管理したり、従業員にマスクを着用させたり、トングや皿をこまめに交換したり、店内のアルコール消毒を徹底的に行ったり、アルコール薬剤を置いて客に消毒を促したりしております。ブッフェという業態は、人件費を食材費に回すというビジネスモデルですが、現在は人的コストが多くなっている状況なので、ビジネスとしては非常に厳しいところです。また、この時期はドル箱のプロモーションでありますストロベリーデザートブッフェが至る所で開催される時期でありますが、この時期に集客できないだけにブッフェは大きな損害を被っているといえます。
{ファインダイニング}~平均客単価がランチで1人6000円、ディナーで1人1万2000円を超えるようなレストランでは、重要な接待や大切なお祝い、ここぞというデートなどで利用されます。予約困難となっております20席以下の小さいレストランでは、コアなファンで埋められているのでまだ大きな影響は受けていないようです。しかし、そのようなレストランはかなり稀であるので、ほとんどのファインダイニングはかなり苦戦しております。ミシュランガイドで星を獲得していたり、食べログで高得点を取っていたりするレストランでも閑古鳥となっている様子です。海外からのゲストが訪れるような先進的なレストランも、同じような状況となっております。
レストランの利用は、接待であれば会社から禁止されていたり、お祝いであれば世間の自粛ムードを無視してまで開催していいのかと延期したり、デートであればパートナーに配慮して予定を変更したりしております。そもそもファインダイニングのような高級な飲食店は、気軽に訪れるようなところではありません。ある程度の気持ちの準備が必要であり、景気も含めた世の中の空気に左右されがちです。新型コロナウイルスに感染する不安がある今の状況では、気持ちが盛り上がらなかったり、後ろめたさがあったりしてレストランに訪れづらくなっているのです。
{大衆的な飲食店}~大衆的な飲食店では、多くの人が外出を控えているので、軽く一杯飲んで帰ったり、少しつまんでいったりという事が少なくなっております。閉鎖した狭い空間はよくないとされているので、テーブル間隔が狭い大衆的な飲食店もやはり敬遠されているのが実情です。人々が密集している空間が敬遠されるという事では、カフェやファストフードも客足が遠のいております。もともと予約していない客が多い業態ですので、人々が外出を控えております今の状況は逆風でしょう。「せっかく予約が取れたので今訪れなければ」というモチベーションがあまり持てないので、ファインダイニングとは異なる理由で激しい厳しさに直面しているのです。
{従業員}~客が少ない事から、シフトに多くの変更が生じます。月給制であれば出勤日数が減ってもまだ良いかもしれませんが、そうでなければ休んでいる分だけ収入が少なくなるので非常に深刻です。働けたとしても、新型コロナウイルスへの対策で衛生面への対策が増えており、通常よりもずっと業務が増えております。不特定多数の客に対応する事から、心理的な不安も少なくありません。飲食店の従業員は、収入低下や業務の変更や増加、心理的な不安、更には先行きが全く見えない事から、大きなストレスを宿しているのです。
{年度末}~個人事業主の事業年度は1月から12月となっておりますが、法人化しているのであれば、日本では事業年度が4月から3月という事業主が一般的でしょう。事業年度が4月から3月であれば、今は丁度決算発表に向けまして準備しているところであり、大幅に着地見込みが変わる事になります。決算の帳尻合わせだけでも大変だというのに、新型コロナウイルスのピークや終息具合が全く予想できないため、翌年度の予算を組むのも困難となっているのです。いつ降りかかってきても迷惑である事に違いはありませんが、年度末であれば余計に対応する事が多くなり、業務が増えてしまうのです。
{メディア}~食を取り上げるメディアの動きにも変化が起きております。メディアが発信する情報は、消費者が外食する動機、及びどういった飲食店に訪れるかに大きく影響しますので、外食産業にとっては非常に重要です。普段であれば、ある飲食店がオープンしたので訪れてみよう、こういったジャンルが人気なので食べに行ってみよう、といった論調でコンテンツが形成されるのですが、安倍首相から自粛要請を呼び掛けられている状況では、宴会を促進したりブッフェを取り上げたり、みんなが集まるのに良い飲食店を特集したり、素晴らしい食体験の世界を全面的に押し出したりする事が難しくなっております。ただでさえ沈んだ雰囲気となっているだけに、メディアがいつもより遠慮がちになっていれば飲食店に訪れたいという気持ちが高まりづらいともいえます。
国も新型コロナウイルスによります損害への支援を発表しておりますが、最終的にはやはり客足が戻らなければ、事業を継続していく事はできないのです!飲食店には個人事業主が多く、資本面で体力が弱いところが多いのも事実です。平常時に比べまして、飲食店を訪れる機会が激減しております。訪れる回数が少なくなっている分だけ、訪れた時にはいつもより自由に食べ飲みして楽しんでいただければ、飲食店も非常に助かる事でしょう!積極的に外食しないのは仕方ありませんが、全く外食をしないのではなく、消極的に外食してみるのは如何でしょうか?(^^;)
新型コロナウイルスに対策をするのは十分に理解できますが、その一方で、日本が世界に誇ります飲食店が疲弊していったり、潰れていったりしていくのを座視するのは忍びないものであります。そして我々のような小規模な飲食店のほとんどは、新型コロナウイルスに感染しやすい要件を満たしていないほど本当にお客様が少なく、尚且つ最善の対策を施しているのです。今は我々のお店としての価値が試される時期でもあると考えております。お客様にとって本当に必要なお店であれば生き残れるはず!そのために、メニューや味などのハード面は当たり前の事、接客や店内環境などのソフト面も鍛え上げておきましょう!そしていつでもお客様を笑顔でお帰しできるように(^^)
そんな最中ではありますが、今日は18時半から個室に5名様の送別会のご予約をいただきまして早出開店となりました!こちらのお客様の会社でも、送別会などは自粛するようにとの申立てが出ているのだそうですが、長年会社に貢献した方を送り出したいという思いで、まだお客様も来ないであろう早い時間に開けてもらって、個室がありますBMで開催しようとなったそうで(^^;)確かに普段18時半なんてまだ当然家にいて食事でもしている頃ですからね(^^;)18時過ぎには皆様お集まりになられまして、平均年齢60歳オーバーと思われます送別会が開会となりました!
しかし皆さんご年配なのによく食べられよく飲まれる!途中シャンパンも発射されまして、8品の食事を召し上がられながら、ビール・ウイスキー・日本酒・カクテルと多種をお飲みになられておりました。3時間以上ゆっくりとお過ごしになられ、2次会へと上の階へと行かれ、終電間際に帰られておられましたからお元気ですよねぇ(^^;)ご満足いただけたのなら嬉しいのですけれど・・・ありがとうございましたm(_)m
今日は従業員が出動してくれておりましたので、会の終了後まだ伺えていなかった周年のお祝いへと顔を出しに行きまして、その後個室にアフターのお客様、カウンターにT・Vさん&マニアさん、ドクターTさん&多少愛しさと切なさと心強さとちゃん&WISDOMちゃん、Tもかちゃんアント、近くのバーテンダーなどいらしてくれまして各所で乾杯のお酒を頂戴致しましたが、5時前、杯を重ねますと体力が限界に近づいてきました(**)もう11時間労働が持たなくなってきている。。。帰ったのは6時過ぎ、半日労働でしたが最後お酒のペースを控えたので無事終われました(^^;)雨の火曜日でしたが、楽しい1日だったな(^^)

2020年3月9日(月)
明日は18時半から営業です!

新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、全国の小中高校が臨時休校に入りまして今日で1週間となります。こんな非常時ですからやむを得ない事ですが、自宅にこもりがちな生活に、子供も親もストレスを溜めていると明かす声が多く聞かれます(**)家庭学習の限界や、経済的負担の大きさを訴える声もあるともいいます。
我が家の下の娘も、最初は突然の長期休みを喜んでおりましたが、友達との遊びや習い事が制限され、室内中心の生活に確実に飽きている様子が見受けられます(^^;)僕も一緒に起きていて遊んであげたい気持ちはあるのですが、飲み疲れて帰って来た日などはどうしても寝てしまって(**)あまりやらせたくはないのですがどうしてもゲーム中心の生活にならざるを得ないところもありますね。。。
経済的負担が大きいというのも実際分かります。現実問題として、今まで学校に行っていた子供が自宅で過ごす時間が長くなるのですから、光熱費や食費がかさむ事となりますし、共働きの家庭では、子供が家にいるために働きに出られなかったり、出られても時短勤務にせざるを得なかったりという事で、所得は減る事は多々あっても増える事は無いのですから。。。子育て世帯への支援制度などつくってくれれば助かるのでしょうがね・・・
こういう事態となりますと、学校の役割が如何に大きいか再認識させられた方も多い事でしょう。しかし、100%完璧な行動制限なんて無理な話なのですから、現実的に可能な範囲で、人混みには行かない・閉鎖的空間を避ける、を基本に、外を散歩したり公園で遊んだり、車があればドライブをしたりしてストレスを発散しながら、テレビを見る・ゲームをする・勉強をするなどという時間を午前と午後でうまく分けてつくれればなと思います。
元気な子供ほど、長時間にわたって家に閉じこもればストレスが心配となります。。。ある感染症対策に詳しい医師は、「手洗いに気をつければ、公園に出掛けたり気軽に健康状態を話し合えるような少人数で集まったりするのは問題無い」との見方を示しております。子供の行動について、どの程度の制限が必要なのか?という問いにも、「気をつけるのはインフルエンザと同じ。普段通りの冷静な対応で十分」と答えております。
国は休校の要請にあたり、児童生徒の行動について、「人の集まる場所などへの外出を避け、基本的に自宅で過ごす」と示しまして、県や市町もそれに準じた通知などを学校や保護者に出しております。ただ、現場での働きかけは様々で、「友達とは会わないように」と言った小学校もあるのだとか(**)今回の新型コロナウイルスの流行では、子供の患者の報告数は少なく、むしろ1番慎重な行動が必要なのは大人や高齢者だと思われるのでそっちを強く意識した方が・・・とも思いますが、子を思う親心との葛藤といったところでしょうか。
そしてまた1週間、臨時休校の期間が延びた事が発表されましたからね(**)2~3日の休校ならばともかくも、こうも何週間となりますと子供達の心身のバランスが崩れかねないでしょう。。。子供が小さい家庭では、必要以上の行動規制をせず、子供の心身の健康を総合的に考えた視点から工夫を凝らして子供を活動させるのが良いのかもしれませんね。我が家では今、家での卓球がぶーむとなっておりますが(^^;)これも中々体を動かせるもので良いものです(^^)
6日には、世界の新型コロナウイルスの感染者数が10万人を突破したと発表されました。中国での感染ペースが鈍化する一方で、イタリアやイラン、韓国など中国以外の国での感染拡大が際立っているといいます。政府・保健当局者の情報に基づきますロイターの集計によりますと、感染者数は10万300人超。これまでに感染は90か国超に広がっておりまして、、、世界全体での死者は3400人を超えているのだそうです。。。
世界保健機関(WHO)の事務局長は、「新型コロナウイルスは地理的に拡大しており、懸念が深まっている」と述べました。その上で、「グローバル化した世界において、各国の団結が唯一の選択肢だ」とし、封じ込めに向けまして世界各国の協調を促しました。感染が深刻なイタリアでは、死者数が中国以外で最も多くなっております。イランでも最近で感染者数が急激に増加し、1日1000人単位で増えている日もあるといいます。
新たな感染者数に多少の落ち着きが見られるものの、累計では感染者数が日本を大きく上回っております韓国では、日本政府が韓国などからの入国者抑制策を打ち出した事への対抗措置として、日本人に対する査証(ビザ)免除措置を今日から停止する事を発表致しました。これで日韓の人々の往来は両国とも規制が厳しくなりましてかなり減少する事でしょう。僕も今月末に韓国へ行く計画を立てておりましたが、早めにキャンセルとしておいて良かった・・・
アメリカでは、6日までに約230人の感染が確認されております。コロラド州・メリーランド州・テネシー州・テキサスの各州とカリフォルニア州サンフランシスコなどでも感染が確認され始めておりまして、死者も日本と同じぐらい出てしまっております。これを受けましてトランプ大統領は、総額83億ドルの新型コロナウイルス対策法案に署名し、同法が成立しました。ワクチンや検査キット、治療法の研究開発に30億ドル超が充てられるなど、トランプ政権が当初要求しておりました25億ドルを大幅に上回る規模になっております。
企業も対応に追われております。アメリカのモルガンスタンレーは、セールス・トレーディング部門についてロンドン勤務やニューヨーク勤務の一部社員を移動したり、一部社員の在宅勤務を開始しております。フランスのソシエテジェネラルは、ロンドンで働きます社員50人以上を在宅勤務に、アメリカのバンクオブアメリカはニューヨークで働く社員のうち100人をスタンフォードに移動、アメリカのアップルは、カリフォルニア州シリコンバレーにあります本社で勤務する従業員1万2000人に対し、可能ならばテレワークを行うよう要請、また、フェイスブックはシンガポールからイギリスを訪れた従業員が感染したとして、ロンドン事務局を今日まで閉鎖しております。
まぁまだまだ世界で新型コロナウイルスの感染拡大防止は収まりそうもありませんが、、、最近では‘コロナ鬱’なる言葉が横行しておりまして、SNSでは、「コロナ疲れが世の中に広がってますね・・・楽しみは全部中止、終わりが見えない」、「はっきり言ってコロナ疲れ、情報に流され、情報に踊らされ、ギスギスした感じがもう嫌」、「ここ最近毎日吐き気がするし、寝入りが浅くて寝起きがダメだしもうこれはコロナ鬱・・・」、「寝付けないし眠りが浅くて毎日朦朧とする中、仕事はしろ、でも娯楽は控えろで、この国で生きていく見通しがまるで立たなくて何もしたくない・・・」、などという書き込みが相次いでいるのだそうです(++)
そんなにメンタルにも肉体にも不調をきたすものかなぁとも思いますが・・・目には見えない未知のウイルスによってイベントは相次いで自粛となり、政府は一斉休校を要請。観光客の減少などにより倒産する企業も現れてしまっている中、悪質なデマが拡散しトイレットペーパーの買い占めなども起きている。。。これだけ心配なニュースが続いているのですから、、、‘コロナ鬱’になってしまう方がいても仕方がない事なのか?‘コロナ鬱’といった正式な診断名は無いのでしょうが、典型的な鬱の症状であります気分の落ち込みや意欲の減退に似た感覚が伴っているのでしょうね。。。
人が見の安全に関わるようなピンチに直面した時、誰しも緊急反応といいまして一時的にテンションを上げたり、活動レベルを上げてストレスに対処しようとするものです。しかし、ピンチが長引けば長引くほど、今度は反動で落ち込む時期は来ます。それが既に来ている可能性があるのならば心配ですね(**)新型コロナウイルスの脅威が日々報じられている事、対象が目に見えない事も不安を助長しているのでしょう。メディアにも大きな原因があると思われますがね・・・
重要な問題であるとはいえ、情報が過多ですし、色々な角度からの情報が溢れているので受け手側が中々処理できなくなります。近年特にコンプライアンスを意識し過ぎておりますから、バランスを取る意味で賛否両論から発信する場合が多い。そのためニュースの放送が長くなって、情報が多くなって、メディアに向き合う時間が長くなれば長くなるほど「何が正しいのか?」、「どう行動すれば良いのか?」という事を整理したり処理できなくなったりして自分の中で消化できないまま更に情報に向き合い続ける事となります。
専門家は、‘コロナ鬱’への対処法を3点あげておりました。①情報への向き合い方を変える、②自粛しつつもできるだけ自分の日常生活を守る、③コーピング(ストレスへの対処)の成功体験を積み重ねる、自粛の中でも、自分を持ち続けるという事が重要なのですね!こういう時こそ、新しい発想で人を励ますという事を表現していく事が我々バーテンダーにも求められるのかもしれません。幸い僕は‘コロナ鬱’には恐らく無縁ですので(^^;)BMでぐらいは楽観的に楽しく語り合いましょう(^^)
今日はいらして下さいましたお客様の多くがフードを召し上がられるという珍しい日でありました。「宮崎牛A5ランク 内ももステーキ」、「柔らかいタコの唐揚げ」、「自家製マッシュポテトのコロッケ」、「おいなりさん」などもお作りしたのですが、何故かスパゲッティを召し上がられる方が多い日でもありまして(^^)特に只今お薦めメニューでお出ししております「うにボナーラスパゲッティ」は人気だったなぁ!同時に明日のパーティーの仕込みも行いました。明日は18時半から個室のご予約を頂いておりますので早出営業致します!お近くにいらっしゃる方は是非覗いてみて下さい(^^)50歳も居りますよ(^^;)

2020年3月7日(土)
2週にわたって、ありがとうございましたm(_)m

「謝ってばかりで疲れました・・・」、「コロナよりも怖いのは人間・・・」、あるTwitterの投稿を受けましての取材に応じたドラッグストアの店員さんの悲痛な声が、ニュースで響き渡っておりました。。。新型コロナウイルスの感染拡大に伴いますデマと、漠然とした不安感によりまして、マスクやトイレットペーパーやティッシュペーパーなどが各地の小売店で現在も品薄状態となっております。
業界団体などが、「在庫はある。供給も問題無い」と呼び掛けても、実際に行列や空っぽの商品棚を目の当たりに致しますと、「買えるうちに買っておかなければ・・・」という心理が働いてしまうのも理由の1つとみられております。そんな中、ドラッグストアの店員を名乗ります人がTwitterに、「すみません、もうしわけございません、ばかりで疲れました。私達も同じ人間です」と、悲痛な訴えを投稿した事が大きな注目を集めました。
関東地方在住で、ドラッグストア勤務歴12年だというこの方。売り場を担当する自分のような店員達が今、どんな状況にあり、日々どんな思いをしているかという事について、「新型コロナウイルスに感染し闘病している方々が回復に向かう事、亡くなられた方々のご冥福をお祈り致します」と前置きした上で、詳細に綴っておりますので原文のままご紹介させていただきます。
「1.5か月前。まさにコロナによりマスク供給不足となった頃から毎日毎日同じことを聞かれて、あげくキレられたりと増えてきました。『マスクの入荷はいつ?』、『消毒ないの?』、『いつもじゃない!』、『病人がいていつも買えないのに、1個くらい取り置きしてよ!』、今まで笑顔だったお客様が全員鬼に見えます」、だそうです。目に浮かぶなぁ・・・(**)日本人って礼儀正しく親切な人種だとは思うのですが、いざ何か切迫した事変が急に身近に起こりますと、我先にという醜さを出す人種とも言えますからね。
やがて購入数量の規制もかかるようになりますと、多く買おうとする人に説明しなければならない場面も増えてきます。不服そうに文句を言う相手に、ひたすら「申し訳ございません」と頭を下げ続ける毎日に、この方はすっかり疲弊してしまいます。在庫の確認や入荷の見通しを尋ねる電話も鳴り続け、強いストレスを感じるようになったといいます。それはそうでしょうね(**)この方に文句を言っても仕方がないと内心分かっていながらも、買えないストレスをぶつけている人もいるのでしょうから・・・
「マスクの入荷日には列が半端なく、レジスタッフも今までにない状況に過呼吸や貧血を起こす人も出ています。そして2日前(※投稿は2月29日)から急に、今度はペーパー・生理用品・ベビーおむつまで買い溜めする方が増えました。ずっとレジから離れられない状況で、いつもの日常業務もまったくできなくなりました」、とも綴られております。購入できなかった人からの苦情やイライラを毎日ぶつけられ、この方は「コロナよりも怖いのは人間だと思います。目に見えないものより、目に見える人間が怖いです」と吐露しております。「少し落ち着いてください。謝る事に疲れました」と、絞り出すように思いを明かしました。
ニュースなどでは、商品が品薄になっている事ばかりが取り上げられ、それらに関わる販売店側や携わるスタッフの日常が崩されている事が等閑視されている事にもどかしさを感じていたというこの方。投稿が反響を呼んだ事については、「同じような状況下で働いている方々からの共感も多く、心強さを感じました」と受け止めております。「また、お客様側の立場からも、『こうしちゃっていたかも』、『裏でのスタッフさんはこうだったんですね』など、考えるきっかけとしてくださった方々もいて嬉しく思います」とも語っておりました。
この投稿には、「もう、人災ですね・・・毎日、一生懸命ありがとうございます」、「その方々に代わり、すいませんと言わせてください」、「無理なさいませんように」などの温かいコメントが相次いで寄せられているといいます。こういう人達もいるというのはホッと致しますが、なんだか自分さえ良ければ良いっていう人が日本人には増えているようで残念な話です(**)こういう時に人間性って出ますからね・・・色々な人がいて、色々な背景があるものでしょうが、どうにもならない事で悪くもない店員さんが責め立てる人の立場を理解するのは難しいものです。。。
デマの問題は、「デマと分かっていても買ってしまう」という、新たなバカや愚か者を生み出してしまう事です。新型コロナウイルスの感染拡大によって、個人の本質が問われ、誰しもバカや愚か者になりかねない危険性をはらんでいるのもまた事実です。国難とも言える緊迫した状況の中、我々はバカや愚か者にならないためにどんな事に気をつけなければいけないのでしょうか?
まず、デマと分かっていながら、店頭の棚からトイレットペーパーが無くなった事をトピックスとしてフィーチャーしていた番組が本当に悪い!これは視聴者の目を引くための番組構成なのでしょうが、結果的に人々の不安を増大させ、買い占めを促してしまったそれらの番組もバカであり愚か者だといえます。これはテレビ番組だけではなく、空っぽの棚を撮影してSNSにアップしている人々も同様でしょう。
ただ1つ救われたのは、3月3日に米子医療生活協同組合が、「職員がトイレットペーパーが品薄になるというデマ投稿者の1人だった」事を明かし、謝罪コメントを出した事。批判覚悟で正直に謝罪した事で、デマを流布した本人に反省を促し、バカ・愚か者から救い出すきっかけを作ってあげたのです。この例に限らず、デマを流布している人の目を覚ます事ができるのは、身近な人だけです。知らない人に独りよがりの正義感を燃やして言葉を掛けても効果は薄く、知っている人だからこそ変化が期待できるものです。
買い占めされたのは、トイレットペーパーのみならず、ティッシュペーパー、米、パン、麺類、冷凍食品など多岐にわたりました。それらの購買行動を、「パニック買い」と呼ぶ記事もありましたが、本質はそこではないと思われます。デマと分かっているのについ買ってしまうのは、決してパニックになっているからではなく、「普段の生活を変えられたくない」、「日常的に得ている自由や便利を失いたくない」という利己心からくるものでしょう。
日頃、「欲しいものを選んで届けてもらえる」、「好きな時に好きなものを好きな場所で食べられる」、「低価格で様々な料理を食べられる」など、収入の多少にかかわらずそれなりに自由で便利な生活を送っている現代人は、それが少しでも損なわれる事を極端に嫌がるものです。そんな利己心が強くなるほど視野が狭くなり、自分の事しか見えず、以前ならば絶対にやらなかったであろう言動に陥ってしまうのが、バカや愚か者とみなされてしまう所以です。
例えば、「コンビニのトイレからトイレットペーパーが盗まれた」、「来客用に置かれたオフィス受付の消毒液が無くなっていた」という盗難のニュースは、利己心強い人の愚行そのものでした。特に新型コロナウイルスのような社会的重大事では、利己心で何かを得られたとしても、それは一時しのぎに過ぎません。買い占めや盗難によって地域社会が乱れ感染が拡大したら、個人の自由や便利は現在以上に損なわれていく事でしょう。
その利己心は買う側だけではなく、売る側にもみられました。マスクを1箱数万円で販売したり、マスクは適正価格ながらも送料を50万円に設定したりなどの悪質極まりない行動が見られたのです。こうした便乗値上げや高額転売は、あまりにバカ・愚か者であるため、、、政府やオークションサイトなどが規制に動いておりますが、もっと早く対策を講じるべきだったのは間違いないでしょう。。。その意味では、新型コロナウイルスの感染拡大によって、‘もはや日本人特有の性善説は、自由で便利な生活を送る現代人には通用しない’という事が露呈されたのかもしれません。
今回の騒動で、報道する側のメディアの幼稚さと、SNSの弊害というものを思い知らされましたが、、、今人々に求められるのは・・・冷静さ、そして寛容さ。日本人が本来世界中のどの人種よりも兼ね備えているはずの奥ゆかしさで、物事を冷静に判断する能力を発揮する事ではないでしょうか?咳をしただけで喧嘩になってしまうなんて、、、世も末です。第一歩は、「自分は感染したくない」よりも先に、「周囲の人々に感染さえないようにしよう」と心掛ける寛容な姿勢ではないでしょうか?常に冷静な目線で自分を見つめていたいものです。
その点BMはお客様に本当に恵まれております(^^)一見柄が悪かったり(^^;)態度が横柄に見える方もいないとは言い切れませんが(^^;)皆さん本当に冷静さと寛容さを兼ね備えました心の広い方達です(^^)こんな状況なのに、僕と従業員2週にわたってお祝いをしていただきましてm(_)m本当に有難い事だなと実感しております!これが17年間BMを継続してきた成果だとすれば、僕と従業員は真っ当な仕事をしてこれていたんだなと誇れるぐらいで(^^)
今日も従業員の後祝いにと、鉄人2名様、ライトさん4名様、またまたまたまたまた帰って来たマスター2名様などいらしてくれまして、T・VさんはTもかちゃんのお店へ、ドクターTさんと池さんは、メキシカンな方との再会を果たすべく多少愛しさと切なさと心強さとちゃんのお店へと助っ人に行って下さって周りのお店も盛り上げて下さいました(^^)意外にも前半フードラッシュとなりまして忙しくしておりますと、アルバイト君が来てくれまして、後半はお祝いラッシュへと!
旅立たれていた方達が戻っていらしてくれたのに加えまして、BBさん、アフターのお客様達、ミントちゃん、そこへ多少愛しさと切なさと心強さとちゃん、WISDOMちゃん、S子ちゃん、バルコニーちゃんなどもいらしてくれましてカウンターほぼ満席に!「具沢山のサンマー麺」2人前、「ポーク生姜焼きソテー」などをお作り致しましてカウンターへと出てみますと、今週Tもかちゃん不在の中頑張られましたアント&フォックスちゃんもいらしてくれておりました。1週間お疲れ様でしたの乾杯もさせていただきましたが、本当に3月初週は色々ありましたね・・・
最後は最も色々ありました近くのバーオーナーが話をしにいらしてくれましたので、アルバイト君も先に上がってもらいまして、杯を酌み交わしながら残ってゆっくりお話しさせていただきました。世知辛いこの世の中、色々ありはしますが・・・まぁ頑張るしかないのですから頑張っていきましょうよ!と(^^;)仕事の結果はお客様がちゃんと出して下さいます。ダメならもっともっと頑張るしかないんですし、無理だと思うならばやめた方がいい。無理だと思いさえしなければ・・・いつか良くなる可能性はあるのですよと!明日ゆっくり休んで、また来週も喜んで働かさせていただきましょう(^^)

2020年3月6日(金)
50・・・

今日の従業員誕生日にお越しいただきました皆様、お花やプレゼントをくださった皆様、お祝いのご連絡をいただいた皆様、誠にありがとうございましたm(_)m遂に・・・大台の50歳となりました(^^;)BMを開店した時はまだ30代前半だったのですけれどね(^^;)
今日ばかりは僕は脇役という事で、前半お腹を空かせていらして下さった方達のお食事をお作り致しまして、乾杯も脇に回っていたのですが、NOW屋さんカップルが<ドンペリニョン>を発射して下さいました頃から早くもエンジンが掛かってしまいまして・・・仁星さん&BOON左衛門さん、T・Vさん、大八さん&鬼嫁とは<チナール>のストレートで乾杯をさせていただきました。
しかし時間を追うにつれて酔いが回っていきます従業員を見まして、このままでは共倒れになってしまうと思いまして僕はいつもの<グレンフィディック 12年>水割りにシフトチェンジ(^^;)従業員は池さんからプレゼントでいただきました高級ソフトドリンク、<ポールジロー>のスパークリングジュースを有難く頂戴しておりました。
それからも途切れる事無くお客様がいらして下さいまして、先輩プロゴルファーが赤ワインを発射して下さいましたのを機に、後はもう流れ任せだという事でお祝い酒を解禁!ドクターTさんとシャンパンを飲み交わさせていただきまして、ママさん達とは主役の従業員を差し置いて僕が何故か<ズブロッカ>祭りも開いてしまって(**)朝まで賑やかな宴となってくれました(^^)
毎年の事ながら、僕の誕生日が終わってわずか10日余りでのお祝いだというのに、多くの方に駆けつけていただきまして本当に有難い限りですm(_)m人の優しい気持ちに触れ合えますと、こちらの心が豊かになります(^^)その気持ちを忘れずに、我々が精一杯のおもてなしをさせていただいて、お客様も心豊かにお帰りいただければ嬉しく思います。
下の娘が生まれました7年前までは、こうして毎日2人で働いていたのだなぁと懐かしく感じました。最近は従業員が助っ人に来るときは、社員やアルバイト君が一緒にいてくれていたので、2人で丸1日営業したというのは久し振りだったような気が・・・(^^;)やっぱりイライラもしましたが(^^;)でも阿吽の呼吸で連携が取れるのはさすがキャリアの成せる業だなとも思ったり。従業員は嫌だったかもしれませんがね(^^;)
6時前、最後のお客様をお見送り致しまして、片付けに取り掛かりました。従業員はもうボロボロ状態(**)さすが50・・・時の流れというのは残酷なものです・・・(^^;)かく言う僕も、もう回復力が無くなってきている中、皆様の優しさに包まれて感無量で最後の力を振り絞って片づけを。終わったのは7時前ぐらいだったでしょうか?座って従業員は皆様から頂戴しましたお花やプレゼントを一旦家に持って帰りました。
その時、飲み過ぎて仕上がっていながらもまだ最後の締めを行っておりました僕に一考が。そういえば従業員と2人で働いていてまだ野毛へと帰っていた頃、帰りによくお疲れラーメンを食べて帰ったなぁ・・・と。せっかく久し振りに2人で一緒に丸1日働いたから、疲れ切った体ではありますが、この勢いで・・・10年振りぐらいに・・・昔を思い出して行っちゃうか!と。50のお祝いでもありますからね(^^)
プレゼントを家に置きまして戻って来ました従業員に、「久し振りに昔を思い出して締めのラーメン食べに行くか!?」と告げますと、「食べたい気持ちはあるけれど・・・疲れ切っているから胃に入るかな?」と従業員。正直に言えば、言い出しっぺの僕もラーメン屋まで行くのもキツい状態だったのですが、、、まだまだ老け込むのは早い!思い立った時は行こう!!と思いまして2人でBMを出ました。道のりがあまりにも遠く感じられて、、、歩きながら何度も、「やっぱり真っ直ぐ帰れば良かった・・・」と思いましたけれどね(^^;)
そしてようやくたどり着きまして10年振りぐらいのラーメンを2人で食べたのですが・・・やっぱり10年という時の流れは残酷なものでした。。。2人とも・・・胃に入らない・・・(^^;)調子に乗って替え玉までオーダーしちゃったのですが、後悔致しました(++)昔はあんなに疲れた体に癒しのように美味しく食べられたのに、今は胃が嫌がっているし一刻も早く帰って横になりたいと思っている(^^;)50と46、もう無理はできないんだなと実感させられました(^^;)
結局従業員なんか無理やり流し込んで食べまして、2人とも疲れが増したような感じでお店を出ますと・・・雨が降っておりました。。。雨か・・・タクシーで帰ろうかな?と思ったのですが、元来のお互い共通のケチな性格が、もったいないからやっぱり歩いて帰ろうと判断致しまして濡れながら来た道を引き返して行きました。胃が苦しく、雨に打たれながら歩く朝(^^;)こんな2人で築き上げて参りましたBMですが、体が動く限り頑張り抜いていく所存でおりますので皆様今後とも何卒よろしくお願い申し上げますm(_)m本日はありがとうございました!

2020年3月5日(木)
明日は従業員誕生日です!

昨日お書き致しました、3月19日開幕予定の第92回選抜高校野球大会、無観客開催問題。運営委員会と臨時理事会が出しましたその結論が、やはり大きな波紋を広げております・・・何故高校野球は新型コロナウイルス問題の渦中に無観客で大会を開催できるのか?と。
春休み期間は、野球に限らず様々な競技団体で高校の選抜大会が開催されます。団体競技ならば、ラグビー・ハンドボールなどの全国大会があります。個人種目も、柔道・体操・テニス・ボートなど様々です。ゴルフ・日本拳法のような全国高等学校体育連盟に加盟していない組織も含めますと、20種目以上の選抜大会がありまして、野球以外の全競技が既に大会の休止を決めております。
高校野球の選抜大会は、11日に日本高校野球連盟の臨時理事会で再協議を行うものの、無観客試合での実施に向けまして準備を進める事となりました。一方で、感染拡大の抑止と予防のために、監督会議、甲子園練習、リハーサルを含みます開会式など毎年恒例で行われておりますイベントは中止となりました。
また、参加各校は3月15日まで、対外試合、遠征合宿の自粛が要請されます。北海道や東北、北陸など降雪地帯の出場校は、間違いなく大会準備に向けまして支障が出る事でしょう。「そこまでしてでもあえてこの時期に開催する必要があるのか・・・?」、そんな意見が出ても全くおかしくはない状況なのです。
安倍首相はまず2月26日に、「この1~2週間が感染拡大防止に極めて重要である」という認識をもとに、2週間以内に開催されます全国的なスポーツや文化イベントの開催に関しまして、中止・延期・規模縮小の対応を要請しております。また、文部科学省は2月28日、3月2日から2週間程度の適切な時期を設定して臨時休校とするように全国の教育委員会に要請しております。
これに伴いまして、効率の小学校・中学校・高等学校は大半が臨時休校に入りました。高校野球におけます対外試合や遠征合宿の自粛要請も、この期間に対応したものだったのでしょう。無観客での開催は、大会主催者にとりまして苦渋の判断には違いありません。経費は相応に掛かる一方で、入場料収入はゼロとなるからです。アルプススタンドのブラスバンドや応援も見られません。観客という舞台装置が無いスポーツは、率直に言って味気ないものです。しかし、選手やファンにとりまして試合の中止よりは間違いなく前向きな決定でしょう。
選抜大会は近年、2度の開催危機に見舞われました。1度は、1995年3月25日に開幕致しました第67回大会です。同年1月17日に阪神淡路大震災が発生致しまして、、、開催地の兵庫県は甚大な被害を受けました。しかし、日本高校野球連盟は、楽器の使用、バス利用などの自粛要請を行った上で大会を開催致しました。
もう1度は、我々の記憶にまだ新しい2011年の第83回大会です。大会直前の3月11日に東日本大震災が発生。福島第一原子力発電所などによります社会的な混乱、不安が収まらない状況下で、23日に選抜大会が開幕致しました。この大会には、被災地の宮城県・東北高校、青森県・光星学院高校も含めました32校が出場しております。この時も、他競技の選抜大会が中止となりました状況下で、開催地が首都圏ではなかった事情もあり、高校野球だけは開催にこぎつけた形となりました。
今年に限って言えば、震災のような目に見えます被害が発生しているわけではありません。交通手段は通常通り動いておりますし、ライフラインの問題も起こってはおりません。他競技の選抜大会は、高校野球程の集客があるいべんとではなく、無観客で開催ができるのであればそれでもよかったはずです。しかし何故、高校野球は無観客で開催ができても、他競技はできないのか・・・(・ ・?)そこはやはり・・・競技団体が動かせます『人とカネ』の差なのです(^^;)
皆様ご存じのように、硬式の高校野球の全国大会は、阪神甲子園球場という民間施設を使って開催されます。グラウンド整備はファンならよくご存じの阪神園芸が行っております。加えて、場内の誘導、場外の警備なども、アルバイトを使っているにせよ、プロが仕事としてやっているのです。
他競技のスタンダードは、公共施設で大会を開催し、競技役員は教員が担い、運営周りの作業は地元の高校生が手伝うという構図です。公共施設は政府の要請に合わせて休業に入ったケースもあります。また、大会の運営は本番だけではなく事前の準備が必要で、3月2日から2週間程度の時期から高校生が動かないと間に合わないのです。
高校野球も都道府県大会は、他競技と同じように教員が生徒の力を借りながら運営する体制です。従って、甲子園大会でなければ新型コロナウイルス感染症の影響で休止になっていた可能性が高いのです。そして、もっとダークなのは『カネ』の方(^^;)日本高校野球連盟が持ちます財政力のアドバンテージです。今大会は、無観客として開催されれば当然ながら大幅な赤字が出るでしょうが、それも過去の余剰金で問題無く吸収できるのです。
新型コロナウイルスという、前代未聞の国難とも言えます事態が起こっているまさに真っただ中に、何故第92回選抜高校野球大会が開催可能なのか・・・?日本高校野球連盟が全国高等学校体育連盟に加盟していない、という組織の違いはあまり関係がありません。「伝統があるから」という説明も、間接的には正しいのかもしれませんが、よりダイレクトに説明をするならばこうなります。『日本高校野球連盟が、プロフェッショナルを巻き込む資金力と体制を持っているから』、なのです(^^;)
それでも11日までの新型コロナウイルス感染の拡大状況、世間の風評などを受けまして、中止となる可能性もあるとは思いますが。しかしもう、通常開催という事は100%あり得ません。甲子園球場近隣の飲食店やホテル・旅館などは、頭を抱えている事でしょうね。。。特にホテル・旅館は、無観客となった時点で宿泊客が見込めないのですから(**)
兵庫県のあるホテルは、100室を超えるほぼ全ての部屋に予約が入っておりましたが、無観客での開催と発表されましてほぼ全てがキャンセルとなってしまったのだそうです(**)稼ぎ時の特定イベントにフィーチャーした立地のホテルなどは、想定外大量キャンセルともなりますと痛手は相当でしょう。ホテルは装置産業とも言われますが、十分な装置や設備を整えれば、一定の収益が得られるという前提で莫大な先行投資がなされている側面もありますからね。ここ数年のインバウンド活況から、急転直下の事態だけに、、、想定外にも程があるでしょう。。。せめてプロ野球は無事開幕を迎えられまして、この騒動が収まったら阪神ファンが高校野球の分も地元を盛り上げていってもらいたいものです!
今は耐えるべきところは耐え、この騒動が収まりましたら溜まっていたパワーを爆発させて派手にドンチャンといきたいものですが!(^^)耐える最中の今は僕もできるだけ微力ながら貢献をという事で、今日は助っ人要請を受けましてTもかちゃんのお店へまたまたまたまたまた帰って来たマスターと伺って参りました。Tもかちゃん体調不良で長期不在を余儀なくされておりますので、その間少しでも日頃の恩をお返しできればなという事で。
しかしお酒は2杯に抑えていたのですが、BM帰還後、Aさん2名様にシェーカーを振ってカクテルをお作りして、「季節の浅漬け」をお出し致しましてアルバイト君も含めお話し盛り上がっていたところ、HEROさん2名様、メキシカンさんが来店。各所で乾杯させていただいていたところ、多少愛しさと切なさと心強さとちゃん、NOW屋さん’SONも加わりまして・・・「宮崎牛A5ランク 内ももステーキ」、「チーズを乗せたナポリタングラタンスパゲッティ」、「8種類の温野菜のバーニャカウダ」、「3種のソフトジャーキー盛り合わせ」などお作りした後・・・朝までの宴に!(^^;)
<ズブロッカ>祭りで1本を飲み干しまして、ボトル半分残っておりました<チナール>を飲み干しまして、若い衆に「酒は良いのを飲まなきゃだめだよ!」と言いながら多少愛しさと切なさと心強さとちゃんが<ポールジロー 15年>や<ロイヤルサルート 21年>を振舞いながら説教で泣かせ(^^;)締めは何故かレアバーボンウイスキーの<ウルフバーン>でした(^^;)相当無理していたでしょうが、、、久し振りに多少愛しさと切なさと心強さとちゃんのサムライ振りを見ました・・・(^^)明日は従業員誕生日で、僕は裏方に徹しますから今日はお酒控えておこうと思っていたのに(^^;)明日は21時開店となります!お時間のある方は、節目の50歳を見届けにいらしてあげて下さいませ!

2020年3月4日(水)
待つ

3月19日から13日間の日程で開催が予定されております、第92回選抜高校野球大会の運営委員会と臨時理事会が今日、大阪市内で午後2時から開かれました。議題はもちろん・・・新型コロナウイルスの感染が拡大する中での大会開催の可否についてです。日本中、いや、世界中を揺るがせております新型コロナウイルスの感染拡大問題が遂には、春の風物詩であります高校野球大会の開催の是非をも巻き込む事態となっております。。。
果たして選抜大会は無事開催されるのでしょうか?初出場を勝ち取りました各校はどういった心境なのでしょうか?高校自体が休校となっている中ですから、もはや通常開催は困難だとみられておりまして、、、高校野球の春夏の長い歴史を通じまして初となります無観客での開催をなんとか模索しながら、残念ながら今回はやむを得ず中止という事も視野に入れまして、運営委員会と臨時理事会は開かれました(**)どんな判断となろうとも、難しい決断となりそうです・・・
この日までの経緯を追ってみますと、どうやら無観客か中止か・・・選抜大会は今日までにこの二者択一に絞られたようです。日本高校野球連盟や大会運営本部は、新型コロナウイルスの感染が拡大する中でも、なんとか球児達の夢を叶えてあげたいという事で、通常開催を模索して参りました。しかし、先月27日に政府が小中高校の全面休校を発表致しまして状況は一変。。。関係者は、「この世間の情勢の中ではさすがに通常開催は難しい。無観客で開催するのか、中止にするのかを議論する事になるだろう」と話しておりました。
会議でまずは無観客試合の道を模索する事となります。46年振りに出場切符を手にしました福島県・磐城高校など、久し振りの出場を決めました学校や、初出場校も5校あります。そんな球児達の目標を、安易に奪う事はできないとの思いが各委員にはあります。出場32校に対しまして個別に聞き取り調査を行いまして、開催する場合には「是非出場したい!」との返答をなんと全校からもらっているのだそうです。そんな声を聞いてしまったら・・・なんとか開催させてあげたいと思うのが人情でしょう。
無観客で開催する場合には、選手や関係者が長時間密閉空間にいたり、宿舎で合宿生活を送る事によって感染のリスクにさらされる懸念もあります。各校の移動手段や時期、感染予防策のガイドライン作成の他、報道関係者やスカウトの扱い、開会式の可否など、細部の議論が必要となります。そうですよね、、、頑張って出場切符を勝ち取った選手達に、なんとか甲子園の土を踏ませてあげたいとは思いながらも、だから冷静に考えれば開催は難しいんでしょうね。。。宿舎での感染の可能性も否定できませんし、万が一大会途中で感染者が出てしまったら・・・という危惧もあるでしょうから(**)
一方、日本高校野球連盟では今回は中止にすべきだという声も上がっております。。。一部の関係者は、「移動や宿舎生活、ホテル内のビュッフェなど感染の可能性は避けられない状況にある。1人でも感染者を出したら大変な事になる」と話しております。この意見もごもっとも、というか今の状況ですと1番正論なのかもしれません。まだ未成年であります高校生を、感染の危険にあえてさらすわけにはいかないという気持ちはよく分かりますからね。他競技の選抜大会も中止が相次いでおりまして、高校野球だけ特別扱いできないという現状もあります。なんせ開催地であります兵庫県や、近くの大阪府など関西方面でも感染者が出ているのですから。。。
4月7日からは、プロ野球阪神球団の公式戦が甲子園球場で開催される事が決まっておりますので、開幕を延期するという選択肢は無いのだといいます。1995年の阪神淡路大震災が起きた時ですら、開催が危ぶまれはしましたが、鳴り物での応援を禁止するなど、災害復興への理解を求めながら開催されました。運営委員会と臨時理事会の協議の結果、無観客開催にせよ、中止にせよ、1924年の第1回大会以来選抜高校野球大会に前例は無い歴史的な決断となるのですが・・・果たしてどんな結論が下されるのか・・・
午後6時過ぎ、関係者らが会見を開きまして競技の結果が発表されましたが・・・結局開催可否の結論は持ち越しとなりました。通常開催は難しいという事で意見は一致、ただし、無観客での実施、中止などを議論したものの、結論は出せなかったという事です。開催となった場合でも、無観客での実施となる事は確認されました。春夏の甲子園大会を通じて史上初の無観客開催を実施する準備に入りながら今しばらく新型コロナウイルスの感染拡大状況をみまして、開催の可否は3月11日の臨時運営委員会で正式に決定されるとの事です。
更に会見で日本高校野球連盟は、選抜大会が無観客で開催された場合でも、開会式、開会式リハーサル、甲子園練習、キャプテントーク、キャプテン研修会、責任教師、監督会議を実施しないと致しました。尚、13日の組み合わせ抽選会は、主催者によります代理抽選に変更される事も合わせて発表されました。まぁこれは・・・致し方ないのか(**)開会式とかやらせてあげたい気持ちはもちろんあるのでしょうが、今回ばかりは開催できる可能性を必死に模索しているという事でなんとか球児達には理解をしてもらってという感じですね。
なんせこれまでの新型コロナウイルスの感染拡大を受けました政府、スポーツ界の流れが開催に向けて逆風となってしまっております(**)2月19日には、日本高校野球連盟が理事会を開きまして、選抜大会を予定通り開催する考えを示しておりました。もちろん新型コロナウイルス対策は議題に上がりましたが、無観客での開催などの話は出なかったといいます。ところが、24日にせいふぃ専門家会議が「これから1~2週間が急速な拡大か終息かの瀬戸際だ」と指摘致しまして流れが変わっていきました・・・
翌25日には、サッカー・J-リーグが3月15日までの94試合の延期をいち早く発表。26日には安倍首相が、「スポーツイベントなどについて今後2週間は自粛や延期、規模縮小する事」を要請致しました。すると、プロ野球が3月15日までのオープン戦72試合、春季教育リーグを無観客で実施すると決定。ラグビーのトップリーグは第7節(2月29日~3月1日)と第8節(3月7日~8日)の計16試合の開催延期を発表致しました。そして27日には、安倍首相が全国の小中高校の臨時休校の要請を示す事となります。
28日に文部科学省が3月2日から全国の小中高校などに一斉休校を正式要請致しますと、日本女子プロゴルフ協会が国内ツアー開幕戦の中止を発表。3月1日には、国技であります大相撲春場所の無観客開催を決定。3日に日本プロ野球連盟とJ-リーグが第1回の対策連絡会議を開きまして今後の試合の開催の可否を討論、そんな世間の流れを受けましての今日の日本高校野球連盟の運営委員会、臨時理事会の開催となりました。ですから中止の決定が今日下されてもなんの不思議も無かったのです。恐らくは中止の判断を下さなかった事に批判が集まるでしょうが、とりあえず11日までは様子を見ようという事で。
開催したら開催したで、例え無観客開催としても風当たりは強い事でしょう。学校も一斉に休みに入り、球児達の練習も思うようにいかないと思われる現状。更に甲子園に行ったとしても練習は無し。移動や宿泊での感染リスクはどうしてもつきまとう、、、仮に感染者を出してしまった場合、せっかくの思い出が暗いものになりかねない。他の高校部活との兼ね合いや教育という観点からも、選抜大会は中止にする方が適当だという意見がもっともでしょうし、高校野球大好きの僕ですらそう思わざるを得ません。。。今中止の判断ができないという事は、なにかしらの‘大人の事情’があるのかと・・・?
もしくは、11日まで待てば少しは事態が収束しているかもという可能性に希望をかけているのでしょうか?各スポーツ界も、3月15日までは自粛や延期を表明しておりますが、その後は状況次第というような態度となっております。前代未聞の出来事で政府内も混乱しているのでしょうが、これ以上社会的にも経済的にもダメージが大きくならないように、政府には4月には通常の社会に戻るようなプロセスを提示してもらいたいものですね!そうとなれば、今この瞬間だけ耐えて頑張ればいいんだ!と踏ん張れる人達も出てくるはずです。それまで徹底的に統制を図るのも我慢できるでしょうし。
やっぱり新型コロナウイルスによります経済への影響は、確実に出てきております。。。これはもう政府が何と言っても否定できません。我々飲食業界でももちろん出ております。出るに決まっていますよね、外出自粛要請なんて出されているのですから(^^;)今後もっと影響が出る可能性も残念ながら高いと思われます(**)臨時休校ではありませんが、しばらくお店を閉めるというところも出ておりますし、今日BMでも経営者の方が「人件費が掛かり過ぎるからコロナが落ち着くまでしばらく閉めようかな?」と話されておりました。
BMのような小さなお店ならばともかくも、複数人の従業員を雇って営業しておりますお店はさぞかし大変な事だと思われます。。。だったらしばらく閉めていた方が・・・と思われるのも仕方がない事でしょう。夜中には同業者で、3月一杯でお店を閉めるという方、お店を辞めて故郷へ帰るというバーテンダーの方が挨拶にいらしてくれました。どの判断も、僕には意見が言えません。新型コロナウイルス終息の見通しが立たない今、体力が無いお店はいつまで耐えればいいのか?踏ん張ればいいのか?目途がつかず商売替えしようと思っても仕方がないところでしょうから。ですから政府には「○月〇日を終息の目途に、徹底した対策を立てるから協力して踏ん張ってくれ!」というようなリーダーシップを示してもらいたいのですが・・・
政府がスポーツ・イベントなどの自粛や、企業へのテレワーク実施の呼び掛け、全国の小中高校の休校を要請するなど、世の中全体が外出を避けなければならない雰囲気となっております。今はまだ耐えられる体力のある飲食店でも、この状況が長期化すれば・・・影響は大きなものになり、、、閉店・倒産に追い込まれる店が続々と出てくるでしょう。飲食店は「おもてなし」を大事にしなければならないと同時に、「顧客の安心・安全」をどう守るか?その狭間で揺れているのが現状です。でも、いい勉強させてもらっているなぁと僕は感じますね。飲食店に25年以上携わってきましたが、今までに無い事態だけに様々な事を考えさせられます。
週の真ん中水曜日、雨、風邪によるダウン者続出、、、ただえさえ自粛ムードが流れております中、こんな悪条件が重なってビルのお店中が暇だと嘆いておりました。BMもまったりの営業日となってしまいましたが(^^;)それでもいらして下さったお客様への感謝の念は一層湧くと同時に、せっかくいらして下さったのだから絶対に楽しんで笑顔で帰っていただきたい!という思いが日に日に強くなります(^^)一緒に暗くなっていても仕方がないですし(^^;)そんな事求めていらして下さっているわけではないでしょうから。我々は、帰られる時のお客様の表情が全て。楽しかったと感じていただけたら最高ですね!待つのも大切な商売、ひと時でも早くの終息を願って、明日も明後日もBMを開けてお待ちし続けます(^^)

2020年3月3日(火)
改めてひな祭りにつきまして(^^;)

3月3日は、桃の節句、ひな祭りです。今日はBMにも艶やかな着物姿の女性陣がいらしてくれましたが、このお店のママさんのように、ちゃんと着飾って伝統を重んじるというのは良い事ですね(^^)我が家では、下の娘のために上の娘から受け継ぎましたひな人形を飾り、酢飯で炊きました混ぜご飯を食べたりはしましたが・・・後は特に・・・ひな祭りって何をすればいいんだっけな(・ ・?)という感じで。確か以前もお書きしたのですが、もう一度ひな祭りについて調べてみました(^^;)
桃の節句という呼称はよく聞くかと思いますが、正式には「上巳(じょうし)の節句」といいます。「上巳の節句」の起源は、紀元前300年頃の古代中国で始まりました「上巳節」という行事で、3月最初の巳の日(上巳)に川で禊をした後、曲水の宴などを催して春の到来を祝い、無病息災を願うものでした。古くから季節の変わり目には災いをもたらす邪気が入り込みやすいと考えられておりまして、水神としての蛇(巳)信仰があるほど水と深い関係にあります巳の日に水に入る事で汚れを祓ったのでした。3月3日に固定化したのは、魏(紀元前453~225)の初代皇帝・曹丕であったと言われております。
この「上巳節」が奈良時代の日本にもたらされ、宮中で上巳の祓や曲水の宴を行うようになりました。曲水の宴とは、水辺に沿って出席者が座し、流れてきます酒盃が自分の前を通り過ぎるまでに詩歌を読み、盃の酒を飲んで次へ流すという雅な遊びです。日本の「上巳の節句」の初見は、日本最古の正史であります日本書紀です。第23代顕宗天皇元年(485年)の3月に宮廷の儀式として催された様子が記されております。行事として恒例化したのは、文武天皇五年(701年)以降と考えられております。
もっとも、中国から伝わりました「上巳節」の行事の中でも、雅な曲水の宴は日本の貴族にもてはやされましたが、この日に禊を行う事に関しましては貴族の間では定着しなかったようです。そこで生み出されたのが・・・「人形(ひとがた)」に穢れを移して代わりに水に流すという方法です。今でも6月末と12月末の大祓では、人形(にんぎょう)に息を吹きかけたりして自分の罪を移し流すという儀式が全国の神社で行われておりますが、このルーツは「上巳の節句」の人形(ひとがた)にあると言われております。
平安時代にはこの風習が、貴族の子女の間で楽しまれておりました紙人形遊び「ひいな遊び」と結びつきまして、「流しびな」になりました。「雛=ひな」には、「小さくてかわいい」という意味があります。紫式部の源氏物語の須磨の巻にも、光源氏が自身の形代であります人形(ひとがた)を船に乗せ、須磨の海に流す様子が描かれております。鳥取県など、現代も「流しびな」の風習が根付いている地域が各地にあります。時代を経て、人形(ひとがた)は男女の一対とされるようになりました。子供の健やかな成長と、夫婦円満な幸せな将来を迎えられるよう祈念し、人形(にんぎょう)に厄を移して流すようになりました。
当初は紙などで作られておりました人形(にんぎょう)も、技術の発展と共に豪華さを増しまして、流すよりも飾る人形(にんぎょう)へと変化を遂げました。旧暦の3月3日は、可愛らしい桃の花が咲く季節で、人形(にんぎょう)がモチーフとなっている事もあり、武家社会では5月5日の「端午(たんご)の節句」を男の子の祝いとしたのに対し、「上巳の節句」を女の子の祝いとするようになったのです。ひな人形を飾り付けました豪華な飾りのひな祭りが最初に行われたのは、江戸時代初期の寛永6年(1629年)の事です。京都の御所で時の後水尾天皇が内親王など女児のために催したのが始まりとされております。
江戸時代初期、幕府はそれまでありました重要な5つの年中行事であります「五節句」を公式行事として制定しますが、「上巳の節句」もこれに含まれておりました。京都から伝わりました豪華な飾りのひな祭りは、江戸城の多大奥にも伝わりまして、やがて庶民の間でも盛んに行われるようになったのです。そしてひな祭りといえば桃の花。古来中国では、桃は邪気を祓い長寿を得る事ができる神聖な植物と考えられておりまして、この思想が日本にも伝わったのです。
日本最古の歴史書であります古事記にも、伊弉諾尊が桃の精霊の助けを得て無事に黄泉の国から逃げる事ができた様子が描かれております。奈良の纏向遺跡から大量の桃の種が出土している事や、桃太郎が伝説となっている事も、この桃の神聖視によるものと考えられております。また、日本では桃の韻が百歳を表します「百歳(ももとせ)」に通じる事から、桃は長寿の縁起物であり、「上巳の節句」にも桃の花を浸した桃酒、あるいは桃花酒が供されました。江戸時代頃から「上巳の節句」には桃酒の代わりに白酒が好まれるようになりまして、やがてひな祭りのお酒として定着しました。
白酒の他、ひな祭りの定番の飲食物といえば・・・菱餅・ひなあられ・ひちぎり・蛤などが挙げられます。菱餅のルーツは、古代中国での「上巳節」で食べられておりました春の七草の1つであります母子草(御形ごぎょう)を入れた餅です。これが日本にも伝わりましたが、日本では母子草の代わりに様々な効能があり邪気を祓う薬草として古くから食されておりました蓮餅(草餅)を食べるようになりました。江戸時代になりますと、菱の粉を入れました白餅をかさねるようになりました。菱形になったのもこの頃からで、菱の実を模したとか、心臓の形を模したとか言われております。
クチナシで染めました桃色の餅も重ねました三色菱餅となったのは、明治時代に入ってからです。現在では、緑は植物のように健やかな成長(蓮による邪気祓い)、白は純潔と子孫繁栄、長寿(菱の実の血圧を下げる効果)、桃色は魔除け(クチナシの解毒作用)を表すとされております。その菱餅を、ひな人形を携えて野山に弁当を持って出掛け、お雛様に春の景色を見せる「国見せ」の際、外でも食べられるよう工夫したのがひなあられだと言われております。関西のひなあられがこの説を裏付けるもので、餅を炒って醤油や塩などで味付けしたあられです。これに対し、関東のひなあられは米を爆ぜさせ砂糖をからめたもので、江戸でよく食べられておりました爆米という菓子から転じたとか、米粒を干して炙って作ったとか言われております。
京都でこの季節に出回りますひちぎりも、ひな祭りならではのお菓子です。宮中で「上巳の節句」の際に作りました餅が後に変化したものと考えられております。宮中で人手が足りずに餅を綺麗に丸める手間を惜しんで、引きちぎったのが名前の由来なのだそうです。貝型の形に作りました餅の真ん中をくぼませ、餡やきんとんを乗せた菓子で、もっぱら蓮餅で作る事が多いのですが、最近は三色の菱餅を意識しまして、緑・赤・白の餅で作る事もあるそうです。
女の子の祝いとなりましたひな祭りでは、お内裏様とお雛様の婚礼を表しますひな人形が飾られます。健やかに成長し、やがて良い伴侶と出会って幸せになりますように、との願いが込められました飾りです。が、これに対応して、対の貝殻でなければ決して合わない蛤は貞操を表すとされ、ひな祭りの膳に欠かせないものとなりました。良縁や夫婦和合を象徴する蛤を使いまして、同じ形、装飾の貝を探す遊びを貝合わせといいます。当初は絵の描かれた貝の内側を見せて同じ柄の貝を探しましたが、江戸時代になりますと貝殻を伏せて、かるたのように貝の形や模様から対の貝を探す遊びとなりました。
まぁこうして色々と見てきましたが、ひな祭りと一口にいいましても、古代から現代まで、多角的に要素が取り入れられてきた事が分かります。しかし、全ての根底には、健康で過ごせますようにといった祈りがあります。一見華やかに見えますひな祭りは、祈りの一形態ともいえるのです。ひな祭りは‘禊祓い’から始まっていたのですね・・・以前調べたのかもしれませんがすっかり忘れておりました(^^;)ただ単にひな人形を飾って満足するのではなく、せっかくですからこういった伝統ある風習を娘にも伝えていきたいなと思いました。
よく、「3月3日を過ぎると、早くひな人形を片付けなければ婚期が遅くなる」と言われますが、では何歳までひな人形は飾るものなのか?と聞かれたら・・・はっきりとは答えられません。ひな人形は女性が何歳になるまで飾るものなのか?和文化研究家で日本礼法教授の方によりますと・・・ひな人形には、女の子の災厄を引き受ける役目があり、いわば分身であり守り神のような存在だと。だから何歳になってもひな人形を飾り続ける事は問題無いとされているのだそうです。しかし、いつまで飾るべきか悩んだら、3つの区切りがあるのでそれを参考にすると良いと。
それは、子供の成長の節目で区切る方法で、①七五三の7歳まで、②小学校や中学校、高校、大学などの卒業まで、③成人を迎える時、といった区切りだそうです。また、ひな人形は宮中の婚礼の様子を表しており、めびなのように素敵な女性に成長し、良い伴侶に恵まれて幸せな人生を歩めるよう願うものであるので、結婚も一つの区切りとも考えられると。ひな人形は分身であり、お守りのような存在でもあるのですから一生飾り続けるという考え方もあるのだそうです。いつまででも、自分次第の考えで良いという事ですかね(^^;)
今日は多少愛しさと切なさと心強さとちゃんのお店の助っ人に出向いたのですが、月曜日の無理がたたりまして体調が今日も、、、というかただ単に三日酔いが酷く(^^;)BMでならばともかく、外に出た時にわざわざ飲む必要は無いという事でお茶で過ごさせていただきました(^^;)参加する事に意義があるという事ですね!金曜日には今度は従業員の誕生日も控えておりますので、ここで無理はできません。前半はBMでも、池さんと乾杯させていただいたりリピーターの方と乾杯させていただいたりしましたが、好物であります<グレンフィディック 12年>を美味しく飲ませていただきました(^^)
しかし後半、無事退院されました上の階のママさんが遅ればせながらの誕生日祝いにと3名様でいらしてくれまして、シャンパンを発射!「時間が無いからみんなでサクッと飲んで帰ります」とおっしゃるので、居合わせましたドクターTさんやカズさんやなっちゃんにもご協力いただいて、一気に2杯いただいて3分で1本を飲み終えお帰りになられました。相変わらず豪快な方で・・・(^^;)とても先週まで入院していた方とは思えませんでしたね(^^;)復活間もない中わざわざお祝いにといらしてくれた気持ちも嬉しかったですが、ママさんもお元気な姿を見れて良かったです(^^)そして今日は体調を整えるために今週初の定時締め。休める時にゆっくり休んでおこう・・・

2020年3月2日(月)
コロナ?

新型コロナウイルスへの不安は広がる一方の中、SNSなどを介し、日用品の在庫や感染の予防法などに関しまして、誤った情報が飛び交っております(**)先日起こりましたトイレットペーパー騒動なんかはその典型的な例でしたね。。。たった1人が流したデマに日本中が踊らされてしまいまして(**)
正しく使えば大変便利なソーシャル・ネットワーク・サービスですが、万が一間違った情報をSNSで広げてしまいますと、自らの意志ではなく感染を拡大してしまう事にもつながりかねません!これは想像している以上に大変恐ろしい事ですが、、、どんな情報を疑うべきなのか?自分が広げないためにはどうづれば良いのか?インターネットや感染症の専門家の話を載せてみます。
神戸大学の教授は、「人は衝撃的な話題の方が頭に残りやすい。1番大事なのは、信頼できる人の話であっても、情報源が分からない場合は鵜呑みにしない事だ」と話します。主なSNSの1つでありますTwitterでは、フェイクニュースの方が正しい情報よりも早く広がるという調査結果もあります。
アメリカ・マサチューセッツ工科大学のチームが2018年、アメリカ科学誌サイエンスに発表致しました論文によりますと、フェイクニュースがリツイート(再投稿)される可能性は、正しいニュースと比べまして70%高かったと。また、正しいニュースが1500人に届くには、フェイクニュースの約6倍の時間が掛かっていたといいます。
これは、2006~2017年に約300万人が計450万回以上を投稿しました、もとの12万本余りの情報の広がり方を人工知能(AI)技術などを使って調べまして、「真実であるかのように偽られたニュース」、「事実であるかのように述べられた個人の意見」を、フェイクニュースとして分析したものだといいます。例えば、身近な場所で新型コロナウイルスの感染者が出たといった噂に接した場合も、自らもすぐに広めようとせず、自治体のウェブサイトや新聞、テレビのニュースなどでも報じられているかどうか確認する事が重要だという事です。僕も言っちゃいそうな気がしますから気をつけないと・・・
新型コロナウイルスに詳しい大阪府立大学の教授は、「SNSには、信用できる情報もできない情報もある」と指摘しております。SNSで広まっておりました、新型コロナウイルスに関して「26~27度の温度で殺せる」とする情報に関しましては、「そんな事は無い」と断言しております。もし誤情報を信じて行動してしまったら、自らが感染してしまったり、周りの人が感染してしまったりする恐れもあるのです。
この教授は予防法などの情報につきましては、「厚生労働省や日本感染症学会など、専門家が確認している情報を参考にしてほしい」と話しております。厚生労働省のサイトは順次更新されておりまして、3月1日時点版では、SNSで広まってしまいましたトイレットペーパーやティッシュペーパーがマスクと同じように中国でつくられているため不足しているなどとする情報につきまして、「不足していません。100%近くが国内生産であり、十分な在庫があります」とちゃんと説明しております。
日本感染症学会と日本環境感染学会は、診療に関わります人に向けまして、2月28日付で「新型コロナウイルス感染症の現状と対策 水際対策から感染蔓延期に移行する時の注意点」を掲載しております。世界保健機関(WHO)も、デマや誤った情報が急速に拡散します‘インフォデミック’への警戒を呼び掛けております。‘インフォデミック’とは聞き慣れない単語ですが、これは情報(インフォメーション)と病気の流行(エピデミック)を組み合わせた造語だそうです。
英文の公式サイトでは、「中国からの手紙や小包を受け取っても安全」、「抗生物質は予防や治療に効果が無い」などとも説明しております。しかし、「ビールを飲むアメリカ人の38%が、今は<コロナビール>を買わない」と答えたという世論調査結果につきましては・・・否定しておりません(^^;)とうか眼中にないのでしょうが(^^;)代わりに<コロナビール>を販売致します酒類販売大手のコンステレーション・ブランズは、「アメリカでの<コロナビール>の販売はこれまでと変わらず好調だ!」と反論致しました。
世論調査は、広告代理店・5W Public Relationsがアメリカのビール愛好家737人を対象に実施されました。にわかには信じ難い話ですが、その調査によりますと、16%の人が<コロナビール>は新型コロナウイルスに関係があるのかどうか混乱している、と答えたそうです(^^;)5W社のウェブサイトによりますと、同社は1800テキーラやスパークリングICEなど、他の飲料ブランドもクライアントに抱えております。しかし同社のCEOは、「クライアントに<コロナビール>の競合相手は含まれていない」と述べました。つまり・・・本当に16%の人が<コロナビール>と新型コロナウイルスの関連に疑問を持っていると(^^;)
この調査では、アメリカ人の38%が「いかなる状況でも<コロナビール>を買わない」とし、14%の人が「公の場で<コロナビール>を注文しない」との回答を寄せているとも公表しております。新型コロナウイルスの蔓延が、まさか<コロナビール>にも悪影響を及ぼしているという事か・・・?(・ ・;)別の調査では、消費者の<コロナビール>に対する購入意欲は、ここ2年で最低水準に陥ったと報告しております。当然コンステレーション・ブランズ社のCEOはこれらの調査結果につきまして、「我が社の事業業績を反映していない」と反論、「新型コロナウイルスによる<コロナビール>の事業への影響に関する誤解は極めて不適当」とも述べておりますが。
同社によりますと、<コロナビール>の販売額は、今年2月16日までの4週間で5%増を記録。過去52年間の業績と比べほぼ倍増の水準に達したと誇っております。しかし最近同社は、コロナブランド名のアルコール入り炭酸水の新規販売で巨額なキャンペーンを開始したのですが、その宣伝に使われました「直にこっちに上陸するよ!」との字句がひんしゅくを買ってもおりました。こういう経緯もありまして、一部の皮肉めいた噂好きの人達の反感を買い、このようなネガティブキャンペーンを打たれてしまったのかもしれません。
グーグルのトレンドグラフでは、「コロナ」、「ビール」、「ウイルス」で検索を掛ける人が爆発的に増えているのだそうです。驚いた事に現在、中国を中心に世界中で猛威を振るっております新型コロナウイルスと、<コロナビール>が何らかの関連があるのでは?と思っている人が世界中に数多くいるという事ですね(**)まぁ当たり前の事ですが、当然新型コロナウイルスと<コロナビール>は無関係であります(^^;)関係性があると信じる、もしくは疑う人がいるという事実にビックリしてしまうのですが・・・
コロナウイルスの名前の由来は、ウイルスを電子顕微鏡で拡大して見ますと、表面から花弁状の突起が出ておりまして、それあ太陽のコロナのように見える事です。コロナとは、皆既日食などの際に見えますあの放射状の光の事です。FOXニュースは、アメリカ疫病予防管理センターが、感染予防として手洗いやうがいを推奨している事を紹介した後にこんなジョークで記事を締めくくっております。「しかし、アメリカ疫病予防管理センターは、ウイルスの予防手段としてビールを飲む事は特には推奨していない」と(^^;)BMにも<コロナビール>ありますが、もちろん皆様安心してお飲みになって下さい!
今日はお祝いに飛び回った1日でした・・・。知り合いの女の子、T・Vさんがいらしてくれました後、鉄人2名様がいらしてくれまして残り時間30分程でしたが今日のうちにまたまたまたまたまた帰って来たマスターのちょっと早いお誕生日お祝いに伺う事に。僕も今週末は従業員の誕生日が重なってしまっておりましたのでそちらの方が都合が良いという事で。遅れて多少愛しさと切なさと心強さとちゃん、WISDOMちゃんも順に顔を出してくれまして30分できっちり<カンパリ>、<ヘネシーVSOP>、<スミノフウォッカ>という残り半分以下になっていた瓶達をやっつけて帰って参りました(**)シャンパンはいらないとおっしゃるからそうなったのですが、、、だったら最初からシャンパン入れておけば良かったなと後悔(**)これは酔いました。。。
皆さんBMにも降りていらして下さいまして、BBさんも来店。そして朝方には、今度は近くのバーオーナーのお誕生日お祝い会に出陣。帰り際はもうダウンしてしまっておりましたが、僕が伺った時にはオーナーがまだギリギリ踏ん張っておりましたから顔を出せて良かった(^^;)しかしここでも飲んでしまって、、、BMへ帰還後知り合いの3名様、20年来の知り合いの方、Tもかちゃん&アントと杯を酌み交わさせていただきましてm(_)m7時頃に終了。最後は知らず知らずのうちに<アイスコーヒー>を飲んでおりました(^^;)体がもう限界だったのでしょう・・・月曜日から飛ばし過ぎてしまった(><)金曜日の従業員誕生日までに体調整えないと!