中央競馬のG1レース、第40回ジャパンカップが、東京競馬場・芝2400メートルにて昨日行われました。日頃競馬を全く見ない、興味が無い人達からも注目を集めました一戦。‘史上最多の芝G1レース8勝’の2018年度三冠馬アーモンドアイ、’今年の無敗三冠牡馬’コントレイル、‘今年の無敗三冠牝馬’デアリングタクト、この新旧三冠馬3頭が直接対決をしたのです!まさに夢の対決という言葉がピッタリの一戦でした・・・
結果から言いますと、単勝1番人気に支持されまして今回が引退レースでありましたアーモンドアイが、まさに「最強馬」の貫録を見せつけまして見事勝利!!自らの最多記録を更新致します‘芝G1レース9勝目’を挙げたのです!素晴らしい戦いでした・・・こんなにも息を飲んでレースの行方を見守ったのは、僕の競馬人生で初めての事でした。それは恐らく生きているうちはこんな戦いはもう見られないであろうからです。新型コロナウイルス禍というあまりにも特殊な年でありますが、夢を見せてもらって感謝です(^^)
それでは競馬に興味が無い方にはちょっと我慢していただいて(^^;)このドリームレースの経過を振り返ってみましょう。好スタートを切りましたアーモンドアイは、道中好位の5番手につけました。デアリングタクトはその後ろ、そして更に後ろにコントレイルという陣形で。アーモンドアイは、懸念されましたスタートも完璧に出まして、楽な手応えでレースを進めました。しかしデアリングタクトもコントレイルも好位置をキープしたまま、折り合いもついて素晴らしい騎乗で道中進んでおりました。
レースは3年前の菊花賞馬でありますキセキが大逃げを打って出て馬群を引っ張る形となりました。1000メートル通過57秒台という超ハイペース。途中2番手の馬に20馬身ぐらいの差をつけておりましたね。しかし後述談になりますが、アーモンドアイに騎乗しておりましたルメール騎手はこの時、「スムーズなペースだ、こういう時は1番強い馬が勝つ」と、揺るぎない自信を持っていたそうです。僕は見ておりまして、「ひょっとしてこのままキセキが逃げ切っちゃうか??」と心配になるほど完璧な逃げでしたけれどね。キセキが逃げ切ってしまったら負けでしたので(^^;)
ルメール騎手が「手応えはずっと良かった」と振り返ったように、アーモンドアイは最後の直線に入りますと馬場の真ん中を堂々と突き抜けました。キセキを交わし、すぐ前におりましたグローリーヴェイズを交わし、先頭に立ちますとゴールへ向かってグイグイと加速!しかし後ろからは、年下の無敗の三冠馬2頭が迫ってきております!ちなみに僕は、三冠馬3頭の1角はさすがに崩れると予想をしておりまして、三冠馬3頭のうちの2頭とグローリーヴェイズがくればいいという馬券を買っておりましたので、この時「頼むこのまま終わってくれ!」と願っておりました(^^;)
が、、、三冠馬というのはかくも凄いものなのか・・・と、改めて実感させられました・・・。グローリーヴェイズも決して悪い走りではなかったのですが、無敗の三冠馬2頭が凄い根性を見せまして追い上げてきまして、ゴール100メートル手前ほどでグローリーヴェイズはあっさりと交わされてしまいました(**)この時点で馬券的には僕は負けが決定(^^;)でもそんなのどうでもいいぐらいで、そこから残り100メートルは、完全に次元の違う三冠馬3頭のゴールへ向けての叩き合いとなりました。
コントレイルも、デアリングタクトも、さすが無敗で三冠を制した馬!素晴らしい根性を見せましたが・・・結果アーモンドアイが先輩の貫録を示しまして2着のコントレイルに1馬身4分の1の差をつけての快勝!引退レースで若駒の挑戦を見事跳ね返しました!3着にはデアリングタクトが入りまして、結果新旧三冠馬3頭がワンツースリーの決着。これがきてしまったらもう馬券的にはどうしようもないのでお手上げです(^^;)しかしまぁ競馬の神様が描いたかのような、まるで出来過ぎたおとぎ話のような決着となりました。
ルメール騎手は、「スタートはスピードがあり、途中は我慢でき、最後は素晴らしい脚を使う。まさにアーモンドアイは日本最強のパーフェクトホースでした」と改めて愛馬を讃えつつ、「今日はアーモンドアイのさよならパーティーでもありました・・・」と、寂しそうな表情も浮かべておりました。管理する国枝調教師は、「無事に走って結果が良く、レース後も問題が無くて、とにかくホッとしました」と胸を撫で下ろしておりました。レース後のアーモンドアイは、その名の由来でもありますくりくりとした澄んだ目を輝かせながら涼しい表情を浮かべておりました。引退レースだと、アーモンドアイは分かっていたのかな・・・?
3年前のデビュー以来、常に全力で一生懸命走り続けるがゆえに、レース後のダメージも大きく、時にはまるで日射病のような症状も出していたというアーモンドアイは、周囲の期待を上回る結果を積み重ねてきました。国枝調教師は、「常に夢が膨らみ、次のステージへ行く度にわくわくした。おかげで充実した日々を過ごせた。こんなに素晴らしい馬に携われて幸せだった」と、アーモンドアイとの日々を振り返って感慨に浸っておりました。これで引退なんてあまりにももったいない気も致しますが、アーモンドアイのような名馬にはこれからは次世代の馬を生み出す繁殖という仕事が待っておりますからね。
引退レースでG1レース9勝目を飾りました女傑に、海外メディアも最大の賛辞を送っております。オーストラリアの競馬専門メディア「レーシング.com」公式Twitterは、「よくやった!グッドガールだ!」、「なんという勝利、なんという馬だ。アーモンドアイの壮大なキャリアに祝福を!」、「おとぎ話のようなラストだった。素晴らしい勝利!みんなアーモンドアイの事が大好きだ」などと投稿されておりまして、アーモンドアイの偉業が讃えられておりました。
オーストラリアの専門局「スカイ・レーシング」公式Twitterは、実際の最後の直線シーンの動画と共に、「なんという瞬間!アーモンドアイはジャパンカップに勝利し、その卓越したキャリアを終えた」と、脚光を浴びせております。海外競馬専門サイト「ワールド・ホース・レーシング」公式Twitterは、「彼女はただ驚異的なパワーと精神力を見せつけただけなんだ」というルメール騎手のコメントを引用。文面では、「ルメールはアーモンドアイの2020年ジャパンカップでの素晴らしい勝利をこう説明した。あれは彼女にとっての最高の走りだったのではないか?」と、ラストランにして最高の走りだったと賛辞を送りました。
イギリスメディア「アット・ザ・レーシーズ」公式Twitterも、「思い出をありがとうアーモンドアイ!」と、感謝を記しております。他の国々のメディアからも、「2度目のジャパンカップを制し、日本の競馬史上最高の馬」、「キタサンブラックを超え、JRA史上最高獲得賞金となった」などと讃えられております。戦前からも、日本だけでなく海外メディアの熱い視線が送られていたジャパンカップですが、好レースと夢に描いたような決着で、アーモンドアイは一層の注目を浴びております。
一夜明けました今日も、新聞やテレビのニュースでアーモンドアイは注目の的となっておりました。それにしても競馬の神様は、世紀の一戦に最高のシナリオを用意していたものです・・・3強のための3強によるドリームマッチでした!無敗の2頭の三冠馬にとりましては初黒星となりましたが、3強がワンツースリーフィニッシュを決める歴史的名勝負となったのですからね!馬券が外れた事も、今回ばかりはどうでもいいぐらい(^^;)それぐらい感動致しました(^^)
何故アーモンドアイは勝てたのか?そして、何故ドリームマッチは3強決着の名勝負となったのか?競馬評論家によりますと、「意外にも3頭が牽制し合わず、それぞれが自分の競馬に徹したからだ」と言います。最後の最後は、経験と実績を積んだアーモンドアイと、まだ発展途上のコントレイル&デアリングタクトとの実力差だったのかもしれません。アーモンドアイは、ジェンダーレスの時代を象徴するように、牝馬の枠などとっくに超え、記憶にも記録にも残る伝説の馬となりました(^^)
世紀の一戦とまで言われ、かつての競馬ブームのような盛り上がりを見せました今年のジャパンカップ。3強対決が実現致しました背景には、それぞれ馬主・生産者などが異なっていた点も大きかったと言います。更に、新型コロナウイルス禍で海外遠征がままならない状況である事もプラスに働きましたが、暗い世相を少しでも明るくし、競馬ファンに夢対決を届けたいと各陣営が願った事が、歴史に残る名勝負を生んだのです。アーモンドアイは、12月19日、中山競馬場で引退式を開催予定であります。これからは、コントレイルとデアリングタクトが競馬会を引っ張って行ってくれるでしょう!そしてアーモンドアイの子供達もそれに続いて!競馬史に残る名勝負は、最強3歳馬の未来の財産ともなっていきます。きっと今後数十年と語り継がれるジャパンカップだったのではないでしょうか(^^?)
さて11月最終日であります今日は、BM17周年のお知らせをお渡しし始める日でもありました。今年はご存じのように新型コロナウイルス禍でありますので、毎年行わさせていただいております会費制のパーティーは自粛致します。その代わりに、周年ウィークと致しまして、12月16日の17周年当日前後にいらしていただきましたお客様には、毎年恒例の母親手作りの和風カレンダーをお渡しさせていただきますので、その際に乾杯でもさせていただければなと(^^)早く皆さんと和気藹々と笑い語り合える日が来ると良いのですけれどね・・・今は我慢の時です(><)
今日の夜は多くのお客様がいらして下さいましたので、20年来の知り合いの方、カズさん、Tもかちゃん、EGGさん、BBさん、多少愛しさと切なさと心強さとちゃん、またまたまたまたまた帰って来たマスター、サイレントちゃん、AYAちゃんなどに招待状をお渡しさせていただきました。そして夜に「野菜たっぷりクリームシチュー~ライスorバケット~」がよく出まして完売となりました!明日のランチ営業では、「柔らかい牛タンのシチュー~ライスorバケット」をお出し致します!丸一本の牛タンを下処理し煮込むところから作り始めた手作りのシチューです(^^)数量限定ですのでどうぞお早めに!
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