2021年1月30日(土)
頑張ろう飲食業界!

1月の営業が終わりました。今月も無事終われた事に感謝なのですが、いやぁ・・・正直キツかったですね今月は(^^;)緊急事態宣言中でありますので売り上げも然る事ながら、身体的にも今までと生活時間が真逆の生活で中々慣れずで。。。なんせ20年以上夜行性の生活を続けていたもので(^^;)
そして店舗の経営面という事につきましては、もちろんBMだけではないでしょうが、飲食業界は厳しい日々が続いております。でも今はしかたないですね、営業できているだけでも有難いと思わなければ。営業していて良いのかどうか・・・という葛藤もありますが、飲食店は開けている事に意義があるはずだと信じて、来月からも頑張っていきたいと思っております!
1月13日に、ソープさんも自称しております(^^;)「孤独のグルメ」の原作者として知られる漫画家の久住昌之氏が、上記写真の飲食店を応援するイラストをTwitter上に投稿致しました。この写真では分りづらいかもしれませんが、「俺の食に密は無い。がんばれ、飲食業界。井之頭五郎」の文章と共に、「孤独のグルメ」の主人公・井之頭五郎が、どんぶりご飯をかき込む姿のイラストとなっております。
久住氏は、テレビ東京で放映されております松重豊さん主演の人気ドラマシリーズ「孤独のグルメ」の原作者であります。更に、「ふらっとQUSUMI」のミニコーナーで自ら店を訪れ、食レポをしている食通としても知られております。その方のこの心温まる投稿は、新型コロナウイルス感染症により営業時間短縮などで大きな打撃を受けております飲食業界に大きな反響を与えてくれました(^^)
7万リツイート、「いいね」は18万を超えるなど、多くの人々がこの投稿に賛同しております。「Go To 孤独のグルメキャンペーン」、「私もこれには同意しかない がんばれ飲食業界!!」、「孤独のグルメのスタイルなら、コロナ禍時代も食事をエンジョイできます!」などなど、密を避け会話も最小限に止める事ができます「孤独のグルメ」スタイルで飲食業界を応援しようというコメントが多く見られました!
また、このツイートに励まされたという飲食業界で働く人々の声も目立ちます。「日本中にいるであろう、ひとりご飯を楽しんでいる五郎さんに会うために踏ん張ります」、「飲食店の店主です。久住さん、心沁みました。ちょっぴり涙が出ました。同時に勇気も出ました。ありがとうございます」、「飲食店で働いています。昨夜もさすがに心が折れ泣いてしまいましたが、こう思ってくださる方もいるんだと知り違う涙が・・・なんとか、なんとか乗り越えたいです」など、拡大する一方の緊急事態宣言の影響で更なる苦境が予想される飲食業界で踏ん張る勇気をもらったとする人も多いようです。
僕は元来打たれ強いと言いますか楽観主義なもので、ここまで大きな思いには至りませんでしたが(^^;)こういう影響力のある方が飲食業界を自分の形で応援して下さるという姿には感銘を受けます(^^)新型コロナウイルス感染症がもたらしました‘新しい日常’の1つが、「会食の回避」であります。人との食事や宴会を気兼ねなく楽しむのは、残念ながらまだまだ先になりそうです。。。ならば1人で外食を!という状況に、人々はどんな楽しみを見出すのか?
「複数の人が食事のためにマスクを外して食べながら会話し、その際に飛沫を飛ばすのが問題なわけで、1人で黙って食べていれば問題ない」という指摘もあります。いわゆる「孤独のグルメ」での井之頭五郎の外食スタイルですね(^^;)なんだか寂しい気も致しますが、、、某流通アナリストによれば、1人で食べる‘個食’は、朝外食(ハンバーガー・牛丼・ラーメン・焼肉など)という新しい食シーンとして定着していきそうだと言います。新型コロナウイルス禍で夜型の生活から朝型の生活に変わった人も多く、朝外食が日常化していくチャンスでもあると。
‘黙食’というワードがSNSで話題になるなど、外食の生き残りをかけた対応と共に、単身世帯が高齢者を中心に増えている中、外食での‘個食’の光景は日常の光景となりつつある、とも指摘しております。更にこの方は、「テイクアウトの充実は必須。今まではランチや夜ご飯の1人用の対応が多かったが、ファミリーや家飲み用の大人数のテイクアウトメニューが商品単価も上がるため生き残り策になると思います」とも指摘しております。なるほどそれはありそうだな・・・と思う反面、BMのランチではやはりお一人様でいらしていただいても我々従業員側との会話も大切にしていきたいなと思います。ランチでありますがバーみたいな感じで(^^)
新型コロナウイルス感染症が終息しまして、アフターコロナとなりましても、行動変容してしまった顧客が完全に戻って来るとは考え難いものです。ですから、お酒を飲まれる方だけでなく、家出の需要という面も考えましてメニュー変更や業態変更を検討する必要はあるかと思いますが。人間は慣れる生き物ですので、この生活に慣れてしまったら、以前のように外に飲み歩くという事がいきなり戻るとは思えませんので。でも、人と人との会話というものは何にも代えられないものがあります!話を聞いてもらいたい、会って話したい、という時に必要とされるようBMは在りたいと思います。
新型コロナウイルス禍となりまして、飲食店にとりましては良かった点もあります。その1つが、店が今までよりも衛生面により気を配るようになったという点でしょう。新型コロナウイルス感染症が終息に向かってきましても、この点は怠る事無く気をつけ続け、前よりも清潔な環境の中で、‘個食’スタイルも受け入れながら、以前の姿を徐々に取り戻していって、以前よりもっと受け皿の広いお店作りをしていければなと思います!そのために、まだまだ勉強すべき点もたくさんあります。そういった意味では、ランチ営業というのは本当に良い勉強になっております(^^)確実に僕のスキルは上がりましたから!これは活かしていかないと(^^)
お客様が、安全で安心して来れるお店作りをする、そして今までよりも、特にフード面で幅広い対応ができるようにソフト面・ハード面共に充実させていく、それが必要だなと。僕が食事に行くときもそうですが、店に来る側も、新型コロナウイルス感染症で何を気をつければいいかだんだん分かってきたと思いますし、受け入れるお店側も、それに劣らず対応していけば、新型コロナウイルス禍以前よりもより清潔で進化したお店が作れると思います!でも、‘個食’もいいですけれどやっぱり人と人との会話をバーでは楽しんでいただきたいですね。そのためには、アクリル板があるのも仕方ないかなと僕も考えを改めつつあります。取っ払える世の中が早く来ればいいのですが、お客様との対話を楽しむためにはそれまで我慢しようと。来月も、頑張っていきます!(^^)

2021年1月28日(木)
慣れって怖い・・・

首都圏に2度目の緊急事態宣言が発令されてから、今日で3週間が経ちました。気になります感染状況ですが・・・全国や東京都では実効再生産数はわずかに1を切り始めたものの、埼玉県や千葉県などでは依然として1を超えております。
つまり、感染拡大は決して下降しているわけではなくまだ高止まりといった状況で、緊急事態宣言のl効果は思うように、といいますかほとんど出ていないと言えるでしょう(**)その事実もありまして、政府関係者は緊急事態宣言の延長を視野に入れた検討に着手していると報じられております。
当初の目標でありました、ステージ3に戻る事、あるいは東京都内の1日当たりの新規感染者数が500人を切るのには、この状態ですとあと何か月も掛かってしまうのではないか・・・という見通しすら出ております。。。このままずるずると緊急事態宣言が続くのでは、もはやそれは緊急でも何でもない‘新しい不自由な日常’になってしまいます(++)
その時懸念されるのは、『緊急事態慣れ』であります。もはや人々は、今が緊急事態だとは思わず、生活様式にも緩みが出て漫然と元の生活に戻ってしまい、政府や専門家が何を言っても聞き流してしまうという事にもなりかねません。心理的には、「どうせ何をしても変わらない・・・」といった諦めが前面に出て、「我慢の限界」、「我慢を続けるのが馬鹿らしい」といった、努力の放棄にもつながってしまうかもしれません。
緊急事態宣言発令後の人々の様子を振り返ってみますと、2つの事実が見えてくると言います。1つ目は、政府の要請を守る人と守らない人にはっきりと分かれている、という事です。ニュースで流されております繁華街や駅前の様子を見ますと、確かに人通りは減少しております。多くの人はちゃんと外出を控えているであろう事が分かります。
しかし、効果が前回ほどではないという事は、要請を守らない人や、軽視している一部の人がいるという事です。BM付近の街の様子も、20時になれば確かに閑散としておりますが、聞くところによりますと要請を守らずに20時以降も営業を続けている店はどこも大繁盛していると。。。それだけ要請を守っていない人もいるという事ですね。
2つ目は、同じ人でも要請を守る時と守らない時がある、という事です。前回の緊急事態宣言の時は、期間を通してほぼ自粛要請が守られておりました。従って、街から人の流れが長い間途絶えましたし、テレワークも続いたのです。
一方、今回はそうではありません。夜8時以降は出歩かなくても、その前ならいいだろうと考えて昼間や夕方に大勢で食事をする人もいます。また、「先週の週末はちゃんと家に居たから、今週は出掛けよう」などと考える人もいます。テレワークを導入する会社も減っているのか、電車の混雑はそれほど緩和されたように思えません。このように、まさに‘中途半端’としか言いようのない状況であるため、感染減少もまさに‘中途半端’なままなのです。
では、何故このような事態になってしまっているのでしょうか?人は簡単に行動変容はできないとしまして、2度目の緊急事態宣言が発令される前に、「メッセージの出し方を工夫しないと、前回のような効果は得られない」と警告しておりました某筑波大学教授は、その原因を以下のように列挙しております。
1.そもそも要請されている事は、人間の習性に反した事ばかりだから
2.自分や周囲が感染していない人には、「楽観主義バイアス」が強まっているから
3.感染による害が実感できず、自粛による害の方が目立つから
4.それまでGo To キャンペーンによって旅行や外食が奨励されていた事と矛盾するから
5.心理的コストの大きな行動(面倒な事や抵抗感のある事)を回避したいから
他にも、恐怖メッセージや陳腐なスローガン一辺倒のメッセージの出し方では、もはや国民の賛同を得られない事も指摘しております。更に、菅首相をはじめ外食をやめる事ができない政治家、20時以降に平気で銀座のクラブに行く政治家の言う事は、空々しく響いてしまう事も事実でしょう。。。
この教授は、「悪者やスケープゴートを作るやり方には弊害が大きい」という事も指摘しております。最初の緊急事態宣言では、パチンコ店が槍玉にあがり、その後は若者や夜の街が標的にされました。現在は、居酒屋や我々バーなどをはじめとする飲食店がターゲットとなっております。確かに感染リスクの高い場所かもしれませんが、このようなやり方は反発を生みます。悪者にされて喜ぶ者は居りません。標的にされているものに関わっていなければ安全、というわけではありません。なのに、限定的なメッセージを出しますと、それに当てはまらない人がメッセージをスルーしてしまうという危険性があるのです。
もう1点、「徐々に対象やメッセージを拡大していく方法は悪手である」とも指摘しております。今回の緊急事態宣言では、地域や対象が限定的です。経済的打撃をできるだけ少なくしようという意図は分かりますが、逆に最初を厳しくしておいて、徐々に緩和していく方が効果的で、結果的には経済的ダメージも少なくて済むように思います。このずるずるとした感じが、冒頭述べました『緊急事態慣れ』を生んでしまうのだと!厳しいところから始めないと気持ちが引き締まらないんですよね・・・
人は環境に慣れる、順応できる生き物です。そして人は、得よりも損失の方により敏感に反応する生き物です。ですから、今の行動が明るい未来につながるんだ!と確信できるようなメッセージを出すべきなのです。菅首相・・・暗い顔して聞き取りづらい声を出していないで、もっと希望に満ちた明るいメッセージを出さないと!その点は安倍元首相の方が全然毅然としていて良かった。暗い顔をした政治家が繰り出す恐怖メッセージは懲り懲りです。国民が慣れ切ってしまう前に、先導力のある強力なメッセージを菅首相には求めたいものですね!メモなんか見ないで真っ直ぐ前を向いて!無理かな・・・(^^;)無理なら無理で、政治家には期待しないで国民主導でしっかりしていかないといけませんね!

2021年1月27日(水)
ワクチンにつきまして PART4

ここ数日、新型コロナウイルスワクチンにつきまして色々と調べお書きして参りましたが、ワクチンの意義・効能・接種に至るまでの手順など、分かった事も多いものの、どうしても拭いきれない素朴な疑問が1つ。それは・・・「現状自国でワクチンを生産できていない日本へ、本当にちゃんと各社はワクチンを分け与えてくれるの??」という事。
新型コロナウイルスワクチンというものが、思っていたより優秀であると分かれば分かるほど、これから世界中の人が必要になる中、日本に分け与える余裕ってあるのかな?と。日本政府は、ファイザー/ビオンテック社・アストラゼネカ社・モデルナ社の3社から計3億1400万回分(1億5700万人分)の供給を受ける契約をしていると豪語しておりますが、厚生労働省に承認申請したのは現段階ではファイザー/ビオンテック社だけなんですよね。
そのファイザー/ビオンテック社とは、6月末までに1億2000万回分(6000万人分)の供給を受ける事で基本合意しておりましたが、契約では年内に1億4400万回分(7200万人分)の供給を受ける事に変わりました。この場合は増えているのでまぁ悪い話ではないのですが、契約の段階で変わってしまうというのが問題でありまして、、、同社の増産に向けた製造工程の変更が伝えられる中、先行きは不透明と言えます。
そんな懸念がぬぐえない中、今日になりましてやっぱり出ました新型コロナウイルスワクチンの輸出規制(**)世界に先駆ける形で欧州連合(EU)が今日、域内で製造されました新型コロナウイルスワクチンの輸出規制を発表したのです。。。限られた供給量を各国・地域が奪い合います「ワクチン国家主義(ナショナリズム)」が現実となって参りまして、、、日本の接種計画にも影響を及ぼす可能性が出て参りました。。。
EUのフォンデアライエン欧州委員長は、26日の世界経済フォーラム(WEF)のオンライン会合で、「欧州はワクチン開発支援のために数十億ドルを投入した。そして今、企業はワクチンを供給し、義務を果たさなければならない」と強調。EU外への輸出につきまして、製薬企業に報告を義務付ける規制の導入を正当化しました。まぁ、自分達でお金を投資して、その結果自分達のところでワクチンが完成したのですから、優先させるのは当然といえば当然か・・・
争奪戦のきっかけは、イギリス・アストラゼネカ社が3月末までのEUへのワクチン供給量が予定を下回る見通しとなった事でした。ロイター通信によりますと、アストラゼネカ社はタイに対しても当初予定を下回る供給量を通知したのだそうです。これに対し、ファイザー/ビオンテック社製ワクチンをベルギーからの輸入に頼りますイギリスのジョンソン首相は、「ワクチンや医療器具の規制は受け入れ難い」とEUを牽制しました。南アフリカのラマポーザ大統領もWEFの会合で、「ワクチン・ナショナリズムを強く懸念している」と批判しております。
日本政府は、2月下旬にもファイザー/ビオンテック社製ワクチンの接種を始めたい考えを示しております。しかし、このワクチンはEU加盟国でありますベルギーの工場から輸送予定のため、EUが輸出を差し止めたり、供給量を絞ったりした場合には、日本のワクチン接種計画にも大きな狂いが生じそうでありますし、現実問題そうなる可能性はかなり高いと思われます(**)
昔は貿易の軋轢から戦争に発展してしまうという事例が多かったですからちょっと心配ですね。。。さすがにワクチン争奪戦で、戦争にまで発展してしまうというのは考えづらいですが、この機に乗じて中国などがどんな手に出るのか不安を感じますし、、、国家間の軋轢が大きくなってしまう可能性は大いにあるでしょう。。。ワクチンを輸入に頼る日本も、計画通り接種できない可能性があるのですからまだまだ油断をしないで1人1人が感染抑制に努めなければなりません!
しかしこんな朗報も入って参りました!新型コロナウイルスワクチンにつきまして、アストラゼネカ社が最大9000万回分を日本国内で生産する方針だという事が分かったのです。今春にも出荷の準備が整う見込みだという事ですが、ワクチンの供給に限りがあり、各国で争奪戦が繰り広げられる中、多くを国内生産する事で安定供給を目指す方針だという事です。いやいや、国内でできるのであればそれが1番!素晴らしい方針です(^^)
アストラゼネカ社は、日本政府と1億2000万回分の供給で契約しております。関係者によりますと、このうち3000万回分は3月までに輸入される予定だと。そして残りの9000万回分を、日本国内での生産を目指すという事です。具体的には、ワクチンの原液をJCRファーマ(兵庫県)が作りまして、容器への充填などの製品化は第一三共(東京都)やKMバイオロジクス(熊本県)などが担うのだそうです。国内産業の活性化にもなりますね!
このワクチンは、アストラゼネカ社とイギリス・オックスフォード大学で共同開発されたものです。イギリスでは、昨年12月に承認されまして、今年1月には接種も始まっております。臨床試験(治験)では、発症を防ぐ効果は平均70%と報告されております。日本でも、昨年8月末から256人を対象に治験を実施しておりまして、アストラゼネカ社は近く厚生労働省に製造販売の承認を申請する方針だという事です。
日本政府が契約を結んでおりますファイザー/ビオンテック社製ワクチンやモデルナ社製ワクチンに比べますと、アストラゼネカ社製ワクチンは発症を防ぐ効果は低いのですが、ファイザー/ビオンテック社製ワクチンは氷点下70度、モデルナ社製ワクチンは氷点下20度での保存が必要なのに対しまして、アストラゼネカ社製ワクチンは通常の冷蔵庫と同程度の2~8度で保存ができるという大きな利点があります。ワクチン接種を大規模に広めるには、アストラゼネカ社製ワクチンが広めやすいんですよね。
輸送の難しさ、保管方法、コスト面などを考えますと、当然国内生産ができるに越した事はないのですが、今回アストラゼネカ社製ワクチンが9000万回分もの量を日本国内で作る機会を与えてくれるのであれば、日本のバイオ技術であればそのうち日本製のワクチンができるというのも夢ではないでしょう!少なくともその道のりが近づくのは間違えありません。他国に依存するばかりではないのが1番ですからね!期待致しましょう(^^)
今日は何故か川崎市で(^^;)全国初の新型コロナウイルスワクチンの接種訓練なるものが行われたとニュースで流れておりました。接種訓練というよりも、接種会場の運営訓練といった感じでしょうか。医師や看護師、川崎市の職員などおよそ60人が参加致しまして、決められた時間内に何人の接種ができるかなどが検証されたそうです。色々と課題も見つかったそうですが、課題なんて今のうちに見つかっておいた方がいいのですから結構な事で(^^)ワクチン接種に向けまして、確実に機運は高まっている気が致します。あとは・・・きな臭い事態に発展しないように・・・

2021年1月26日(火)
ワクチンにつきまして PART3

ここのところ新型コロナウイルスワクチンについて記述しておりますが、世界ではもうワクチンを接種し始めている国も多くあります。近頃はニュースで、海外での新型コロナウイルスワクチン接種のシーンをよく見ますが、見ていてちょっと違和感を覚えた方もいらっしゃるのではないでしょうか?インフルエンザワクチンを接種する時と、明らかに違うんですよね。
日本ではインフルエンザワクチンを接種する時は、皮下注射です。皮下注射は・・・皮膚を少しつまんで注射針は斜めに角度をつけて浅く刺します。一方、新型コロナウイルスワクチンを接種する時は、筋肉注射なんですね。筋肉注射は・・・上腕の筋肉に注射針を直角に深く刺して打ちます。筋肉は、皮下組織より深いところにあるからです。ですから違和感を感じたのですね、新型コロナウイルスワクチン接種は、筋肉注射なのだ・・・(**)
された事がある方ならよくお分かりでしょうが、筋肉注射はえげつない刺し方をして痛いですからねぇ。。。そして打つ看護師の技術にかなり左右されます(^^;)なんで皮下注射にしないの!と思ってしまいますが、実は海外では、インフルエンザワクチンを接種する時も皮下注射ではなく筋肉注射なのだそうです。日本では、「ワクチンは原則皮下注射」というローカルルールがありまして、インフルエンザワクチンに限らず、海外では筋肉注射されているワクチンの多くが日本では皮下注射なのだそうです。
日本で筋肉注射が避けられているのには、歴史的な背景があるのだそうです。不適切な筋肉注射のせいで、「大腿四頭筋拘縮症」という副作用が多く起こってしまった事からだそうです。1970年代の事と言いますから、僕が生まれた世代の事ですが、そんな事があったのですね。しかしこれは、抗菌薬や解熱薬を何度も大量に筋肉注射したためであって、ワクチンの筋肉注射ではそのような事は起こり得ないそうです。
ワクチンの種類にもよりますが、皮下注射よりも筋肉注射の方が免疫がつきやすく、局所の副作用も小さいという報告があります。例えば、B型肝炎ワクチンは、皮下注射よりも筋肉注射の方が抗体が付きやすいという海外のデータがあります。添付文書上では、皮下注射でも筋肉注射でもどちらでも良い事になっておりますが、日本では大抵の場合は皮下注射されます。規定通り3階のワクチンを接種しても、10%ぐらいは十分な抗体が付かない人がいますが、追加接種を筋肉注射で打ったりします。
「ワクチンは原則皮下注射」という日本のローカルルールにさしたる根拠はありません。根拠が無いどころか、見直すように専門家からの提言もありまして、徐々に改善されてきているというのが現状です。では、新型コロナウイルスワクチンの接種方法は?という事になりますが、恐らくは・・・海外の標準通り、筋肉注射でされるであろうと。といいますか、新型コロナウイルスワクチンを皮下注射で接種した時の安全性や有効性のデータが全くありませんので、皮下注射という選択肢はないのです。
今のところ、2月下旬に医療従事者に、3月下旬ぐらいから高齢者への接種が始まりまして、我々一般人は5月には接種できるようになるのでは?と言われております。筋肉注射を始めて受けるという方もいらっしゃるでしょう。「深く刺すので見た目は怖いが、筋肉注射だからといって特に痛いという事はない」、という医者もおりますが・・・いや、間違いなく皮下注射よりも痛いです(^^;)でも海外では標準的な接種方法なのですから、怖がらなくても大丈夫!という事ですね(^^)
新型コロナウイルス感染症の今後の経緯としまして、長期的に見て最も可能性が高いのは・・・日常的な病気、つまりはただの風邪になるという事です。具体的には、新型コロナウイルス感染症は世界の大半の地域におきまして、人々の間に慢性的に発生し続ける「エンデミック」の状態となりまして、その一方で重症化するケースは減ると。最終的には、既に世界中で一般的な風邪の原因となっております4種類のヒトコロナウイルスと同じように、主に子供が冬に罹る風邪へと移行するかもしれないと。
アメリカ・ピッツバーグ大学ワクチン研究センターの所長は、「恐らくは今後、十分な数の人が新型コロナウイルス感染症に感染し、また、十分な数の人がワクチンを接種する事で、人から人への感染は減少するでしょう」と語っております。更に、「ワクチン接種を受けない人もいるでしょうし、地域的な大流行も起こるでしょうが、いずれはごく普通のコロナウイルスの1つになっていくはずです」とも語っております。
しかし、こうした変化はもちろん一晩で起こるものではありません。専門家によりますと、SARS-COV-2のパンデミック後のシナリオに影響を与える主な要因は3つあるという事です。1つ目は、人間がこのウイルスへの免疫をどの程度長く保持できるかという事。2つ目は、このウイルスがどれほど速く進化するかという事。そして3つ目は、今回のパンデミックの間に高齢者がどのぐらい広く免疫を持つようになるかという事。
3つの要因の推移によりまして、パンデミック後、事態がほぼ進展しない停滞期が数年間にわたって続くという可能性もあるのだそうです。つまり、ウイルスが進化を繰り返し、地域的な大流行が起こり、新しくアップデートされたワクチンの接種が複数回繰り返される、といった状態になるかもしれないという事です。まさにいたちごっこ(**)こんな事態になったらたまったものじゃありませんね。。。このウイルスは、どこかへ消えてなくなるものではないのです。
SARS-CoV-2は、新しく複製されるたびに突然変異によってより効率的に人間に感染できるようになる可能性があると言います。これに対して人間の免疫系は、重大な病気から体を守ってくれる一方で、ウイルスが人間の細胞に更に効率的に結合できるよう、進化を促すふるいのような役割も果たしております。今後数ヶ月から数年間のうちに、我々の免疫系がこうした変化にどれだけついていけるかが明らかになっていくであろうと。
また、SARS-CoV-2の新たな変異株によりまして、ワクチン接種の普及や、マスクの着用、社会的距離の確保といった、その他の感染防止対策はより一層重要なものになります。ウイルスは、拡散が抑えられるほど進化の機会は少なくなるからです。現在のワクチンは、最初にイギリスで発見されました変異株に対しても十分に効果を発揮し、多くの患者の重症化を防げると考えられております。ただし、将来的には変異によって現在のワクチンに部分的に抵抗できる変異株が生まれるかもしれません。
今後、SARS-CoV-2への有効な対策を進めるためには、インフルエンザの変異株の収集・ゲノム配列の決定・研究などに用いられているものに等しい世界的な監視ネットワーク、が必要になると言われております。イギリス・インペリアル・カレッジ・ロンドンの感染症疫学者のロイ・アンダーソン氏は、「我々は、このウイルスと共に生きなければならないでしょう。定期的なワクチン接種を受けなければならないでしょうし、ウイルスの進化を追跡するために非常に高度な分子監視プログラムを維持しなければならないでしょう」と語っております。
ウイルスの拡散スピードを遅らせるのに、人口全体の何割ぐらいが免疫を持てば良いのかは、将来的に登場する変異株の感染力によって変わってきます。それでも研究からは、パンデミックを終息させるには人口の少なくとも60~70%が免疫を持つ必要がある事が分かっているのだそうです。そのための、いわゆる集団免疫を実現する方法は2つあります。1つは、大規模なワクチン接種、もう1つは、自然感染です。ただ、自然感染には、世界中で更に何万人もの患者の入院・死亡という恐ろしい代価が伴います。。。
という事で、集団免疫をいち早く獲得するためにも、やっぱりワクチン接種は必要な事だと僕は思います!ワクチン接種に関するアンケート結果を見まして、「当面接種を受ける気がない」が39.7%、「様子を見てから接種を受けたい」が35.1%と、すぐに受ける気がない人が4分の3を占めているという事にビックリ致しましたが、これは政府のワクチンの対する説明不足も大いにあるでしょう。確かに副反応で後遺症が出るかも・・・とか考えたら怖いですけれどね。でも、インフルエンザワクチンも同じように副反応による後遺症の危険性はあるというのに、今や当たり前のようにみんな打っている。新型コロナウイルスワクチンもそれぐらいのポピュラリティーを獲得できるように、政府や日本医師会はちゃんと説明しないといけませんね。それともあくまでも努力義務なのかな(^^;)みんなワクチンを待ちわびているのだかいないのだか・・・
さすが緊急事態宣言下、ランチ営業も夜営業も、お客様いらしていただきながらもまったりな感じが漂っておりますが、、、それでも毎日どなたかしらの常連さんに支えられておりますm(_)m昨日今日で数名の常連さんに対して「明けましておめでとうございます!」と言えました(^^)昨日のランチ終わり間際なんて、BBさんに池さんにヒクソンと、まるで夜のようなメンツでしたしね(^^;)ちなみに日替わりランチメニューは、今日で「厚切りベーコンソテー~目玉焼き添え~」が終わりましたので、明日から「照り焼きチキンソテー乗せ チキンライス」がメニュー入り致します!お楽しみに(^^)

2021年1月25日(月)
ワクチンにつきまして PART2

先週土曜日の日記上でお書き致しました通り、2月下旬にも始まる見通しとなりました新型コロナウイルス感染症のワクチン接種に向けまして、ワクチンを輸送・保管します冷凍庫や保冷ボックスの増産が急ピッチで進んでいるといいます。書き忘れてしまったのですが、このワクチンを保管するには氷点下75度での管理が求められるものもあるのです。政府は冷凍庫2万台を調達する方針でありますが、ここで国内で接種されますワクチン3種類の保管や輸送の特徴を羅列してみます。
・アメリカ・ファイザー/ビオンテック社製~供給量=7200万人分、保管温度=氷点下75度、保管・輸送方法=主に冷凍
・アメリカ・モデルナ社製~供給量=2500万人分、保管温度=氷点下20度、保管・輸送方法=主に冷凍
・イギリス・アストラゼネカ社製~供給量=6000万人分、保管温度=2~8度、保管・輸送方法=冷蔵
となっております。計1億5700万人分を確保する予定となっておりまして、2月下旬にも医療従事者を対象に接種が始まる予定です。それにしてましても各社のワクチンそれぞれ特徴が異なるものですね。
国内外で製造されましたワクチンは、全国各地に届ける必要があります。厚生労働省によりますと、審査で先行するファイザー/ビオンテック社製ワクチンでは、医療機関など全国約1万か所を接種の拠点「基本型接種施設」に位置付けまして、保管用の超低温冷凍庫を6月末までに計1万台配備する予定なのだと。
ファイザー/ビオンテック社製ワクチンは、国内の倉庫で氷点下75度で保管されまして、「基本型接種施設」にドライアイスを入れました保冷ボックスなどで輸送するのだそうです。「基本型接種施設」は、診療所などの接種会場に輸送する起点となるのだと。モデルナ社製は氷点下20度で保管するため別の冷凍庫1万台が必要となりまして、アストラゼネカ社製は季節性インフルエンザワクチンと同様に冷蔵保存できるのだそうです。
主に保管用として使用されます冷凍庫の特徴は・・・温度を細かく設定可能な事・国が2万台を調達し、全国に配置できる事・医療機関での保管などに活用できる事、課題と致しましては・・・電源が無いと利用不可なところ、だそうです。電源は確かに必要でしょうが(^^;)そんなところを課題に挙げていても解決しないので特に問題は無さそうですね(^^)
主に輸送用として使用されます保冷ボックスの特徴は・・・ドライアイスなどで冷却するという事、電源が無くても利用可能だという事、輸送が容易であるという事、課題と致しましては・・・ドライアイスの供給量に不安があるところ、だそうです。まぁドライアイスは増産しようと思えばなんとでもなるでしょうから(^^;)こちらも特に問題は無さそうですね(^^)
こうしてワクチン接種に向けましていよいよ準備が整えられている気が致しますが、現在イギリス・南アフリカ共和国で新たな‘変異株’が世界各国に広がっておりまして、また、1月6日には新たにブラジルからの渡航者から‘変異株’が検出された事が国立感染症研究所から報告されまして、‘変異株’の拡大が世界的な問題となっております。
その中でも、再感染やワクチンの有効性低下の可能性が懸念されております南アフリカ変異株とブラジル変異株の現在の流行状況と、これまでに分かっている事をまとめてみます。
2021年1月22日時点で、南アフリカ共和国では1,392,568人の新型コロナウイルス感染症患者と、40,076人の死亡者が報告されております。2020年12月18日に南アフリカ政府は「501Y.V2」と呼ばれます新しい‘変異株’の出現と急増を報告致しました。最も早い症例は、2020年10月に確認されております。
2021年1月13日時点で、南アフリカ共和国では349例の「501Y.V2」‘変異株’による感染例が確認されておりまして、1月19日時点で23か国で約570例の「501Y.V2」‘変異株’の患者が確認されております。そして問題は、この‘変異株’には既存の新型コロナウイルスに対して作られましたヒトの抗体や、人工的に作られました抗体が効かなくなっている、という事です。
この事実は、既存の新型コロナウイルス感染症に感染した人も再感染するのではないか??あるいは、新型コロナウイルスワクチンは既存の新型コロナウイルスのスパイク蛋白に対する抗体を体内に作るものですので、現在海外で接種が行われております新型コロナウイルスワクチンの有効性低下の懸念につながるのです。実際には十分なデータがまだ無いので分からないのですが・・・
それでなくてもワクチンに対しましては、「絶対に打ちたくないという声が医学界から聞こえてくる」、「そもそもワクチンは感染予防にならないのだという」などという記事が出回り批判を集めましてその後削除されました。ワクチンに関する、「感染予防効果無し」・「mRNAが体内に半永久的に残るかもしれない」、という情報の真偽はどうなのでしょうか?
あくまでこれまでに分かっている事実の範囲でとなりますが、アメリカ国立研究機関博士研究員で、ウイルス学・免疫学を専門とし、1月23日に実際にモデルナ社製の新型コロナウイルス感染症ワクチンを接種したという医師は、「感染予防効果は十分にあると言えるし、もっと言えるのは重症化を防ぐ効果があるという事だ」と述べております。
先日この日記上でお書き致しましたように、ワクチンには一般的に予防効果がありまして、よく効くワクチンの代表例であります麻疹ワクチンの場合、感染予防効果は95%程度とされております。インフルエンザの場合は、年によってもかなり違いますが感染予防効果は30~60%程度である事が多いと言われております。そのため感染予防効果は不十分と言えますが、重症化予防効果はあるとはっきり言えます。
インフルエンザワクチンが効きにくい理由としましては、タイプ(型)が複数ありまして、流行する型がワクチンと一致しない場合がある事、インフルエンザウイルスの変異は新型コロナウイルスより高頻度で大きく影響が出やすい事、適切な抗体反応を起こさせるのが難しい事、不活化ワクチンという使い慣れたテクノロジーで作られている事など、複数の原因があります。前述の医師は、新型コロナウイルスワクチンにつきましては次のように評価しております。
「新型コロナウイルスとインフルエンザについてワクチンの観点から比較すると、新型コロナウイルスは変異ウイルスが生じるとはいえ、インフルエンザと比べると型としては1つであり、変異も少なくその影響も小さい事が特徴的です。ターゲットとなりますタンパク質も、Sタンパクだけで対応できて明確でシンプルです。今回の新型コロナウイルスワクチンも、先行している2つのmRNAワクチンでは同様の95%程度の感染予防効果が示されております。この数字は非常に高いと言えます」と。
そして期待できる効果は感染予防効果だけではなく、感染しても病気を発症させないようにする発症予防効果、発症したとしても重症化させない重症化予防効果もある事が多いのですが、現段階で明らかになっている事と致しまして、「先行する2つのmRNAワクチンでは、発症予防効果は明確に確認されております。重症化予防効果も、臨床試験結果を踏まえますとあると言えるでしょう。感染予防効果につきましては、無症候性感染者を全て拾い上げられていない事もあり厳密には分からないところもありますが、動物実験などの結果を踏まえるとあると考えてよいでしょう」と。
記事になりました「mRNAが半永久的に体内に残るかもしれない」という意見につきましては、「そんな事は考えられない」と前述の医師は一笑に付しております。この記事を載せましたデイリー新潮は、記事公開の翌日にこの記事を削除したのだそうです。これにつきまして週刊新潮編集部は、「デイリー新潮の新型コロナウイルスワクチンをめぐる速報記事につきましては、読者の誤解を招く恐れがあると判断し、取り下げる事に致しました」と回答しております。アナフィラキシー反応などの恐れはあるものの、やはりワクチンは打っておくべきだなと、現状僕は思います。接客業商売でもありますから少しでも感染する・させてしまうリスクは減らしておきたいですからね。またワクチンにつきまして新たな情報が入りましたらご報告させていただきます(^^;)

2021年1月23日(土)
過去の教訓を活かす

新型コロナウイルス感染症の猛威は依然として収まる気配は無く、、、ご存じの通り日本でも再び緊急事態宣言が出される事態となりました。感染力が高い変異種なども報告され、今後何が起きるかは不透明であります(**)全体として、新型コロナウイルス感染症に対しましての対応は果たして成功しているのか?それとも失敗なのか?そしてその理由はどこにあるのかを、評価するのはまだ難しいところでしょう。
とはいえ、参考になる事例が過去にあるのです。今現実に起こっております新型コロナウイルス感染症という脅威よりも、もっと世界中をパニックに陥れました、‘近代史上最悪のパンデミック’と呼ばれておりますインフルエンザ、いわゆる{スペイン風邪}です。その大流行は、1918年から2年ほど続きました。およそ1年に及びます新型コロナウイルス感染症への対応を改めて考えるべく、アメリカの各地で講じられました{スペイン風邪}の感染防止対策とその結末を振り返ってみたいと思います。
{スペイン風邪}の症例がアメリカで最初に報告されましたのは、1918年3月、場所はカンザス州の陸軍基地でありました。ここから第1波が始まったのですが、致死率は低く意外にも夏までに一旦は終息しているのです。ところが、第2波は全く異なる様相を呈しました。。。第2波からインフルエンザはアメリカ全土に拡大してしまいまして、、、なんと50万人以上が犠牲となったのです。。。致死率は10倍に高まりまして、主に15歳から35歳の健康な若者が亡くなりました。このパンデミックが終わるまでに、世界ではなんと5000万人が亡くなったとされております。。。
その非常に危険なウイルスがアメリカで本格的に拡大し始めたのは、1918年の秋でした。例えば、アメリカのフィラデルフィア市で最初の症例が確認されたのは、1918年9月17日でした。翌日、市はウイルスの蔓延を防ぐため、人前で「咳をする」、「唾を吐く」、「鼻をかむ」などの行為をやめるキャンペーンを立ち上げました。ところがその11日後、市は戦勝パレードを決行し、20万人が参加したのです。感染症の流行は目前と予想されていたにもかかわらず・・・
その間に患者は増え続け、最初の症例からわずか2週間で、感染者は少なくとも2万人に上りました。。。学校・教会・劇場・集会所などを閉鎖し、市がようやく「社会的距離戦略」を実施したのは10月3日の事。しかし、その時点で市の医療は既に崩壊してしまっていたのです。。。確かになんだか今の日本の現状と似ておりますね・・・この時のフィラデルフィア市に比べたら、まだ日本の新型コロナウイルス感染症に対する対応は早かったと言えるのか・・・?
フィラデルフィア市で最初の感染者が確認されてからほどなく、ミズーリ州セントルイス市でも10月3日に最初の感染者が見つかりました。こちらでは、市の対応は素早かったのだそうです。2日後にはほとんどの集会を禁じ、患者の自宅隔離を決断致しました。その結果、感染の速度は下がりまして、セントルイス市での死亡率(単位人口あたりの死者数)は、フィラデルフィア市の半分以下となったのだと。第2波からの最初の半年間、則ち感染が最も深刻だった時期におきまして、ウイルスによる死亡者数がフィラデルフィア市では人口10万人当たり748人と推定されるのに対しまして、セントルイス市では358人であったと。
その背景には、この時代はまだ今より国や州や市の権力者に統率力があった事が挙げられます。更にこの50年間で、人々の生活は劇的に変化致しまして、パンデミックの抑制はより難しくなっております。グローバル化・都市化・大都市の人口密集などが進んだために、ウイルスが数時間で全土に広がり得る一方で、実際のところその対抗手段は以前とほとんど変わっていないのです。ワクチンの無い伝染病に対する防御の第一線は、現在でも公衆衛生的な介入でありまして、具体的には学校・商店・飲食店の閉鎖・移動制限・社会的距離の確保の義務化・集会の禁止などです。
もちろんそのような命令に市民を無理に従わせるのはまた別の問題であります。1918年には、サンフランシスコの保健衛生官が義務付けられておりましたマスクの着用を拒んだ市民3人を銃で撃ちました。アリゾナ州では、警察官が感染予防用品を身に着けていない逮捕者に対しまして、10ドルの罰金を科しました。とはいえ、最も成果を上げたのはやはり思い切った、且つ徹底的な対策だったそうです。集会を固く禁じ、厳しく取り締まりましたセントルイス市・サンフランシスコ市・ミルウォーキー市・カンザスシティー市では、結果的に感染率が30~50%も低下したと。また、最初に強制隔離と時差出勤を実施致しましたニューヨーク市では、死亡率が東海岸で最も低かったのだそうです。
2007年、学術誌「アメリカ科学アカデミー紀要(PNAS)」に、市によって異なる対応が病気の蔓延にどのように影響したかを調べました2つの論文が発表されております。それによれば、致死率・時期・公衆衛生的介入について比較したところ、早い段階で予防措置を講じた市では、対策が遅れた、あるいは全く講じられなかった市と比べまして、死亡率が約50%も低い事が分かったそうです。中でも最も効果的だった措置は、学校・教会・劇場を同時に閉鎖し、集会を禁止する事だったのだそうです。そうする事でワクチンを開発する時間を稼ぎ、医療機関にかかる負担は減っていったのだと。いやぁ、参考になるじゃないですか!
論文はまた、別の重要な結論も導き出しているそうです。それは、『介入を緩和する時期が早過ぎると、状況が逆戻りする』、という事です。この結論は興味深いですね!まさしく緊急事態宣言下にあります今の日本が学ぶべきところで。緊急事態宣言は2月7日まで、このままいけばあと15日後には解除される事となりますが、果たしてそれで大丈夫なのか??ここまで我慢を強いられておいて、状況が逆戻りするのだけは嫌ですからね(**)過去の事例を見てみましょう。
例えばセントルイス市では、死亡率の低下を受けて大胆にも集会の制限を解除した結果、2か月も経たないうちに集団発生が始まりまして、新たな症状が相次いだのだそうです。介入を継続した市は、セントルイス市などで見られたような2回目の死亡率のピークが見られなかったと。もし日本が感染拡大抑制が中途半端なうちに緊急事態宣言を解除してしまったら・・・同じような状況に陥ってしまう事も十分に考えられます。経済的な問題もありますから判断が難しいところですけれどね・・・
1918年のインフルエンザ{スペイン風邪}におきまして、死亡率の急上昇を防ぐカギは、‘社会的距離戦略’であったと同論文は評価しております。今で言う「ソーシャルディスタンス」ってやつですね。約100年を経た今、新型コロナウイルス感染症との戦いでも、「密」の回避を含めまして同じ事が当てはまる可能性は高いのではないでしょうか?100年以上が経っても何の進歩も進化も見られず、同じような事例で同じように悩まされるのは滑稽なものです。
先に述べましたように、{スペイン風邪}で主に犠牲となった人々は、健康な若い大人達でした。これは医学史上大きな謎の1つとされているのだそうです。この謎につきまして、2014年に学術誌「アメリカ科学アカデミー紀要(PNAS)」に興味深い研究結果が発表されております。1889年以前に生まれた高齢者は、ある程度の免疫を備えていたおかげで死亡率が低かったというものです。この研究に携わりました科学者らは、{スペイン風邪}のウイルスの型がどう進化したかに着目致しました。
1830年にまで遡り、優勢なインフルエンザ型の移り変わりを明らかにしたところ、1889年に{スペイン風邪}とは別型の、通称{アジア風邪(ロシア風邪とも言う)}が世界中で流行した事で、当時の子供達が{スペイン風邪}に似たH1N1型を経験していない事に気づきました。つまり彼らは、{スペイン風邪}に対する免疫を獲得していなかったのです。そして、1900年以降にはまた{スペイン風邪}に似たH1亜型が流行し、それ以降生まれた子供達には部分的な免疫ができたと言います。
「史上最悪のインフルエンザのパンデミックで罹患者が最も多かった高齢者は、基本的にほとんどが生き残った」と、研究を主導しましたアメリカ・アリゾナ大学の生物学者マイケル・ウォロビー氏は述べております。一方で、18~29歳の年齢層では大量の死者が出まして、罹患者が200人に1人の割合で亡くなっております。子供の時にウイルスに接しなかった世代の大人達の死亡率が高かったというこの発見は、将来のパンデミックの予防や、ワクチンの接種法に役立てられる可能性があります!現在のように、流行が予想されるウイルスに対してワクチンを接種するのではなく、子供の頃に免疫を獲得できなかった株に対してワクチン接種を行うという手もあるのかもしれません。
「有益な歴史的データという宝の山を現在の行動に生かす取り組みは、ようやく始まったばかりです」と、2007年の{スペイン風邪}の論文でデータ分析を行いましたアメリカ・コロンビア大学の伝染病疫学者、スティーブン・S・モース氏は言います。ようやく始まったばかりって、、、何故今まで分析していなかったんだと思っちゃいますが(**)ここで書いているだけだって「そうか、やっぱり密を避ける事って効果があるんだな・・・」と思えるのですから、{スペイン風邪}という過去の教訓を正しく生かせば同じ過ちを繰り返さないための一助になるかもしれないのです!やっぱり「早さ」と「徹底」がカギなんじゃないですかね!?
{スペイン風邪}って、被害の大きさは今のところ新型コロナウイルス感染症の比ではなく際立っております。患者数は、世界人口の25~30%、あるいは世界人口の3分の1、約5億人と言われておりまして、致死率・死亡者数は全世界で4000万人、5000万人、一説には1億人とも言われております。日本では約2300万人の患者と、約38万人の死亡者が出たと報告されておりますが、歴史人口学的手法を用いました死亡45万人という推計もあるのです。約100年前に、世界では新型コロナウイルス感染症の比ではないこんな事態が起こっていたのです・・・こんな事を繰り返さないためにも、過去の教訓を生かして今止めなければいけないですね!

2021年1月22日(金)
ワクチンについて

新型コロナウイルス感染症感染拡大につきまして、世界的な合言葉として『ワクチンが行き渡るまで踏ん張ろう!』と言われながら不自由な生活を耐え忍んでおりますが、我々はワクチンに期待をし過ぎなのでしょうか?それとも本当に、ワクチンは新型コロナウイルス感染症撲滅への特効薬となり得るのでしょうか?
日本でもいよいよ、ワクチン接種が現実味を帯びて参りました。接種計画と致しましては、2月下旬~3月上旬に医療従事者向け先行接種(約1万人)、3月中に医療従事者など(約400万人)、3月下旬~4月上旬に65歳以上の高齢者(約3600万人)、4月以降に基礎疾患がある人・高齢者施設職員・ワクチンの供給量が十分であれば60~64歳の人(計750万人)に接種されまして、以後我々一般人向けに打たれるというようになっております。
ワクチンの接種は、義務ではありません。「すぐにでも接種を受けたい」という方もいらっしゃれば、「様子を見てから受けたい」、「当面接種を受ける気はない」という方もいらっしゃるでしょう。でもその前に、海外では開始されておりますワクチン接種につきまして、我々はもっと知る必要があるのではないでしょうか?でなければ受ける受けないの判断もできません。そこでこの場では、新型コロナウイルス感染症ワクチンにつきましてこれまでに分かっている事、海外の接種開始後の状況などをお書きしたいと思います。
まず海外では、ファイザー/ビオンテック社が開発致しましたワクチン(BNT162b2)と、モデルナ社が開発致しましたワクチン(mRNA-1273)が承認されまして接種が開始された国が増えてきております。いずれもm(メッセンジャー)RNAワクチンという、新しい技術を用いたワクチンです。
これらのワクチンでは、mRNAというタンパク質を生成するために使用する情報細胞を運ぶ設計図が、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)のスパイク蛋白、つまりウイルス表面のトゲトゲした突起の部分を作る指示を伝える役割を果たしております。ワクチンが接種されますと、mRNAは注射部位近くのマクロファージに取り込まれ、スパイク蛋白を作るように指示します。
その後、スパイク蛋白はマクロファージの表面に現れると、このスパイク蛋白に対する抗体が作られたり、T細胞を介した免疫が誘導される事で、新型コロナウイルスに対する免疫を持つ事ができるのです。生きたウイルスはワクチンの中には入っておらず、また遺伝情報を体内に接種すると言ってもそれによって人間の遺伝子の情報に変化が加わる事もありません。
感染予防効果は、今のところファイザー/ビオンテック社製が95%、モデルナ社製が94.1%と、どちらも素晴らしい効果を挙げておりまして!重症化予防効果も認められております!ちなみにワクチンの予防効果90%とは、「90%の人には有効で、10%の人には効かない」、または「接種した人の90%は罹らないが、10%の人は罹る」という意味ではありません。
正確には、「ワクチンを接種しなかった人の発症率よりも、摂取した人の発症率の方が90%少なかった」という意味でありまして、言い換えますと「発症リスクが10分の1になる」という事です。いずれにしても凄い成果であると言えます!では、ワクチンで90%以上の予防効果があるというのは、他のワクチンと比べてどうなのでしょうか?
例えば、最も効果が高いワクチンの1つとしましては、麻疹ワクチンが挙げられまして、予防効果は95%と言われております。一方、インフルエンザのワクチンは、シーズンによっても異なりますが一般的には50%程度の予防効果と言われております。確かにインフルエンザの予防接種って、打ったとしても罹ってしまう人って結構いますよね。
新型コロナウイルス感染症は、ウイルス性呼吸器感染症である事から、一部では「新型コロナウイルス感染症ワクチンもインフルエンザワクチンの予防効果に近いのではないか?」という予想もされておりまして、ワクチンを承認する機関でありますアメリカ食品医薬品局は、予防効果50%以上を承認の基準としておりましたが、これを大きく上回る予防効果が示された事になるのです!
既に人口の約2割がワクチンを1回接種したというイスラエルでは、接種から7日以内に感染が確認されたのが4484人、8日から14日以内が3186人だったのに対しまして、15日から22日経過した人では感染者数は353人だったとの事ですので、1回の接種でもある程度の効果は見込めるようです。しかしどちらのワクチンを接種する場合でも、2回が推奨されておりますけれどね。
ワクチンの効果には、発症を防ぐ効果とは別に‘重症化を防ぐ効果’も期待されます。発症を防ぐ事はできなくても、ワクチンを接種する事で重症化を防げるようになればそれだけで非常に大きな価値があるのです。その点2つのワクチンでは、重症化を防ぐために非常に大きな効果がある事が認められておりますので、そういった意味でもワクチンを接種する意義はあると言って良いでしょう。
ワクチンを最も必要とする人にワクチンが十分効果を発揮するのか?というのも重要なポイントであります。ワクチンを最も必要とする人とは、新型コロナウイルス感染症に感染してしまった際に重症化するリスクが高い、高齢者や基礎疾患を持つ人です。今回のワクチンでもそこがポイントとなるのですが、ファイザー/ビオンテック社のワクチンは「65歳以上のワクチン有効率94.7%」、モデルナ社のワクチンは「重症化リスク群のワクチン有効率90.9%、65歳以上のワクチン有効率86.4%」と発表されておりまして、重症化リスクの高い人でもかなりの効果が期待できそうです!
安全性という面につきましても、初回接種後の接種部位の副反応、2回目接種後の全身性の副反応を見まして、どちらのワクチンも基本的には安全性に大きな問題は無いと考えられます!しかし、どんなワクチンであっても100%安全なものはありません。というかむしろ、軽微なものも含めますとほとんどの人に何らかの副反応は起こります。インフルエンザワクチンを接種しましても、しばらく接種部位が痛い事がありますからね。
ましてや新型コロナウイルス感染症ワクチンは、接種時インフルエンザワクチンよりも痛いと言われております(^^;)どちらのワクチンも6~9割の人が接種時痛みを訴えたそうで、特に接種後12~24時間は痛みが顕著なのだそうです。また、新型コロナウイルス感染症ワクチンを接種した部位はしばらく赤く腫れ、しこりができる事もあると。
だるさや頭痛も比較的一般的な副反応のようですが、高熱が出る事は多くはないようです。これらの副反応は、一般的に数日以内に消失し、解熱薬にも反応すると。そして一般的に副反応は高齢者よりも若年者の方が多く、2回目の接種では1回目の接種よりも多くの副反応が起こるそうです。こうした副反応は、具合が悪い時には危険となる可能性もあるので、衰弱した状態では接種を慎重に判断しなければならないとの事です。
最も懸念されます副反応は、アナフィラキシー反応などのアレルギー反応です。臨床研究では、ワクチン接種群がアレルギー反応が多いというわけではありませんでしたが、アメリカやイギリスで接種が始まってからアナフィラキシーショックの事例が報告されているのだそうです。頻度で言いますと、アメリカで190万人に1回目の接種をしたところ、21人にアナフィラキシー反応が起こったと。つまりおよそ10万人に1人にアナフィラキシー反応が起こる計算となります。
インフルエンザワクチンなど、一般的なワクチンのアナフィラキシー反応の頻度は100万人に1人程度とされておりますので、それと比べますと頻度は高いと言えるかもしれません。しかし例えばペニシリンという抗生物質では、5000人に1人ぐらいの頻度で重度のアレルギー反応が起こりますので、決して頻度が高いというわけではありません。そこは冷静な評価が必要でしょう。尚、この21人のアナフィラキシー反応を起こした人のうち、17人は卵など何らかのアレルギーがありまして、うち7人が過去にアナフィラキシー反応を起こした事があったという事です。
新型コロナウイルス感染症ワクチンの効果の持続期間は、2020年夏以降に実施されているのでまだ情報がありませんが、モデルナ社のワクチンの第1相試験のデータからは、中和抗体が4か月間持続しているとの事。しかし、実際の予防効果につきましてはまだ分かっておらず、今後追加接種が必要なのか、いつ打つべきかについても分かっておりません。これらにつきましては今後明らかになってくるでしょう。
現時点では、小児に対するワクチン接種は推奨されておりません。ファイザー/ビオンテック社のワクチンは16歳以上、モデルナ社のワクチンは18歳以上の患者を対象に臨床研究が行われておりまして、国内での承認もまずはこの年齢層が対象になると考えられております。ワクチンを接種すれば周りの人にうつさなくなるのか?という点につきましては、これまでに報告されております臨床試験の結果では、発症を防ぐ効果は示されておりますが、無症候性感染に関する情報についてはまだ不足しているのだそうです。
つまり、ワクチンを接種して防げるのは、感染そのものではなく症状が出る事を防げるというだけで、感染はしてしまうのではないかという懸念は残っていると。新型コロナウイルス感染症に感染した人の最大40%程度は無症候性感染者、いわゆる無症状感染者とされておりまして、この無症候性感染者からも周囲の人に感染が広がる事もあるのです。そういう意味では、ワクチンが無症候性感染を防ぐという事がはっきりと分かるまでは、マスクの着用・3密の回避・こまめな手洗いは継続する必要があると言えます。
ズラーっと分かっている情報を書き並べたてましたが、少しは役に立ったでしょうか?(^^;)僕的には、ワクチンを接種できるようになる前に良い予備知識となったなと!繰り返しになりますが、国は「推奨」は出しますが「義務」ではありません。必ずワクチンを接種しなければならないわけではないのです。ワクチンを接種するかどうかは、個人個人の判断に委ねられる事になります。自分の年齢・基礎疾患の有無などから、接種によりますメリットとデメリットを天秤にかけ、メリットが上回ったら接種すれば良いのではないでしょうか。僕は接客業ですので、どんなに痛くても打つ方向で考えております(^^)

2021年1月21日(木)
テイクアウト強化

緊急事態宣言発令から今日で2週間が経ちました。という事は、今後は新規感染者数、PCR検査の結果が緊急事態宣言発令後の数字となるはずなのですが・・・果たしてどのような結果となるのでしょうか?ニュースなどでは、前回の緊急事態宣言時と比べますと人の動きが活発だと言っておりますが、飲食業界的にみますと皆さん十分自粛をされているようにも思えます。
ここのところ新規感染者数も、東京都は未だ1000人を超えておりまして多い事に変わりは無いのですが、過去最高値を更新する事は無く高止まりはしているのかな?とも感じます。しかし、緊急事態宣言解除の目安が、「東京都の新規感染者数1日当たり500人以下」と聞きますと、まだまだ遠いな・・・とも思います。緊急事態宣言は2月7日まで、という事は、残りあと半分となりました。
勘違いしやすいところですが、2月7日になればもう外出自粛をしなくても良い、というわけではもちろんありません。それまでに新規感染者数が減らないようであれば、緊急事態宣言の延長だって十分に考えられるのです。問題は、効果が出始めているとみられる感じ、いわゆる東京都の1日当たりの新規感染者数が6~700人ぐらいになっていたらどう判断されるのかというところ。果たして緊急事態宣言延長となるのか、一旦解除となるのか。
私見ではありますが、僕的にはもう第4波に見舞われるのなんてまっぴらごめんでありますので、あと1か月ぐらい延長して徹底的に感染状況を減らしても良いのではないかと思うのですが。ここでやめてまた感染者数が増大してきて、やっぱりもう一度、今度はもっと強化した緊急事態宣言を、とでもなってしまったら、もう心身共に正常を保てない方ややりくりできない店も出てくる事でしょう(**)
万が一緊急事態宣言延長という事態になってしまいましたら、今度は飲食業界への協力金の方法は見直すべきだと思います。例えば、店舗の面積別に協力金の金額を決めるとか、前年度同月の確定申告の数字の8割を補償するとか、一律にせずとも色々と方法はあると思うのです。協力金のおかげで儲かったなんて不謹慎な店が出てきてはいけません!せっかく毎年やらされているのですから、確定申告に基づくのが1番公平だと思うのですがね・・・
確定申告をしていないブラックな店は、大手ではまずあり得ませんし、許可を受けていないか隠れて営業している個人店が主なのですから、そのほとんどは今回の協力金で儲かっているはずです。ですからもう一度補償をする必要は更々ありません。大手にも十分なお金が行き渡り、個人店は頑張ってやりくりすれば何とかなる額を補償してもらい、あと1か月何とか凌いで状況の好転を待つ。できればそうならないで2月7日までにある程度の結果が出る事や、ワクチンの本格的な接種の目途が付く事を祈りますけれど。
冬の時期に活発となります新型コロナウイルス感染症、インフルエンザとウイルスの活動を気にしているうちに、そろそろ花粉を気にする時期となってしまいまして、、、花粉症持ちの方は心配の種が増えてしまいましてさぞかし憂鬱な事と察しますが、、、そんな方達に朗報なニュースが流れておりました!日本気象協会が今日、今春の花粉(スギ・ヒノキ)の飛散量の予測を発表したのですが、それによりますと今年は例年(2011~2020年の平均値)に比べまして九州地方は非常に少なく、四国地方・中国地方・近畿地方・関東甲信地方・東北地方では少ない見込みなのだと!
という事は横浜も少ない見込みだそうで良かったですね(^^)ちなみに北陸地方jはやや少なく、東海地方と北海道(シラカバ花粉)は例年並みの見通しだそうです。毎年見ていて気の毒になるほど花粉症に苦しめられております従業員は、このニュースを聞いたら喜ぶでしょうね(^^;)新型コロナウイルス感染症だけでも十分に気を払っているのに、加えて花粉症で悩まされたらさすがに可哀そうですから(^^;)かく言う僕も、従業員ほど酷くはないものの花粉の時期になりますとティッシュペーパーが友達となってしまいますので嬉しいニュースであります(^^)
今年のスギ花粉の飛散開始時期は、九州地方や四国地方、東海地方、関東地方の一部で2月上旬からだと。もうすぐじゃないですか(**)九州地方から関東地方までは例年並みか早く、北陸地方や東北地方は例年並みとなる見込みだそうです。ピークの時期も例年並みとなる地域が多く、横浜は3月上旬から下旬とみられております。その頃には・・・新型コロナウイルス感染症感染拡大も収まりつつありまして、花粉症にも悩まされずに済む、なんてなっていればいいんですけれどねぇ・・・そのためにも!昨日もお書き致しましたが今はもうひと踏ん張り!の時期です。前にあるはずの光に向かって進んでいきましょう!
夜営業は、アフターの可能性がないもので、静かに穏やかに相変わらずまったりとしながら過ごしておりまして、ランチ営業では、せっかく常連さんとなって下さった方達も出勤制限やリモートワークのお客様が多くなって中々お会いできなくなって参りましたので、BMでは今日から真空パックメニューやお弁当のテイクアウトに再び力を入れる事と致しました!「ご家庭でも気軽にBMの味をどうぞ!」というわけです(^^;)前回の緊急事態宣言時にも行ったのですが、できれば繰り返したくはなかった。。。でも、ここまでになりますと仕方がないですね。上記写真がメニューとなりますが一応この場でもお書きしておきたいと思います。
{真空パックテイクアウト 賞味期限1か月 ボイル解凍7~8分(レンジにかける場合は容器に移して下さい)}
・マテ茶鶏の黒チキンカレールー~700円 ・デミグラスハヤシルー~700円 ・野菜たっぷりミートソース~700円 ・大根入り豚の角煮~800円 ・てごねハンバーグ(100グラム2個入り)~800円 ・れんこん入りつくねの照り焼き(3個)~800円 ・クリーミーマッシュポテト(自然解凍)~600円
こちらは+100円でお弁当にできます。グランドメニューの他にも、日替わり真空パックもございます。今ですと、・国産牛すじの煮込み~800円 ・チキンブイヨンの煮込みロールキャベツ~800円 などなど。
お弁当のみでは、・生姜焼き弁当~800円 ・中華丼~900円 ・日替わり弁当~900円 などがあります。ご家庭でご飯を作る機会が多くなるでしょうから、BMの真空パックをストックしておいてたまに召し上がっていただければ嬉しく思います(^^)外に出るのはちょっと・・・という方のために、横浜市内であればお時間応相談になりますが配達も致しますのでよろしくお願い致します!

2021年1月20日(水)
もうひと踏ん張り!

中国当局は今日、首都・北京で新型コロナウイルス感染症新規感染者が7人確認された事を受けまして、160万人を対象に‘ロックダウン’を実施したそうです。やる事が早いし有無を言わせずですから、、、中国は色々な意味で凄いですね・・・こういう事態の時には統率力が素晴らしい!となりますが、年中では息苦しいでしょう。。。
今日の新規感染者7人のうち、6人は南部大興区で確認されたのだそうです。すると、大興区民160万人は、当局の特別許可を取得し3日以内に新型コロナウイルス感染症の検査陰性証明を提示しない限り、市外へ出る事は禁止となったのだそうです。他に大興区人民政府は、50人以上の集会を禁止したり、結婚式の延期と葬儀の簡略化を義務付けたと。
更に、区内の全ての幼稚園と小学校、初級中学に対しまして、自宅学習とするよう命じたと。新型コロナウイルス感染症の感染が確認されました5地区の住民には、感染者の一族など関係者に関わらず全員に自宅待機を命じたと。まぁやっぱり凄いですね・・・禁止だとか義務付けだとか命じただとか、市民に意見を述べさせる猶予は与えないんですね(**)
7人は確認者数ですから、実際にはもっと多くの人が感染している状況なのかもしれませんが、それにしても行動が早い。こんな対応を市民に強制できる事が果たして良い事なのかは微妙ですが、こうした強硬路線の方が感染を封じ込めるという意味に限っては有効であるというのは、世界の事例を見ても明らかであります。EUの中途半端な‘ロックダウン’よりも、逆らえば何をされるか分からない中国の‘ロックダウン’の方が結果的に効果があるのは仕方がないところです。嫌ですけれどね(**)
中国からの情報だけに当てにはなりませんが、7人で‘ロックダウン’って事はさすがにないでしょうから実際にはもっと蔓延しているのでしょうね。。。最近話題となっております別の変異種とか含まれていないのかも大変気になるところであります。中国はこれから春節を迎えまして例年であれば人の大移動が始まりますしね。直近まで中国からの入国をフリーにしていた日本政府の対応は批判されて仕方がないと思いますが、これからしばらくは徹底的に規制をしないと日本はますます大変な事態になってしまいそうです・・・
今回の中国当局の対応を、日本人であれば僕もそうなのですが厳しいなと思う方が多いかもしれませんが、本気で新型コロナウイルス感染症感染拡大を食い止めるのならば、当たり前の事なのかもしれません。シンガポールやベトナムは、2~3人感染者が出ただけで政府は対策を講じると言いますし、香港も感染者が増えてきたとはいえ5~60人でも夜の外出などを制限しているのだそうです。
日本国内で今実施されております規制につきまして、国民の我慢は限界だとか商売が苦しいだとか言っているのは意識が緩いのでしょうか?政府の対応も含めまして。協力要請をしても国民が言う事を聞かないのであれば、ある程度の強制力がある法律というものも必要なのでしょうか?自分が身動き取りづらくなりますので強制力を求めるという考えには中々至りませんが、こうも感染拡大が長引きますと結果的にその方が終息が早いのではないか?とも考えてしまいます。
中国では今年の春節期間(1月28日~3月8日)に、帰省などで交通機関を使って移動する人は延べ17億人と予測されているのだそうですが、国家衛生健康委員会は今日、春節に移動する人に7日以内の新型コロナウイルス感染症の陰性証明を義務付けると明らかに致しました。同委員会は現状につきまして、「感染拡大の範囲が広く、速度が速い。更に春節が近づき、人の動きや結婚式などの集まりが増えれば、拡大の速度が上がってしまう」と指摘しております。
今年に入りまして、河北省や黒竜江省などで新たな市中感染の拡大が見られまして、各地で住民全員のPCR検査が展開されております。例えば約1000人の感染者が確認されました河北省の石家荘市で約1000万人、約400人の感染が確認されました黒竜江省で約310万人に上ると。農村地方にまで住民全員のPCR検査ができる体制が整えられているのだそうです。どこまで本当の話かは分かりませんが、こんな話を聞いちゃうとやっぱり日本は緩いのかな?と思ってしまいますね・・・
菅首相の施政方針演説など、政府4演説に対する各党代表質問が今日、衆議院本会議で始まりました。その席上で菅首相は、立憲民主党の枝野代表が「首相がGo To キャンペーンにこだわって対応が遅れた」と指摘致しまして、「都合の悪い情報を無視、過小評価する事を正常性バイアスという。根拠なき楽観論で対応が遅れたと言わざるを得ない」との新型コロナウイルス感染症への政府の対応につきまして、「根拠なき楽観論に立って対応が遅れたとは考えていない」と述べました。
枝野氏は現状を、「感染爆発と呼ばざるを得ない」としまして、1月7日の緊急事態宣言発令につきまして、「私達は昨年12月18日に決断すべきだと提案していた。何故こんなに後手に回っているのか」と追及致しました。それに対しまして菅首相は、「専門家のご意見もうかがいながら判断してきた」と繰り返し強調致しまして、対応の遅れを真っ向から否定致しました。
2020年度第3次補正予算案に「Go To トラベル」の延長経費1兆円が含まれている事に関しまして枝野氏は、「ピント外れの極みだ」と批判致しまして、「感染症対策に組み替えるべきだ」と質問致しました。それに対しまして菅首相は、「雇用や事業の支援に加え、予備費を確保している。組み替えなくても拡大防止に十分だ」と組み替えを否定致しました。更に、「緊急事態宣言に基づき、強力な対策を講じる事で何としても感染拡大を食い止める決意だ」とも語りました。
こんな国会の内容を見ておりますと・・・やっぱり緩いですね日本は(^^;)緩いというかぬるいというか、よく考えれば怖い(**)国の一大事だというのに、こんな言い合いを未だ国会で与野党が繰り広げている事が。。。台湾にしろベトナムにしろ、新型コロナウイルス感染症を封じ込める事に成功した国はいずれも、早期に厳重な政策を取っているのは明白です。日本で新型コロナウイルス感染症をここまで封じ込められなかった原因は、政府国民含めた危機感の薄さでしょう。にもかかわらず、国民を先導するはずの政府が未だ「対応の遅れは全く無い」と言い張るのであれば、日本の新型コロナウイルス禍の出口は見えなさそうです。。。
これ以上感染拡大が長引けば、それこそ中国のように我々国民にどんどん規制がかけられていく事となるでしょう。日本だって刑罰付きの外出禁止、なんて事態が起こらないとは限らないのです。だからやっぱり今はまだ我慢の時期なのだと(><)そして緊急事態宣言も、やるなら集中して徹底的にやってその効果をちゃんと見定めて、なんとかワクチンという希望が持てるまで頑張らなければいけないのです!かといってなにも悲観的になる事はありません!各自やれる事をやって、その中で楽しみを見つけながら、もうひと踏ん張り致しましょう(^^)
さすがに緊急事態宣言によります出勤制限・リモートワーク化のため、ランチ営業も3時間の夜営業もお客様の人数は減ってしまっている今週ですが、、、今は我慢の時期なのだと。。。それでもいらして下さる方達のために、そして自分ができる事をするために、毎日BMは時短要請を守りながら開け続けます!テイクアウトメニューも一新致しましたので、明日の日記上で載せさせていただきたいと思っております(^^)

2021年1月19日(火)
限定復活!

サントリースピリッツは今日、販売休止中のシングルモルトウイスキー<白州 12年>につきまして、3月30日に数量限定で再発売すると発表致しました!これは<白州 12年>好きのお客様にとりましては願ってもない嬉しいニュースでしょう(^^)我々でさえ、只今販売休止となっております国産ウイスキーの再販はもう数年後だと思っておりましたからね。
サントリーは現在、国産ウイスキー人気のちょっと異常なまでの高まりで原酒不足に陥ってしまいまして、、、販売休止や出荷調整などの対応を取る事をやむなくされております。<白州 12年>もその煽りを受けまして、平成30年6月からずっと販売休止となっていたのですが、ブランド価値を維持するため今回販売再開に踏み切ったという事です。「ブランド価値を維持するため」というのであれば、販売休止となる前にもっと出荷調整などの対応を取りようがあったと思えるのですが・・・今更言っても仕方がないのでそれについては深く語るのはやめておきましょう(^^;)
この出荷制限緩和は、サントリーにとりましてはなんと11年振りの事なのです!ウイスキーをソーダで割ります<ハイボール>が、ウイスキー好きの男性のみならず、プリン体ゼロでカロリーも少なく健康に良いという事で女性の間でも人気が出まして、原酒の生産がたちまち追い付かないようになりました。そこでサントリーは2010年以降、ウイスキーの出荷制限を行ってきたのです。
しかし、生産や貯蔵設備の強化などによりまして増産が可能になったとしまして、今回の11年振りの一部の商品の出荷制限緩和に至りました。1月8日(金)には、<メーカーズマーク>・<AO>・<知多>が出荷制限緩和になると発表されておりましたが、まぁここら辺はマニアがいるというほどの人気銘柄ではありませんので、僕も「へ~そうなのか・・・」ぐらいにしか思っていなかったのですが(^^;)まさか今日<白州 12年>が数量限定ながらも再発売されると発表になるとは!1月8日の時点では、サントリー商品の中でもとりわけ人気が高い<山﨑>・<白州>・<響>につきましては引き続き出荷制限を行うと発表されておりましたからね。まさに急転直下の嬉しいニュースなのです(^^)
ご存じのように、ウイスキーの原酒は長期間の熟成が必要であります。ですからいくら人気があって今が売り時だといっても、原酒がなくなってしまって新たに作られない限りは、歯がゆいながらもその人気に対応できないのです(**)今の国産ウイスキー人気もいつまで続くか分かりませんので、ようやく原酒ができた頃にはもう人気が下火になってしまっている、なんてケースも考えられますから、、、メーカー側としましても、どれだけの増産体制を取ればいいのか判断が難しいところなのです。。。
そういった意味では各社かなりの投資をして増産体制を取りまして凄い事だなと僕は思っておりましたが、未だ国産ウイスキーの需要に対しまして供給量が十分ではなく、出荷制限を続けながら販売せざるを得ない、というスタンスに変わりはありません。そしてどちらかといいますとマニアックな<白州 12年>なんかよりも、大衆向けで居酒屋や一般家庭などに需要がありまして販売数量も桁違いであります<角瓶>なんかに生産を特化してしまいそうなものですが、ちゃんとバー好きのお客様のために<白州 12年>を再発売してくれるところなんか嬉しいですね!儲けだけに走らず、酒好きを大事にするサントリーの精神が垣間見れます(^^)
ちなみに<角瓶>人気というのは凄いものがありまして、昨日発表されましたアマゾンの人気ウイスキーカテゴリーランキングでも、<ブラックニッカ クリア 4000ミリリットル>に次ぎまして<サントリー 角瓶業務用40度 5000ミリリットル>が2位に入っているのです。<角瓶>は、コストパフォーマンスが良く値段の割に美味しいウイスキーですからね!それもそのはず、<角瓶>には、何気に<山﨑>と<白州>蒸留所のバーボン樽原酒がバランス良く配合されているのです!厚みのあるコクと甘やかな香り、ドライな後口が特徴で、<ハイボール>にする事で美味しさが一層引き立ちます。それが5000ミリリットル8489円という低価格なのですから、それは売れるわけでしょう。よくぞ<白州 12年>の再発売にも力を注いでくれたと感謝しなければ・・・
<白州 12年>は、山梨県・北杜市の白州蒸留所で12年以上熟成されました原酒のみで造られておりまして、アルコール度数は43度、700ミリリットル入り瓶で希望小売価格税別8500円と、販売休止前商品と規格・容量はかわらず販売されます。瓶に貼られておりますラベルは、手漉きの越前和紙を採用、英字ロゴの色とそこは変更されているそうです。年間販売数量は非公開となっておりますが、恐らくはかなりの少数量だと思われますので入手は困難かもしれません。業務用はバー業態を中心に販売されるとの事で、僕も当然入荷したいと思っておりますが、こればかりは酒屋さんの力次第かな(^^;)BMが取引きさせていただいております酒屋さんは、サントリーと太いパイプがありますので入ると信じて待ちましょう!
白州ブランドは、年数表記の無いノンエイジ品<白州>の他、<白州 18年>・<白州 25年>の3品目を現在出荷調整しながら販売中であります。まぁ実際は<白州 18年>と<白州 25年>はプレミア価格で恐ろしい高価な品となっておりますし入手は相当困難でありますので現在はノンエイジの<白州>のみだけが手に入る状況でありました。そのノンエイジ<白州>ですら入手が難しくなっていたという状況でありまして。。。国産ウイスキー、特にシングルモルトウイスキーは、中国人など海外で人気が出たという事もありまして軒並み品薄・原酒薄という状態が続いていたのです。価格も以前より数倍の高値となっておりましたので、一般的には手が届きにくい状況でありましたが、今回再発売されます<白州 12年>は希望小売価格変わらずという事でそこはひと安心(^^)
サントリー商品では、今回数量限定で再発売されます<白州 12年>が休売、<白州 10年>が平成25年に販売終了となっている他、<響 17年>や<白角>、<角瓶(黒43度)>が休売に、<山﨑 10年>が販売終了に追い込まれておりました。そのため、事業継続に向けまして原酒確保が急務という事で、直近5年で約350億円をかけまして貯蔵庫や蒸留窯といったウイスキー製造に必要な設備投資を行ってきたのです。今回の<白州 12年>再発売につきましてサントリーは、「出荷調整は継続しないといけない状況だが、ブランドとして顧客接点を継続的に持つのも重要だ。中長期的に供給できる体制が整ったため、再発売を決めた」と話しております。とはいえ、転売目的の輩の格好の餌食となってしまうのは間違いありません。。。BMで入荷できましたら、適正価格で懐かしい味わいを楽しみましょう!

2021年1月18日(月)
VALUE

只今計11都府県に発令されております緊急事態宣言の主な要請内容は以下の通りです。
・飲食店などの営業は夜8時まで(酒類提供は夜7時まで)
・宅配やテイクアウトは対象外
・不要不急の外出自粛(特に夜8時以降は徹底)
・テレワークを推進、出勤者数の7割削減を目指す
・イベントは最大5000人且つ収容率50%以下に
・一斉休校は求めず、大学入学共通テストなどは実施
皆様もうこの生活に慣れてきましたかね?現在も一向に新型コロナウイルス感染症新規感染者数が減らないわけですから、、、これぐらいの不自由は未来を見据えますと耐えなければいけないのでしょうが、飲食につきましてはここへきて更なる規制がかけられそうな勢いです。。。
きっかけは、1月12日に新型コロナウイルス対策を担います西村経済再生担当大臣が記者会見で発しました、「昼にならご飯を食べていいという事ではない」という発言でした。この発言につきまして飲食業界からは、「怒りを超えて呆れるしかない。怒るのも無駄なので、店の営業の事だけを考えています」など、嘆きや怒りの声が上がっております。
東京都や我が神奈川県など、緊急事態宣言下にあります地域では、前述のように酒類の提供を午後7時まで、店の営業は午後8時までと要請されております。
それにつきましては協力致しますと1日最大6万円という協力金が支給されまして、その効果のほどは事業者ごとに違いはありますが、ある意味ウハウハな店もあればそれでも経営難に陥ってしまう店もあります。。。この西村経済再生担当大臣の発言は、後者の事業者の方達の怒りの気力さえ失わせるものだったのでしょう。
確かにウイルスの活動時間に昼も夜も関係ありません。「夜さえ外出自粛をちゃんと守っていれば、昼はどんな過ごし方をしても良いというわけではない。昼も気を緩める事無く感染防止策を徹底して下さい」、西村経済再生担当大臣の発言の趣旨はこんなところだったと思うのですが、なんとも伝え方が下手過ぎる(**)人の気持ちを逆撫でするような言い方で、、、センスが無いと言いますか、他人の立場に立てない人間と言いますか、、、もっと人々の気持ちを奮い立たせるような言い方を何故できないのですかね・・・?
再発令されました緊急事態宣言によりまして、対象地域の飲食店に出されました営業時短要請ですが、ここへきて‘応じなければ罰金’という案も浮上してきていると言います。
感染防止対策の主戦場としまして飲食店が名指しされておりますので、、、営業時短要請に応じなければ50万円以下の過料を科すだとか。これにつきまして飲食店側からは、「感染拡大を広げた政治の責任を棚上げして、従わない店から罰金まで取ろうなんて筋が通っているとは思えない」といった怒りの声が上がっていると聞きますが、僕はそうは思いません。
何しろ飲食店は、給付金を貰えているのですから。飲食業だけが大変なわけではなく、ほぼ全ての業種の方達が今は大変な思いをされているのです。我々は、給付金が出るだけ前向きな発言をしなくてはいけないのではと。足りないかもしれないけれど補償を受けているだけ、その分は他業種の方達の心を癒す面に費やさなければ罰が当たると思います。飲食店には・・・美味しい食べ物飲み物・素敵な空間・働く人々の人間性、色々な面で医療従事者とはまた違った形で人々の心を癒す力があるのですから!
新型コロナウイルス感染症が流行したのは、政府のせいばかりではないのですから、政府ばかりに対策を求めるのではなく、自分達がどうするべきなのかを考えて行動する事が必要だと思います。政府批判や補償ばかりを求めている人達の中に、今まで知らん顔してきて選挙もロクに行っていない人がいるのであれば、今後はちゃんと選挙に行って自分の目で国を任せる人をしっかり選べば日本という国も変わるかもと思いますけれどね。
今は苦しいけれど、協力金を貰えるだけ有難いと文句言わずにやりくりして、感染拡大をしないように自粛してできる限りの対策を取って頑張っている店も沢山あります。我々は怒りよりもまず感謝の言葉を述べて、できる限りの対策を講じてやるべき事をやって、メディアも変に煽らずに、国民が一体となって共存していけるようになればと思います。我々だって、今店を開け続けているのが正解かどうかは分かりません。でも、我々にもできる使命がある、開ける価値がある、と信じて営業しております。
この状況下で、例え新型コロナウイルス感染症に感染していなくても精神的に苦しまれている方が、BMにいらして下さって少しでも気持ちが楽になったり、楽しい思いをしてお帰りいただけたら、そこに店を開けている価値があるのではないかと。東日本大震災の直後も同じでしたね。そう信じて、今週も頑張っていきます!感謝の気持ち・前向きな気持ち、そして笑顔を忘れずに(^^)

2010年1月14日
これもいい話(^^?)

BMの最寄り駅でもあります桜木町駅の周辺で今、大きな変化が起き続けております。2020年6月、横浜市役所が同駅近くのみなとみらい側へ移転した事を皮きりに、JR東日本は市役所側に新改札口を設け、新たな駅ビルも建設。駅周辺エリアでは、観光スポットの新設が相次ぎまして、そして極めつけが上記写真のロープウェイの新建設です。ちょっと見づらいかもしれませんが、4月にはBMから歩いて数分のところで上空をゴンドラが行き交うのですよね(^^;)
横浜市役所が移転するのに合わせましては、駅の改良が行われました。昨年6月27日から、桜木町駅の最も関内よりにICカード専用の「新南口(市役所口)」が設けられました。この「新南口(市役所口)」の駅前には、「さくらみらい橋」と名付けられました歩行者デッキが設けられまして、大岡川の河口に近い海を眺めながら横浜市役所までの最短でのアクセスが可能になっております。BMから向かいましても、改良されました歩道橋が改札口と直結するようになりましたので便利は便利になりましたね。
昨年入居が開始されまして、BMのお客様達も多くお住いの大型分譲マンション「ザ・タワー横浜北仲」は、高さ200メートル・58階建ての高級超高層マンションです。1174戸の「ザ・タワー横浜北仲」がビルの大半を占めておりますが、下層階の商業施設も含めました複合ビルとなっているのです。1階から3階は、「KITANAKA BRICK&WHITE(北仲ブリック&ホワイト)」という名の商業・文化施設として2020年6月25日にオープン致しました。音楽レストラン「ビルボードライブ横浜」や、プロフェッショナルなダンス環境の整備とクリエイター育成を行うという「Dance Base Yokohama」、神奈川県初出店のスーパー「リンコス」など19店舗がテナントとして出店しております。
ただの超高層マンションというわけではなく、観光や買い物スポットとしても立ち寄れるようになっているのが特徴です。これは新市役所にも同じことが言えまして、これまで関内駅前にありました旧市役所は用事がない限り近づく人が少なく、どこか無骨な雰囲気を漂わせておりましたが、新市役所は賑わいづくりに積極的で、観光時などでも気軽に立ち寄れるような雰囲気になっております。新市役所が入っております32階建ての高層ビルは、3階に入退場ゲートが設けられておりまして、大型オフィスビルのようにほとんどの執務フロアは用事無き者の立ち入りがシャットアウトされているものの、1階から3階までの大半は市民・観光客向けフロアとして開放されているのです。
そして桜木町駅周辺の変化で最も驚かされるのが・・・前述のロープウェイの建設です!「YOKOHAMA AIR CABIN(ヨコハマ・エア・キャビン)」と名付けられました日本初の都市型ロープウェイでありますこのロープウェイは、2020年1月から本格的な工事が始まっていたのですが、先日いよいよ4月22日にオープンする事が発表されたのです!運賃や営業時間も決定致しまして、横浜みなとみらいの新しい交通手段と致しまして俄然注目を浴びております。
このロープウェイは、横浜市が市内中心部で「移動自体が楽しく感じられるような多彩な交通サービス」を充実させる目的で、2017年に民間企業からアイデアを公募した事を契機に実現させたものなのだそうです。公募に応じました泉陽興行株式会社によりますロープウェイ案が採用されたのは以前お書きした通りですが、同社は本社を大阪に置いているものの、みなとみらいエリアの遊園地「よこはまコスモワールド」を運営する企業としても知られておりますので横浜とも縁繋がりであります。
工事中から度々出来上がりまでを見ている者と致しまして、また、近隣住民と致しまして、支柱が数個作られまして空中にはロープが張りめぐされかなり景観を損なる感じであるのは否めませんし、、、桜木町駅からワールドポーターズまでなんて十分に歩いていける距離なのにわざわざ高いお金を払ってロープウェイなんか乗るか??と思いますと、こんなものいるのかなぁ・・・とも思ってしまいますが、、、観光という面においては確かに話題にはなるでしょうし、あまり行く事はありませんが新港ふ頭方面へのアクセスは確かに強化されますから、固い事言わないで完成を楽しみにしようかと(^^;)という事で、「YOKOHAMA AIR CABIN」の全容をご紹介したいと思います!
・名称~「YOKOHAMA AIR CABIN」 ・運行開始~2021年4月22日(木) ・ルート~駅舎はJR桜木町駅前、横浜ワールドポーターズ前(運河パーク)の2か所、既存の歩行ルート「汽車道」沿いに約630メートルを運行(片道5分)、最高高さ約40メートル ・営業時間~午前10時~午後10時 ・運賃~大人1000円、子供500円 ・ゴンドラ~全36基(定員8名、バリアフリー対応)、支柱は地上2基(高さ約10メートル)、海上3基(高さ約30~40メートル) ・運営会社~泉陽興行株式会社(大阪府)
まぁ色々と批判も出そうですが、横浜市の公費負担がゼロなのだそうですからいいのかなと思います。ただ、距離的にも料金的にもルート的にも、ほぼデートや観光客専用となるでしょうね(^^;)横浜市には、横浜駅東口から中央卸売市場、臨港パーク、パシフィコ横浜、新港ふ頭、赤レンガ倉庫、大さん橋を通って山下ふ頭までをつなぐというもう1つの空中交通案もあるのですが、ひとまず先に「YOKOHAMA AIR CABIN」が運行開始となります。あと3か月ぐらいか・・・完成したら、なんだかんだ言って乗っちゃうんだろうな(^^;)まぁこれもまた明るい話題という事でこんな時には悪くはないのかなと(^^;)

2021年1月13日(水)
こんな時にいい話(^^)

新型コロナウイルス感染症感染拡大で巷に暗いニュースが溢れている中、明るいといいますか、ほのぼのとするようなニュースも流れておりました!日本人が本来持ち合わせているはずの、助け合い・譲り合い・もちつもたれつの精神。まだまだ日本は捨てたものではありません(^^)今日はこの明るいニュースの話題をお書きしたいと思います。
先日、日本海側を中心に降りました記録的な大雪によりまして、北陸地方の高速道路や国道では大規模な渋滞や立ち往生が発生してしまいました。。。ニュースでも流れておりましたが、数日にわたって車中に閉じ込められる状態となってしまった方も多くいらっしゃったようです(**)命を取られるような話ではないのでそんなに大変だとは思われないかもしれませんが、考えてみましたら・・・食事以外でも、トイレにしろ風呂にしろ、不便な面は沢山あるでしょうし、疾患を持っていらっしゃる方や大事な案件を控えていた方などもいらっしゃった事でしょうから、大変な事態です。。。
そんな中、自らの意志で救いの手を差し伸べた方達も多くいらっしゃったようです!福井県坂井市の中華料理チェーン「餃子の王将 丸岡店」は、渋滞により身動きが取れなくなりました運転手らに、餃子や炒飯、天津飯などを無料で振舞い続けたと!店長の方は、「少しでも温まってもらいたかった」からと、店の駐車場に止めた車で寝泊まりしながら料理を提供し続けたのだそうです。
実はこのお店は、2018年2月の大雪の際にも、立ち往生してしまった車に無料で食事を振舞っていたのだそうです。ただ、この時は立ち往生が続いた3日間のうち、最初の1日は雪に阻まれて店長が自宅から店まで来る事ができなかったのだと。その経験から、今回は自宅に帰るのを早々に断念して、車で寝泊まりする事を決意。他の従業員7人と分担しながら、特に渋滞が激しかった10日夜には300人前の食事を用意し、雪の中車まで歩いて届けたのだと。
凍えるような寒さの中、温かい餃子や炒飯や天津飯の差し入れはどれほど嬉しかった事でしょうか!立ち往生する車1台1台に食事を届けますと、「本当にありがとうございます。今度お店に食べに行きます!」とみんなが感謝を伝えたと。そして中には、「お礼がしたい、料理を配るのを手伝わせてほしい」と言い出した方もいたそうで、店長は「有難かった」と振り返っておりましたが、絶望的な状況から一転、現場にはほのぼのとした空気が流れた事でしょう(^^)こういう体験って、忘れられないものですよね!
パン製造販売のオーカワパンは10日、北陸自動車道や国道8号線で立ち往生してしまっているドライバーらのために、パン約2万袋を無償で提供、陸上自衛隊などを通じて配ったのだそうです!大雪の影響で、9日に県内外のスーパーなどに配送できなかったパンを全て提供した形で、社長は「困った時はお互い様、みんなで協力して大雪災害を乗り切りたい」と話しておりました。
大雪の影響で立ち往生してしまった北陸自動車道の車の中には、菓子製造販売のシャトレーゼの配送トラックもいたのだそうです。するとこのトラックの運転手は、積み荷のお菓子を何キロも歩きながらみんなに配り歩いていたのだと!24時間何も食べれずにいた方もいらしたようで、同社のイチゴ大福やロールケーキ、磯辺餅などにありつけて感謝の声が上がっていたと!これも中々できる事ではありませんよね!素晴らしい(^^)
このトラックは、8日に山梨県を出発致しました。中央高速道路を経由して石川県に配送した後、9日昼頃に北陸自動車道で福井県に向かいましたが、坂井市の女形谷パーキングエリアの約3キロ手前で立ち往生してしまったのだと。運転手は、「配送は困難、周囲では食料が足りていない」と本社に連絡致しました。そして10日夜、社長の指示で積み荷を周囲の車を歩いて回って配ったのだと。ちなみにこのシャトレーゼは、山梨県が孤立してしまいました平成26年の記録的大雪の際も、大月市内の中央自動車道で同様の対応を取りましてインターネット上で話題になったのだそうです。こんな話を聞きますと、このシャトレーゼのお菓子食べてみたくなっちゃいますね(^^;)
福井市のとんかつ店「熟成かつ 天膳(あまぜん)」の店主は、立ち往生している運転手らに無料で弁当を配ったと!福井県に2店舗を構えますとんかつ店「熟成かつ 天膳」は10日、大雪の影響で臨時休業を余儀なくされました。北陸自動車道の近くに住みます店主は、渋滞の様子を目の当たりにしまして弁当を配る事を決心したと。「休業で材料も余ってしまうから」と、最寄り店まで歩き1人で50人分のかつ丼弁当を用意したのだそうです。
店主によりますと、運転手のほとんどが単身で立ち往生となってしまった男性だったそうで、心細そうに過ごしていたと言います。そこで店主は、知っている限りの交通情報を運転手達に伝えながら弁当を無料で配って回ったのだと。店主のこの行動につきましてSNSでは、「中々できる事じゃない!」、「素晴らしい!」といった感動する声が多数寄せられたと。その一方で、「売名行為ではないか」などといった心無い誹謗中傷も寄せられているとか(**)馬鹿な事を言う輩もいるものですね。。。苦難の時こそ、1人1人ができる事に取り組み助け合う事で乗り越えられるというのに・・・
賛否両論あるのは仕方ないのかもしれませんが、現場で困っていた方達にとりましてこれらの行為はどんなに有難く心強かった事でしょう!‘やらない善意よりやる偽善’です。運転手は差し入れを有難く受け取れるし、食材は無駄にならないし、お店の名も売れる。みんなが得する事なんですから素晴らしい事でしょう(^^)これを売名行為という輩の心は、どれだけ荒んでしまっているのでしょう。。。残念な気持ちになりますね(**)お金にはならない事を、手作りして雪道を歩きながら配って歩く、売名を目論む浅はかな輩にはこんな労力の掛かる事考えもつかないでしょう。
仮に売名行為だとしたって、パンやお菓子や弁当を無料配布した結果宣伝効果になって売り上げが増えるとしたら素晴らしい事じゃないでしょうか。自分の力が及ばない事が原因で偶発的に発生してしまった災害が起こった時に、宣伝効果を狙った支援活動を行ったとしてもそれがどうして批判されるのか・・・理解しかねます。だって無料ですからね!文句言われる筋合いが無い(^^;)売名でも偽善でも、困っていた人達の役に立ったのですから良しです!このような状況下でこのような行為は誰にでもできる事ではありません。立派だと思います!
困っている人が目の前にいたら、何か自分にできる事はないか?と思う気持ち、それを実行する勇気と決断と余裕が無ければ中々できませんが、せめて思う気持ちだけは大切にしたいものです。心温まる話でした(^^)新型コロナウイルス禍で何かと自粛を求められる事が多く、心は荒みがちになってしまうかもしれませんが、こういった、人を思いやる温かい気持ちを忘れずにいたいものです。他人を思い合って乗り越えていきましょう(^^)

2021年1月12日(火)
心に留めておく

皆様3連休如何お過ごしでしたでしょうか?思うように出掛けられずステイホームだった方も多かったのではないでしょうか?我が家もほとんど家に籠っておりましたが、おかげさまで今日のランチ営業へ向けての仕込みは完璧に整いました!今日からの日替わりメニューは・・・「国産牛すじと野菜の赤味噌煮込み」です!寒いですから少しでも温まっていただこうと思いまして(^^)
それにしても今日は寒かったですね(**)今季初めて、ランチ営業時に靴下を穿きました(^^;)もしかしたら雪になるかも・・・なんてテレビのニュースで流れておりまして、下の娘は楽しみにしていたようでしたが、結果雪には至らず雨が多少降った程度でした。しかし確実に今季1番の寒さだったなぁ。。。この寒さと、緊急事態宣言最中で出勤を控えられている方が多いからか、今日のランチ営業はまったりモードでした。でも今は仕方がないかな、といった感じです。
8日から、東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県の1都3県に緊急事態宣言が発令されておりますが、これに伴い、政府は酒類の提供を午後7時まで、営業時間を午後8時までとします営業時間短縮要請に応じた飲食店には、協力金の支給を行うとしております。その額は、1日最大6万円、月最大で180万円です。確かに飲食店は苦境に直面しておりまして、BMも今までの営業開始時間が23時ぐらいでしたから真逆の生活を強いられる事となるので非常に助かるのですが、‘飲食店一律同額’というのには疑問を感じざるを得ません。。。
経済産業省の第3次産業活動指数によりますと、「パブレストラン・居酒屋」は、昨年4月に指数(2015年=100)が6.5、5月に7.4と大きく下落致しました。。。10月でも46.9と苦境が続いております。更に、新型コロナウイルス感染症感染拡大によりまして書き入れ時の忘年会や新年会の売り上げも消失してしまいました。。。大手信用調査会社の東京商工リサーチによりますと、2020年の飲食業倒産(負債1000万円以上)は842件と、年間最多でありました2011年の800件を上回り過去最多を記録してしまっております(**)
しかし一方で、「食堂・レストラン・専門店」や「喫茶店」は、4月5月こそ指数が30台まで低下しておりましたが、その後は順調に回復致しまして、10月は80付近まで戻していたのです。「ファーストフード」に至りましては、6月に指数が80台まで低下致しましたが、それ以外の月は概ね100を上回っております。このように、同じ飲食業でも、新型コロナウイルス感染症の影響にはかなりの‘濃淡’があるのが事実なのです。
同様の事は、協力金にも言えます。今回の協力金は、会社単位ではなく、実店舗あたり1日6万円が上限となっております。この定額の協力金は、個人・中小零細企業にとりましては十分な額であっても、大規模なチェーン店などにとりましては不十分な額と言えるでしょう。家賃が10万円もいかないような小規模店などにとりましては、過去最高売上となってしまう可能性だってあるのです(++)そんな馬鹿な話は無いでしょう。。。
仮に1日6万円の協力金が月25日分入れば、月の売り上げは150万円と同じ事となるのですからね。個人経営の小規模店は、月の売り上げ100万円いかないお店が半数以上と言われている中、この新型コロナウイルス禍で苦しんでいる人が大勢いる中で働きもせずに150万円も入ってしまったら罰が当たってしまいますよ(**)言い方は悪いかもしれませんが、‘棚から牡丹餅’のようなものです。。。
しかし従業員を10人とか抱えた飲食店や、チェーン展開をしているような飲食店にとりましては、とてもとても足りず‘焼け石に水’に違いありません。ですからせっかくいただける協力金であれば、不公平感無く、貰い辛さも無く、そして新型コロナウイルス感染症感染拡大終息へ向けての協力が足並み揃ってできるように、前年度の同月比売り上げベースで8割を補償するとかが1番良いと思うのですけれどね。何のために確定申告をしているのだか。。。ちなみにBMは、家賃が安くはなく稼ぎ時が夜中に突出しておりましたので、‘棚から牡丹餅’では全くないですが、‘焼け石に水’という規模でもありません。許された時間内での自分の頑張り次第!といったところでしょうか。まぁ売り上げが下がるのは仕方がないので覚悟しておりますが。
とはいえ協力金という名目で補償をしてもらえる我々はまだ有難いと思わなければいけません。問題は、飲食店に営業時間短縮要請をしますと、飲食店に関係する事業者にも影響が及んでしまうという事でしょう。。。例えば、飲食店に食材や酒類を納入している業者などです。これらの業者には協力金は出ません。特に、個人や中小・零細の飲食店の納入業者は、同様に個人や中小・零細の納入業者が多いからです。
個人や中小・零細の納入業者は、そもそも「卸業者」の括りに入っておらず、「小売業」となっているのです。店舗販売よりも飲食店への納入を主力としております業者は、飲食店への営業時間短縮要請が直接影響を及ぼす事となってしまうのです。例えば氷販売業者は、冬場の販売は酒類を提供する飲食店がほとんどでしょう。ただでさえ新型コロナウイルス禍で販売量が激減しているというのに、追い打ちをかけるように営業時間短縮要請で更に販売量が減少するのは必至。。。協力金の支給が無ければお先真っ暗でしょう(**)
政府は、中小企業支援のための「持続化給付金」や「家賃支援給付金」を1月15日の期限を以て申請受け付けを終了致します。個人や中小・零細の納入業者に対する政府の支援は途絶える事となるのです。こうした事態に慌てた政府は、急遽営業時間短縮要請を行う飲食店の納入業者に対する給付金の実施を決めました。飲食店への納入の売り上げが半減した場合には、個人事業者には20万円、法人事業者には40万円の給付金となります。ひとまずは良かったかと思いますが、でもこの額では、、、我々がいただく協力金よりはるかに少ないですからね。。。
この給付金が全く役に立たない企業もあります。例えばリネンサプライ業者。リネンサプライ業は、ホテルや飲食店にシーツ・おしぼり・テーブルクロス・ナプキンなどをクリーニングしてレンタル致します。納入先は、飲食店だけでなくホテルや旅館なども多いのです。ホテルや旅館では飲食も行われますし、酒類も提供されますが、あくまでも飲食業ではなく宿泊業。つまり、給付金の「飲食店への納入の売り上げが半減」という条件に当てはまりませんし、例え飲食店分で給付金を得られたとしましても、ホテルや旅館が壊滅的な状況にありますからそれこそ‘焼け石に水’なのです。
今回の緊急事態宣言では、午後8時以降の不要不急の外出の自粛と、出勤者の7割削減も求めております。そこには、確かに飲食店での感染拡大を防ぐために、そもそもの人の流れを止めるという狙いがあるのでしょう。「Go To トラベル」を停止したのも、人の動きを止める事に狙いがあったはずです。ですが、人の流れを止める事で影響を受けるのは飲食店ばかりではありません。鉄道や航空などの交通機関はもとより、ホテルや旅館も大きな影響を受けております。そしてそこに関連している業者にも大きな影響が及んでおります。緊急事態宣言は、飲食店以外にも確実に影響を及ぼすのです。。。
昨年の緊急事態宣言では、政府が「持続化給付金」などの様々な制度や、政府系融資や民間金融機関への積極的な融資を働きかけた事で、企業倒産を防いだ側面が強かったように思えます。しかし今回は、政府の支援が手薄ですので、、、ここまで何とか事業を継続してきた旅行関連や宿泊業などでは、倒産や廃業に追い込まれてしまうところが多発する可能性があるのです。。。『見殺しにされる業種』と、『恩恵を受ける業種』がある、、、その事を我々はよく理解した上で、今後どうやって地域やお客様や他業種の方へ返していけるか、よく考えて行動しないと本当に罰が当たる思いです・・・
なんか、貰える給付金を当てにして店を閉めて旅行に行っている店主がいるなんて話を聞きましたが、医療従事者や『見殺しにされる業種』の方達の事を考えますと、罰が当たってしまえ!と思っちゃいますよね(--)店を閉めるのはもちろん良し、時短要請を守って開けるも良し、考え方は人それぞれですが、旅行に出掛けるとは何様かと(-_-メ)僕は先日この日記上でお書きした通り、飲食業は必要不可欠な業種でありまして、長年続けているお店には、お客様のためにも開ける意義と価値があると思っておりますので、時短要請を守りながら、衛生管理の徹底に努めながら、BMは開け続けます。そして疲れ切ったり精神的に病んでしまった方達を励ますためにも、僕自身が健康でいないといけないとも思っておりますので、自己管理にも努めます。悩んだり迷ったりしましたら・・・お越し下さいませ(^^)いつでもってわけには今はいきませんけれどね(^^;)

2021年1月8日(金)
2度目の・・・

新型コロナウイルス感染症の感染拡大を受けまして、菅首相は7日、東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県の1都3県を対象に緊急事態宣言を発令致しました。期間は、今日8日から2月7日までの1か月間となります。予想されていた事とはいえ、2度目の緊急事態宣言、遂に発令されてしまいましたね。。。今のところ日本政府と国民は、新型コロナウイルス感染症を克服できなかったという事になります(**)
菅首相は7日夕方、首相官邸で開かれました政府対策本部で宣言を発令致しました。その後の記者会見で、「感染抑止に効果のある対象に徹底的な策を講じたい。1か月後に必ず事態を改善させる。そのためにも、不要不急の外出は控えてほしい」と国民に呼び掛けました。緊急事態宣言は、新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づきまして、7日夜官報に公示されて発効致しました。前述のように、緊急事態宣言発令は4月7日~5月25日以来2度目となります。
緊急事態宣言に従って政府が改定致しました基本的対処法に従いまして、1都3県は今日から飲食店やバー、カラオケ店などに午後8時までの営業時間短縮を要請致します。応じた店舗には、自治体が払います協力金を現在の1日最大4万円から6万円に引き上げる代わりに、応じない場合は営業時間短縮を指示し、店名などを公表すると言います。宅配や持ち帰りは営業時間短縮要請の対象外となります。
住民には、特に午後8時以降の不要不急の外出自粛を要請致します。菅首相は記者会見で、「若者への感染が更なる感染拡大につながってしまっている」と致しまして、30歳代以下の若年層に慎重な行動を求めました。他に、スポーツなどのイベントの人数制限は、「上限5000人且つ収容人数の50%以下」とします。そしてテレワークの推進などで、「出勤者数の7割減」を目指します。大学入学共通テストや入試は予定通り実施致します。小中高校は一斉休校を要請致しません。観光支援策「Go To トラベル」につきましては、緊急事態宣言中は全国一斉の一時停止を続けます。
現在2度目の緊急事態宣言が出されました1都3県は、感染状況が最も深刻な{ステージ4}に当たります。。。政府は{ステージ3}相当に下がるのを緊急事態宣言解除の目安とすると言います。東京都につきましては、1日当たりの新規感染者数が500人を下回る事が目安となります。東京都の小池都知事は7日夜の記者会見で、「状況は危機的で極めて深刻だ。1都3県で連携し、国や市町村と協力を図りながら、実効性のある対策を講じていきたい」と述べました。
現行の日本の法律では、欧米のような強固な‘ロックダウン’は実施できず、あくまでも要請ベースの対応となります。昨年の1度目の緊急事態宣言では、最終的に全国を対象に「接触機会の8割低減」など厳しい措置が出されましたが、今回は、①飲食店の時短営業、②テレワークの徹底(通勤7割減)、③午後8時以降の外出自粛、④スポーツ観戦やコンサートの入場制限、の4点が軸になります。1度目と2度目の今回、どちらが厳しい措置かと言いますと・・・期間も短いですしまぁ明らかに前回の方が厳しかった形ですね。新規感染者数は今の方が断トツで多いというのに・・・(・ ・+)
緊急事態宣言の根拠となります新型インフルエンザ等対策特別措置法では、「多数の人が利用する施設」や施設を使ったイベント主催者に対し、使用の制限や停止などの「要請」をする事もできる(45条)と定められております。こうした施設などが要請に応じない場合は、「特に必要がある」とされれば制限や停止を「指示」する事もできます。施設は政令(11条)で定められておりまして、前回は学校や保育所、劇場や映画館、百貨店やホテル、キャバレーや運動施設、学習塾など対象が幅広かったのです。
その前回、飲食店はここに含まれていなかったのですが、政府は政令を改正致しまして、午後8時までの営業時間短縮要請を行う事となりました。酒類の提供は午前11時から午後7時までとなります。午前5時から飲んでOKという訳の分からないのは無くなったのですね(^^;)その他の施設に対しましては営業時間短縮の「働きかけ」とトーンを弱めているにと対照的に、飲食店には狙い撃ちのように厳しい措置となります。その代わり支援額も拡充されておりますから文句は言えませんが。
今回の緊急事態宣言では、営業時間短縮要請に従わない飲食店を公表する方針です。そして通常国会では、営業時間短縮要請に応じない飲食店に対しまして罰則も科すよう特別措置法の改正も予定されているといいます。これは補償とセットで議論される方針だそうですが、これには大賛成ですね。やっぱり罰則は科すべきですよ、貴重な税金から補償を頂いているわけですから、今の状況下で感染拡大防止に協力しないなんて補償を貰う資格がないと思います。「協力金といったって全然足りないから営業せざるを得ない」という店の気持ちも分かりますが、まずは終息への道筋を作らないと、いつまでもダラダラと感染拡大が収まらない方が結局ダメージが大きいのは明白です。我々はそれを「Go To トラベル」で思い知らされたのですから。。。
売り上げが落ちた中小企業などを助ける持続化給付金や、家賃支援給付金は、1月15日が締め切りですが政府はこの双方につきましては延長はしない方針です。前回は国民に一律10万円配布されました特別低額給付金も、現状では再配布される予定はありません。一方、新型コロナウイルス感染症によります休業手当の一部を補助する雇用調整助成金の上限額引き上げの特例措置は、2月末に期限を迎えますがこれにつきましては延長する方針です。
また、緊急小口融資や、公庫によります無利子無担保融資のための資金は確保していると致しまして、手続きも簡素化すると言います。更に、感染拡大により逼迫する医療機関や、新型コロナウイルス感染症対応にあたっております医師や看護師への補助や支援も拡充した他、自衛隊の医療チームの体制も整えると致しました。尚、前回はパニックによる買い占めも発生致しましたが、食料品や生活必需品の供給などに支障は無いと言います。交通機関や運送、通信、郵便業者も「国民の生活の安定」のために必要な措置を取るよう特別措置法に定められております。ここら辺は前回の反省が活かされている形ですからくれぐれも慌てないようにしましょう!
緊急事態宣言下の飲食店の営業時間、なんだか午後8時以降はどこも営業していなくなるような感覚となりますが、実際のところ大手はどうなのかといいますと・・・神奈川県につきまして、マクドナルド・ケンタッキーフライドチキン・ロッテリアは1月12日から、フレッシュネスバーガーは1月8日から以下のようになります。マクドナルドは午後8時から翌朝5時までの店内客席の利用を中止、持ち帰り・デリバリー・ドライブスルーの提供は継続となります。ケンタッキーフライドチキン・ロッテリア・フレッシュネスバーガーは営業時間を午後8時までとします。ただしロッテリアでは午後8時以降持ち帰り・デリバリー・ドライブスルーでの提供をする店舗もあるそうです。
牛丼チェーン店では、吉野家と松屋が1月12日から店内での飲食を午後8時までとし、翌朝5時まではテイクアウト・デリバリーでの提供をするそうです。すき家では11月末から順次実施しておりました全時間帯での酒類提供休止を継続、てんやは1月8日から営業時間を午後8時までとします。ファミリーレストランでは、すかいらーくグループ・デニーズ・ロイヤルホストが1月8日から(すかいらーくグループの3県一部エリアは12日)営業時間を午後8時までとします。すかいらーくグループでの宅配・テイクアウトは、店内閉店後も店舗により20時/21時/22時のいずれかで受け付けるそうです。
カフェは、スターバックスが1月12日から、ドトール・エクセルシオール・カフェレクセル・上島珈琲店・カフェベローチェ・プロントが1月8日から、いずれも営業時間を最長午後8時までとします。その他、ワタミやモンテローザなど居酒屋チェーンも営業時間を短縮する事を発表しておりますし、24時間営業で知られております富士そばもさすがに午後8時までとするようです。牛角も午後8時まで営業、当然百貨店や商業施設も軒並み午後8時まで、午後8時以降食べるとしましたら持ち帰り・デリバリー・ドライブスルーしかほぼ可能性は無さそうです。でもだからこその緊急事態宣言ですからね(^^;)我慢我慢!
さて、ところでBMは?といいますと・・・当然新型コロナウイルス感染症感染拡大防止に協力すべく今日から2月7日まで営業時間を午後8時までとさせていただきますm(_)mランチ営業はもちろん継続して行っていきますので、昼飲みのお客様がいらっしゃりましたらそのまま午後8時までぶっ通しもアリだなと(^^)後は、テイクアウトやデリバリーにも力を入れないといけませんね!ご飯と味噌汁の入れ物もご用意して、1食全て済ませるようなセットもお作りしようかな(^^)来週までに考えをまとめておきます!なんとか乗り切っていかなければ!力を合わせて1日も早くこの事態を打開致しましょう!!日本人は、耐え難きを耐え、忍び難きを忍べる民族のはずです(^^)

2021年1月4日(月)
明けましておめでとうございます。
皆様、新年明けましておめでとうございます!新型コロナウイルス感染症感染拡大に伴い、初詣の自粛要請が出されておりましたので、今年は恐らくは物心ついて以来初めて初詣に行くのを断念致しましたが、、、その代わり家族揃って初日の出は見に行きました(^^)
世間が暗雲立ち込めている中、太陽はそれはそれは眩しく輝かしく上っていきました!昨年は曇り模様ではっきりと見えなかったのですが、今年は綺麗に見えたなぁ(^^)世の中も早くこのように晴れ渡ると良いですね・・・
と言いましても、まだまだ新型コロナウイルス禍の真っ盛りにいるのは事実であります。。。緊急事態宣言時とは比べ物にならない数の新規感染者が出てしまっているというのに、何処か政府も我々国民ものんびりモード。慣れというのは本当に怖いものです(**)この最中、年末年始も顧みず必死に戦っていらっしゃる医療関係者の方々には本当に頭が下がる思いです。万が一罹ってしまったら医者へ、なんて我々は簡単に思いがちですが、そのお医者さんだって同じ人間で、家族がいて自分の生活があるのです。有難いという気持ちはもちろん、申し訳ないような思いもありながらも結局は頼ってしまうしかない。せめて、お金という形でも報いがあれば・・・と思います。
我々飲食業者は、新型コロナウイルス感染症感染拡大の温床のように見られまして中々厳しい非難を浴びながらの営業となっておりますが、それでも税金を使って補償を受けているだけ有難いと思わなければいけませんね。我々クラスの小規模店でこれだけの補償をいただいていながら、「営業が苦しい」だとか、「このままでは先行き不安だ」とか言っていたら罰が当たります!後は自分の努力次第・工夫次第で何とかしなければいけないだろう!と。中には毎月の売り上げより多く補償を貰っている店もあるでしょうからおかしな話です。。。働かないで補償で食べていけるなんて考えていたら本当人間ダメになります。我々に今できる事は・・・感染対策に十二分に気を配りできる限りの対策を施し、決められた時間内の営業で、いらしていただいたお客様のために尽くす事です。
気分を明るくするために美味しい食べ物飲み物をご提供し、悩みがあったり精神的に参ってしまっている方がいらしたら話を聞いて少しでも明るい気持ちになって帰っていただく。美味しいものは人間の心を癒しますし、話を聞いて気持ちが楽になれば大きく言えば事故や犯罪抑止効果にもつながると思います。そこに今、我々飲食業者の存在価値ってあるのではないかなと。
果たしてこの状況下で店を開けていていいのか・・・悩まされている同業者の方もいらっしゃるかと思いますが、お客様にとって、その店が、自分が、存在価値があると思えば開ければいいと思います。どこの店でもできる事しかやっていないのであれば、存在価値のある店に任せて今は閉めて補償で食いつないでいけばいいだろうと。そしてお客様が「どこでもいいからとりあえずここ入ろうか」と思う人が多くなったら開ければいいのではと(^^;)そんな店やっていて楽しいのか僕には疑問ですが。ていうかそんな店無いですかね(^^;)
要は、飲食業者って絶対に必要だという事です!だからこそ継続して開けていけるために、今は新型コロナウイルス感染症感染拡大防止というその一点に重点を置いた上での営業をみんなで続けて行こうと。結局それが一番早い終息への道だと思いますし。
なんだか長くなってしまいましたが(^^;)まだまだ新型コロナウイルス感染症感染拡大は残念ながら続いていきそうです。。。心折られないように、明るさを忘れず、良い意味でドンと構えて、終息までは稼ぐという事より感染拡大防止に重点を置いて飲食業界みんなで頑張っていければいいなと!そしていつの日か、またみんなで笑い合いながら飲み交わせる日を呼び込みましょう(^^)本年も精一杯頑張りますのでよろしくお願い致しますm(_)m